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校長室だより

校長室だより

準備登校が始まりました

 

前日の大掃除に続いて、今朝は教室のドアやスイッチ、机・椅子などの消毒を行いました。

分散しての登校ですが、生徒のいる学校は、やはりいいですね。 午後登校グループも待ってます!

  

   

   

   配布物も、あらかじめ机上に     クラスの半数ずつ登校します

4月24日(金)夕立がありましたが、その後、本校野球場3塁側に虹が現れました。

良いことがきっとある!

 

年度当初に生徒に配布した文書

生徒の皆さんに伝えたいこと  

 元気に登校してくれたことをうれしく思います。新型コロナウイルスの感染防止の注意点は、3月24日・25日に各クラスで配布した資料のとおりです。今一度意識を新たにし、自分自身が感染しないことはもちろんですが、若い世代のみなさんが爆発的感染拡大の引き金にならないように行動してください。行ってはいけない場所、してはいけないことをしっかり考え、上高生として自覚をもってください。登校に不安を感じる生徒もいます。それぞれの考えを尊重しながら、みんなでこの難局を乗り越えて欲しいと思います。

 さて、もう6年も前になるでしょか、ある新聞に、歌手であり音楽プロデューサーである〝つんくさん"の手紙が載っていたのを思い出しました。夢だった「モーニング娘。」のニューヨーク公演が叶いアメリカに到着した矢先、つんくさんには、病院からあることを告げる電話がありました。喉にできたガンの再発、声帯を切除しなければ命の保障がない状況を伝えられたのです。歌手としての絶望感に浸りながら、ライブ当日、メンバーに語りかけた言葉は、「歌えるありがたみを忘れるな」という言葉でした。もうこの声では歌えない。自分もこの街で歌ってみたかった。そんな思いが込められていたのでしょうか。

 高校生の皆さんに対しては「学べるありがたみを忘れるな」という言葉がふさわしいと思います。新型コロナウイルスにより、3月は登校することもできませんでした。これからもしばらくは登校できないかもしれません。世界には発展途上の国を中心に約3億もの未就学児童生徒がいます。実に世界の子ども5人に1人が勉強できずにいます。皆さんは、保護者の方に支えられた「学べるありがたみ」を再認識し、高校生として学ぶことの意義を考えて欲しいと思います。

 学ぶことは、新しいことを知り、出来なかったことが出来るようになることです。それによって社会のルールを覚え、仕事を得ることができます。さらに物事に親しむための知識や技能が得られれば、自分の人生をより豊かにすることができます。これは、いわば自分のための学びです。学びのもう一つの意義は「貢献」できる人材に成長することです。私たちは何かの集団に属し、助けたり助けられたりしています。今皆さんが身につけている服、座っている椅子、使う教材、毎日口にする食材など、ほとんどは自分以外の人が作ってくれたものです。社会で生きる人々は、自分ができることを人のために行っています。世の中の誰かの発明や技術、たくさんの人の苦労が、私たちの生活を豊かにしているのです。社会で生きることとは、自分が出来ることを通して世の中に貢献することです。自分がどのように「貢献」していくのか、常に考えなければいけません。

 学校は、社会に出る準備の場です。「変化と多様性」が今の社会の象徴です。AIなどの技術革新、少子高齢化による社会構造の変化、職業や働き方などの変化に加え、国を超えて人や物や金が行き交うこれからの世界では、価値観や文化の異なる多様な人達と理解し合い協力していかなければなりません。このような社会で生きる皆さんには、他者と関わり合う中で、自分の考えをまとめ、それを表現でき、責任感をもって主体的に行動できるようになって欲しいと思います。そして、他者の尊重、対話を通した協力、社会の課題に対する取り組み、部活動や体験的な学習、様々な行事などを通してたくましく成長してください。上尾高校は社会の中で生きる力を育むことを大切にする学校です。地域の皆様に愛され、文化と伝統が息づく学校です。様々な機会を有効に生かし、「夢」を持ち「努力」し「感動」することを繰り返しながら、「学べるありがたみ」とともに「友と出会えるありがたさ」を感じながら、充実した高校生活を送っていただきたいと願います。 

