校長室だより

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修了式校長講話(成功体験から多くを学ぶ)

令和5年度修了式校長講話

 

ー 成功体験から多くを学ぶ -

 

 人間(皆さんも)誰しもが「できた」、「自信が無かったが、何とか成し遂げられた」という成功体験をお持ちであろう。私にもいくつかそのような秘め事があります。思い返してみると、ほんのちっぽけであったことですが、自分にとって大きな自信となった出来事であり、のちに、永遠に心にしまわれていき、たまに引き出しから出して自慢できるものだと感じています。

 

 ・逆上がりができた   ・100m泳ぎ切った   ・リフティングができた

 ・変化球を習得した   ・検定試験に合格した   ・目標個数の英単語を覚えた

 ・語学をマスターした  ・ダンスを習得した    ・会社運営が軌道に乗った

 ・目標であった志望校や進路先に内定した

 

 成功体験を大切にして生きていくことは、自己の成長やポジティブな心構えを促進する上で非常に重要なことです。成功体験は、自らの生き方に自信をつけたり、目標を達成するためのモチベーションを高めたりするのに役立ちます。

 以下、何故成功体験を大切にする必要があるのか、その理由と方法をいくつか挙げてみます。

 

 1 自己肯定感の向上:

 成功体験は、自分の能力や価値を肯定的に評価する上で重要です。成功体験を振り返り、自分の達成できること、できたことを実感することで、自己肯定感(自分自身が今の、ありのままの自分を認めて尊重すること)が高まります。

 2 モチベーションの維持:

 達成した成功体験は、次の目標に向けてのモチベーションを維持するのに役立ちます。成功体験を振り返ることで、困難に直面した時でも前向きな姿勢を維持しやすくなります。

 3 成長の証拠と学びの機会:

 成功体験は、自分の成長や学びの証拠となります。成功したことから得られる喜びや満足感は、自己啓発やスキル向上の励みになります。

 

 また、成功体験を大切にするためには、次のような方法があります。

 

 1 振り返り:

 成功した経験を振り返り、その時の感情や状況を思い出します。その成功をもたらした要因や自分の取り組み方を考えます。

 2 目標設定:

 成功体験を積み重ねるために、明確な目標を設定します。小さな成功を積み重ねることで、大きな目標に向けて進んでいきます。

 3 共有とフィードバック:

 成功体験を周囲と共有し、フィードバックを受けることで、さらなる成長や学びが得られます。周囲からのサポートや励ましも、成功体験を大切にする上で重要です。成功体験をした。努力の結果得られた仲間や周囲の人をほめるとともに、ともに喜びあうことが大切です。そうすることで他人から認知された仲間の心の中には、自信と勇気がわくと思います。

 

 成功体験を大切にすることは、自己成長やポジティブな心構えを促進するだけでなく、より充実した人生を送るための鍵となります。前述したように、他人へのリスペクトは忘れないでください。

 

 さて、遠い昔の記憶になるかもしれませんが、自転車に乗れた喜びとは、皆さんが最初に得た成功体験の一つではないでしょうか。

 自転車は人力と器械が調和して初めて体(たい・てい)を成す乗り物です。初めて自転車と対峙するときは、二点しか地面と設置しないこの奇妙な乗り物が、果たして意のままに操れるものなのであろうか、疑問に思うことでしょう。乗れるまでにはとてつもない修練が必要であることは幼心に響くと思います。何度横倒しになってもめげずに、ペダルを踏み続けた人だけが、走る体感を得られるのです。その喜びは、幼少期であっても誰でも記憶に鮮明に残っていることでしょう。

 

 そうした試練のあとの乗り心地とは、単調な平地を走る爽快さから、ギアを変えずに坂道を上る苦しさまで、人生そのものであり、人の生きざまそのものをあらわしているようです。

 ゆっくり走れば不安定になり、速く走れば車体は安定する。その感覚を知ると、わざと倒れようと思っても倒れることはできない。私たちは行きたい道を自転車に乗り、操ることで、思うままの方向へ向かっていけるのです。

 

 そこで、あらためて私たちは感じるのです。自転車に乗ることで、人生最初の成功体験と、これからどんな困難に立ち向かって意向とも、必ず1人で走っていける自信をもらったということを。