 

令和元年度修了式 式辞

修了式は実施できませんでしたが、24日・25日のクラス別登校日で生徒に配布した式辞を掲載しますので、お読みください。

 

令和元年度修了式 式辞

 人は、未知のことや見えないものに対して不安や恐怖を感じやすい生き物です。今回の新型コロナウイルスでそのことがはっきり分かりました。2003 年に「SARS」が発生したときも大混乱しました。病原ウイルスがコロナウイルスであることが見つかり、感染経路が明らかになり、患者・病原体との接触の機会を減らせば、感染拡大は防げることが分かってからその不安感は減少していきました。この間数カ月、それ以前は数年・数十年かかった感染症もあったようです。現代の科学は不安が存在する時間を急速に縮めてきました。画期的な進歩です。

 新型コロナウイルスは「飛沫」で感染すること、「密閉空間など換気が悪く、多くの人が密集して過ごし、近い距離で会話や発声が行われる場所」が感染しやすい場所であること、またウイルスを含む飛沫に触れた手で顔を触り呼吸とともに飛沫を吸い込んでしまう場合もあること、手指を介して目・鼻・口などの粘膜から「接触感染」することもわかってきました。「感染リスクが高い場所に行かないこと」、「石鹸で手を洗う、手指をアルコールで消毒する」こと、「共用する物品を消毒する」ことや「換気をする」ことが有効な対策であると情報共有されてきました。どうすればよいのかがわかってきて不安が減少し、行動も活発化しつつあります。

 しかしながら、子どものころには、あらゆる未知のことに近づき、初めて見るもの、珍しいものに好奇心を持ち、触ったりしながら、それがどういうものなのかを探査することで、生活の範囲を広げようとしてきたはずです。すべての生物はこの間に知性を育み、スキルを磨き、環境に適応するために学習するわけです。食べる、身を守るといった「本能的にできる」と思われていることも、最初は何もできないところから、こうした経験をとおして、少しずつできるようになっているのです。これは私たち人間が本来持っている力です。

 「見えないものの実態を明らかにしていくことで不安をやわらげ、新しいことに挑戦して今までなかった力を獲得していく。」「これが自分を成長させるNICEな方法だ!」と思いませんか。学習、進路、部活動、学習と部活動の両立などの「見えないもの」は何だろう、どこを見れば、どこに行けば、誰に聞けば、実態がわかるのだろう。それを解明すれば、君たちが本来持っている未知のものへの好奇心が呼び起されて、自分の未来に向けた新しい挑戦を始められるのではないだろうか。

 

                          県立上尾高等学校長 林 昭雄

 

第60回卒業証書授与式 式辞

保護者の皆さま、在校生が不在でしたが、本日卒業証書授与式を挙行いたしました。

凛としたなかにも、卒業生からは本校への愛着が感じられ、立派な卒業式でした。

式辞を以下に掲載いたします。

 

 保護者の皆様も在校生もいない今日の卒業式となりましたが、この式場は先生方みんなで準備しました。心に残る、良い思い出となってほしいと願っています。

 着任間もないある春の日、電車の中で、座席に座る生徒を見つけました。北上尾ではないのに、鞄の中で何かを探す仕草をしていた生徒は、お年寄りが乗ってくるのと同時に席を立ち、違う車両へと向かいました。さりげなく席を譲る心優しさに上高生らしさを感じた瞬間でした。体育祭大縄跳びの大記録、参考書を手に登校した生徒、自習室で朝も放課後も学習に励む姿、相手を尊重し力の限り戦った部活動、最後まで遅刻が増えなかった皆さん、どれも、みんな上尾高校の誇りです。後輩は、記録を破ろうと日が暮れるまで大繩を跳び続け、英単語を手に登校し、遅刻も減らしました。あきらめないという大きな宝物を残してくれた皆さんに感謝します。

 努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語るとよく言われます。努力しても何日も結果が出ないことがあるかもしれません。その時にどういう自分でいられるか、何を語る自分がいるのか、苦しい時は自分を見つめ直してください。さりげない優しさとともに、どんな時にも懸命になれる皆さんの姿勢は、これからの皆さんを必ず助けてくれます。あきらめない姿勢は必ず何かを生み出します。