 

 新たな春を迎えます。出会いと別れが旅立ちという名の下でやってきます。目の前の坂がどれだけ急かはわかりませんが、自分が行くべき道ならば、志した道であるならば、よろけることなく進みたいものです。そのために、体重を乗せてしっかりペダルを踏み続けましょう。踏んでいかねば転倒します。時にはギアを変えてスマートに。時にはスピードを上げて颯爽と。

 

 そのひたむきな姿勢が自分を確かな成長に導いてくれるはずです。

 皆さんの御活躍を心より期待しています。

 

                                     校長 嶋村 秀樹

式辞(第64回卒業証書授与式)

令和5年度第64回卒業証書授与式

 

 校長 式辞

 

 式辞 ここ数年で国際社会情勢、日本経済の根本、教育界全体の在り方や、今まで変革を要しなかった不易の流れが、大きく変わったこと等を、今まさに実感しています。あわただしい毎日を過ごしている中でも、季節の変化が、本格的な春を連れて来ようとしています。暖冬が続くと思いきや、降雪に悩まされる事態に対応せざるをえない様相は、まさに自然現象に立ち向かう我々が持つ、力の小ささを露呈しているかのようです。

 

 しかしながら、元日に発生した能登半島を中心とする震災においては、多くの方々の犠牲の下、あの時を忘れないという強い気持ち。協力・協調・協働の基、力強く生きていくという、人間が元来持つ屈強な精神力を感じてしまうのは、私だけではないはずです。今でも多くの方々が避難所生活を強いられ、学校生活や卒業式をも満足に行うことができない現状を垣間見ると、今日のこの日を迎えられた事は何物にも代えがたい感があります。まずもって、被災された皆さんに対し、お見舞いを申しあげるとともに、尊い命を落とされた方々への哀悼の意を表したいと思います。

 

 私自身、三年間の就業を、ここに終える皆さんに対して、このよき日に、式辞という形で言葉を伝えることができることは、本当にうれしい限りでございます。

 

 本日は来賓席より、PTA会長様 をはじめ、本校の学校運営を支えていただいた、学校評議員の皆様方に、御臨席賜りましたこと、このよき日に、式場全体に、花を添えていただいたことに対し、最大限の感謝を申しあげます。本当にありがとうございます。

 

 只今卒業証書を授与され、ここに晴れやかに卒業を認定されました、三五六名の卒業生の皆さん、卒業誠におめでとうございます。また、ここまで御子息、御子女の成長を見守りつつも、三年間の中で、幾多の困難に遭遇しながら、共に前を向き、歩んでこられた保護者の皆様方に対しましても、本当におめでとうございます。という言葉を述べさせていただきたいと思います。

 

 さて、冒頭に申しあげた通り、幾多の困難に打ち勝つこと、変革の波に乗る。のまれないためにも必要になってくることは、目線を変えて物事に対峙することなのです。プロゴルファーがカップインを狙い、グリーン上の様々な位置からボールを見るのは何故か。また、映像の臨場感を増すため、テレビ局の番組制作者はドローンを多用し、鳥瞰図のように広義的な視野の中から、位置や方向づけを見出す工夫をするのは何故か。それは、固定化された場面から全体を把握することも大切ですが、主観に頼らず、より客観的に事態を把握することが大切だと感じるからです。単一的な視野から見る景色と、複眼的視野から見る景色との差は歴然な差があり、固定観念からの脱却がいかに大切かを教えてくれています。

 

 また、大局的に自らの思考や裁量権を行使するためには、物理的・精神的な中に宿る「余白」を利用する、楽しむ心も大切であると言われています。「余白」とは、作成した文章の四方向に発生する空白部分であり、通常、多くは何も記されない、記述されない部分です。この部分にあえてものの見方や思考、考察、判断や情報を記し、中心部に清書して文言化、文章化することが考察力を深化させる方策として提唱させています。行動面からは、「余白」の中に「余裕」をもって生活することが求められます。普段よく目にしているホームページや、モバイルから提供される情報も、びっしりと詰まっていてカラフルなものよりも、シンプルなものの方が見易く捉えやすく感じます。また、行きたいページや箇所を見つけやすいという利点もあります。

 

 いくら、仕事上で活躍しても、類まれな技術や創造力をもっていても、白の「余白」 = ゆとりや空白がないと、黒の部分 = 本質が台無しに。スケジュールがビッシリで忙しい。個人的な時間がとれない。趣味や余暇に時間が割けない。心のゆとりがないというのは、白(余白)のバランスが悪いからなのです。

 

 「余白」は主に物理的な空間や時間の空白を指し、余裕は心理的なリソースや能力を指します。両者を組み合わせることで、より充実した生活や効果的な仕事をすることができます。「余白」を持っていると、「余裕」が生まれやすく、逆もまた然りです。

 

 昔から、「親の背を見て子は育つ」と申します。さらに今は、親の生き方までを、子が注視する時代になったのかも知れません。卒業する皆さんは、これから様々な道を歩んでいきますが、身体的・精神的・社会的に良好な生活をおくるとともに、自らの姿そのもの、生き様に対し、他人から憧れを抱かせるような人物になっていただきたいと思います。行動に対しては常に一呼吸置き、「余裕」を持つ中から「余白」を楽しみながら充実感を持つ。工夫する生き方を実践していってください。また、その中で共存する、共生していく仲間たち同士が、幸せや、生きがいを感じられるような社会づくりに、皆さん自身が貢献していただきたいと思います。明るい未来を構築できるのは、若い感性を持続することができる、ここに集った三五六名なのです。

 

 最後になりますが、お子様の成長を喜び、本日を迎えることができた保護者、御家族の皆様、繰り返しになりますが、本当に御卒業おめでとうございます。月日が流れるのは早いものです。今後ますます、その情景が心に染み入り、振り返ることになるかもしれません。また親子で気持ちが高揚することも、今日が最後になるのかも知れません。なぜならば、お子さんは明日から成人として自らの意思で行動していかねばならないからです。是非、今までの生活全般をかえりみるとともに、今日がより良い一日となるよう、心ゆくまでお話合いいただければと思います。

 

 卒業生の皆さん。皆さんが残してくれた魂の片鱗を、ひとかけらだけでも良いのです。是非、上尾高校の若い命の泉に残していっていたければと思います。

 

 持続的な幸福を夢見るとともに。

 上尾高校は永久に皆さんの、我らの母校なのです。

 本日は誠におめでとうございます。

 

 令和六年三月九日

                     埼玉県立上尾高等学校  校長  嶋村 秀樹

 

今年度末最終評価をいただきました(学校評価懇話会)

懇話会テーマは「正常化した学校行事を体験して」です。

全日、定時制生徒会関係、日々学校内で光り輝き、活躍している生徒に参会願いました。

評議員さんを含めて熱心な協議が行われました。

 

会の終了後も生徒間同士、全定のコラボや協力体制の下、行事を盛り上げたいと、話し

合いを続けていました。

学校評価や完成したシステムシートはこの後HPに掲載します。

令和5年度第3学期始業式講話より

令和5年度第3学期始業式講話

 

 皆さんおはようございます。(定時制課程向け:こんばんは)新たな年を迎えることができました。生徒の皆さんにおいては、大きな事故の報告もありませんでした。各々が家族や親戚、友人らと楽しく年越しを過ごされたことと思います。

 元日には北陸(石川県を中心に)で大地震が起きましたが、未だ行方不明者が多数いらっしゃいます。亡くなられた方も三桁を超え、令和始まって以来の大震災となりました。また、連続して航空機事故も発生しました。自然の猛威の中で人間はちっぽけなものと思いましたし、命を大切に生きていきたいと感じました。お悔みを申し上げるとともに、亡くなられた方々の御冥福をお祈りしたいと思います。皆さんも心の中で祈ってください。また、いつ何時この関東地方にも自然災害が起きるかわからないという危機感を常に持ち、日ごろの学校生活を真面目に行いながら、過ごしていっていただきたいと願っています。

 さて私は、年末にある本屋に立ち寄り、ベストセラーのコーナーから『リセットの習慣』という本に出合いました。皆さんは「自律神経」というワードはご存じだと思いますが、自律神経をくくって考えるには「交感神経」と「副交感神経」があることをまず覚えてください。「交感神経」とは、自分で、自分の意志で動かすことのできるもの(手・足・口)です。反して「副交感神経」とは、自分の意志では動かすことのできないもの(血管や内臓)などです。