 さあ、数々の思い出がつまった上尾高校の校舎と別れ、新たな「先生」や「友」との出会いとともに、皆さん一人ひとりの希望にあふれた新しい扉が開きます。苦しい時には、楽しかった上尾高校での日々を思い出し、いつまでも希望を語れる皆さんでいてください。

 AI社会の到来と言われますが、新型コロナウイルスの解決にAIはその力を発揮できずにいます。物事の解決には蓄積されたデータに人の知恵とアイデアが必要だと改めて考えさせられました。ウイルスの研究やワクチンの開発。見えないものへの恐怖にパニックを起こさない心理の研究。在宅ワークを可能にするITネットワークの構築。オンライン教育プログラムやウイルスの付着を防ぐ商品の開発など、解決できるのは皆さんです。上尾高校で培った粘り強さに豊かな発想をプラスして社会に貢献してください。期待しています。

 桜舞う4月、多くの仲間と出会ってから3年、いつの間にか時は流れ、今日は卒業の日。皆さんが残してくれた思いや情熱、皆さんが示してくれたあきらめない姿勢は後輩にも私たちの心の中にも、いつまでも受け継がれていくことでしょう。一人一人の夢の蕾が、やがて花開くことを願っています。3年間皆さんを見守り、励ましてくれた保護者の皆さまも、本日のご臨席は叶いませんでしたが、同じ気持ちだろうと思います。感謝を忘れないでください。これで最後になるのかと思うと切ない思いでいっぱいですが、この状況が終息し、皆さんがまたどこかで再会してくれることを願い、そして素晴らしい卒業生の門出を祝し、式辞といたします。「卒業おめでとう。」

 

 保護者の皆さま、関係者の皆さま、本日は誠におめでとうございます。本校教育の推進にご理解とご協力を賜りましたことを、この場をお借りして厚くお礼申しあげます。卒業式を迎えたお子様の姿をご覧になり、感激もひとしおのことと存じます。本人たちの努力もさることながら、皆さまに支えられ、励まされ、応援をいただきながらこうして卒業を迎えました。お子さまを通じて生まれましたこのご縁、引き続き、上尾高校の発展のためにお力添えくださいますようお願い申しあげます。

 DVDを制作いたしました。4月中旬ごろまでには各家庭にお送りいたしますのでご覧ください。本日は、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。

 

                令和2年3月14日 埼玉県立上尾高等学校長 林 昭雄

 

倫理の授業

        

            

 

 昨日は、「自分の考えを人に伝える」授業です。自分の興味関心があるテーマについて調べ、レポートを作成し、グループ内で発表するというものでした。この日は1学年の3クラスで行われました。「アプリとスマホの使い方」「環境問題」「食品ロス」「ブラック企業とは」「働くということは」「地球温暖化について」「制服について考える」など、テーマは多岐にわたっていました。

 先生から「伝え方のポイント」や「発表の聞き方」などの説明を聞き、いよいよスタートです。1人5分の説明の後、質問タイム2分。「この間誰もしゃべらない沈黙の時間があってはいけない」と最後の説明があり発表開始!

 資料をつくり、それを見せながら、自分の言葉で説明できた生徒もいました。原稿を読むだけの生徒もいましたが、これから経験を重ねるごとに上手になることと思います。

 発表者をリスペクトするコメントや質問が多く出ていたのが印象的でした。入学して1年がたとうとしていますが、生徒の成長を感じた一日でした。

 

研究授業のとなりの教室

 

 研究授業の隣の教室では「数学」が行われていました。今日は「証明」。先生が説明した後は演習です。解答が出来上がったら教室後方で待つ先生に解答を見てもらいます。合格すると、「まだ未解答の生徒は、その生徒に説明してもらっていい」というルールになっているようです。しばらくすると教室内を歩く生徒がだんだん増えてきました。あちこちで説明する生徒の声がします。
 「全員正解、というわけにはいきませんでしたが、多くの生徒が理解してくれたようです」と授業者は話してくれました。