 簡単に言えば「交感神経」は車のアクセルペダルのようなものであり、運動をしたり、緊張したりするときに高まるように出来上がっています。一方、「副交感神経」は車のブレーキのようなもので、リラックスしているときに優位に働くものです。

 皆さんの生活の中で、朝起きてから一日を始めるため活発になる、「活動モード」と就寝に近づき、体を休めリラックスに向かうため活発になる、「休息モード」の両者の割合などが狂い、体調が悪く、精神が安定しないことはありませんか?起床時間になっても起きない、就寝時間になっても寝付けない。夜にスマホやゲームに没頭しすぎたり、昼夜逆転していたり、起床し、「交感神経」が稼働できずにいる。また、夜中に体を休めるべき時間に活動をしていることが多くなると、当然「副交感神経」が優位に働きません。そのように人間の体は出来上がっているのです。最高の力を最適な場所や時間帯に発揮できるのは、まさにこの2つの神経が、体内で上手く働いているからなのかと思います。

 人の身体は、流れに乗ることは得意であり悪循環に遭遇するようにできているのです。

 一方で、流れを変えるのはとてもは苦手なのです。

 

〇アフターコロナで変えたい流れとは(実践をもとに)

 体調がすぐれない、なんとなく元気がない、学校に行きたくない、友達と交わることも特に楽しくない、勉強や部活動に身が入らない。 → 悪循環=欠席過多、不登校

 ・戻そうという気持ちから、新たに始めること(強めに自分にリセットをかけること)

  なんとなく続けていることから、思い切って変えてみることが大切なのです。

 (例)本書を参考にし、自分なりに行っているリセットは以下の通りです。

    ・新しい朝の習慣をつくる。(交感神経を向上させ活動的に)

      散歩、湯沸かし、朝食の用意、着替え順をつくる

    ・プラスワンを試す。(自分から相手にアプローチ)

      いろいろな方々への声掛け(店員さん、運転手さん)、感謝の意

    ・一日の流れをイメージする。(就寝前なら次の日の行動を考えて)

      電気を消す前に(主にウオーキングの経路、会議、発言、原稿)

    ・ゴールではなくスタートを目指して生きる。(進路決定、合格、その後4年間)

      退職後に向けたイメージづくり、思い切った断捨離

 なんとなく自律神経について把握できる本書を、機会あったら流し読みしてみるのも良いのではないでしょうか?人間とはホントにちっぽけな存在でありますが、精神的にもろく、自分でよい流れを遮断している人がほとんどです。リセットしながら、神経の流れを良い方向に向けてください。

 本書はリセットの方法について項目をたてて多く紹介しています。

 残り少なくなった令和5年度を有意義に過ごすために。自己の進路を切り開いていくために。

 今、小項目の変化をつけながら生活してみることはいかがでしょうか。

                      以上で始業の講話(挨拶)を終わりとします。

 

※(参考文献) 小林 弘幸 氏  『リセットの習慣』(日経ビジネス文庫)

令和6年始動

新年あけましておめでとうございます。

元日に北陸にて、大型の地震がありました。被害に遭われた方々には、お悔やみ、お見舞い申し上げます。

令和6年、辰年、天にも昇る勢いで学校を活性化させていきます。そして、地域の方々から信頼を得て、『埼玉に上尾高校あり』を体現します。生徒が生き生きと成長するにするには、教職員の弛まぬ努力が必要です。地に足をつけ、全員が思う存分活躍できるよう、所属長として地ならしをしていきます。

 

どうぞ今年も上尾高校をご贔屓に、宜しくお願い致します。

皆さんの御健勝、御活躍を、心よりお祈りいたします。

 

令和5年度第2学期終業式講話より

令和5年度第2学期終業式講話

 

 皆さんおはようございます。(定時制課程向け:こんばんは)令和5年もあと少し(数日)を残すばかりです。様々な出来事を思い返しながら、新しい年を迎える準備をしていただければと思います。

 さて、令和6年(2024年)7月3日は何が行われる日でしょうか?
 20年ぶりに、お札(紙幣)日本銀行券の図柄が変更となります。

 千円札は、破傷風(世界中の土などの環境に存在します。土などで汚れた傷(きず)から、破傷風菌芽胞が入り込み、傷のなかの酸素のないところ(嫌気状態)で菌が増え、毒素を出す恐ろしい病気です。)を予防・治療する方法を開発した微生物学者で、「近代日本医学の父」と呼ばれている北里柴三郎を肖像に採用することになりました。柴三郎は、「医者の使命は病気を予防することにある」と確信するに至り、予防医学を生涯の仕事とする決意をしました。

 五千円札は、津田梅子(津田塾大学の創設者)アメリカ生活の中から、女性の地位に大きな差があることに衝撃を受け、奨学金制度や「女子英学塾(現在の津田塾大学)」を創設し、日本の女性の地位向上に尽力しました。当時の日本には、女性が高等教育を受ける機会はほとんどなく、自立にはほど遠い状況だったようです。

 そして一万円札はご存じの通り埼玉県にゆかりのある渋沢栄一です。会社設立や、大学の創設、慈善事業に従事した渋沢栄一の偉業については時間の関係上、この場でお話はしませんが、今回はこの3名を代表し、渋沢栄一の「欲を持つこと」について触れたいと思います。

 その前に、この3名に共通することとはいったい何でしょうか?答えは、広い視野を持っていたこと、海外の現状を日本に照らし合わせ、いかに日本の発想や現状が遅れをとっているのかを、早期に見抜いたことではないでしょうか。

 また、様々な挫折の中から自己の方向性を見出し、研究と修養を実践したところも同様です。

 渋沢栄一の人生は挫折と波乱万丈のものでした。

 挫折①

 元々は尊王攘夷派(天皇を敬い、外国人を日本から追い払う)の志士だったのに、若気の至りのクーデター(高崎城を乗っ取って幕府を倒す)に失敗して徳川慶喜に仕えることになった。

 挫折②

 第二のキャリアがスタートしたと思ったら、大政奉還(徳川慶喜が朝廷・明治天皇に政治をする権限を返還した出来事)でそこから先のキャリアが望めなくなった。

 挫折③

 明治政府で第三のキャリアがスタートして大蔵省のナンバー2まで上り詰めたものの、トップとぶつかって辞職することになった。

 渋沢栄一が度重なる挫折にもかかわらず、日本の経済力を高めることに貢献できたのは、未来を信じることができたからともいわれています。こうあるべきだ、こうありたいという野心に燃えていたからなのでしょう。

 

無欲は怠惰の基である

 

 欲がないのは現状に甘んじ、何も課題を見出さず、ただ受け入れている状態であることを、渋沢栄一は説いています。

 欲望を正しく使うか、悪く使うか、使い方によっては争いが起きる。渋沢栄一のみならず、前述した2人も同様、官尊民卑(政府が絶対で民間を見下す差別的な思想)の時代背景があった中、世の中をもっとよくしたい。世の中の人のために尽くしたい。民間の活力を向上させたいという大きな欲が、功績となって生まれたのだと思います。

 皆さんも是非現状に満足することなく、新たなステージ(学年があがる、卒業する、上級学校に行く、就職する)で幅広い分野で力を発揮することを、心より期待しています。

最後に

学問は一種の経験であり、経験はまた一種の学問である

                              渋沢栄一「学問と教育」より

 

 経験によって得られる理解は不可欠です。どんな時代でも、机上の理論だけでは太刀打ちできません。行うことはすなわち学ぶことです。

授業公開及び第2回学校説明会 お世話になりました 御参会に感謝いたします

本日は午前中が授業公開、午後は学校説明会が開かれました。

沢山の受検生の皆さん、学検まで残り102日を切り、徐々に勉強の分量も多くなり、ペースもあがってきているのではないでしょうか。親子で一生懸命話に聞き入る姿は、とても新鮮でした。

 

 本日のメニューは...

 1 オープニング 演劇部・吹奏楽部

 2 進路状況説明 進路指導主事

 3 学校説明   生徒会役員

 4 入試説明   教頭

 5 エンディング 筝曲部

 

 その後、希望者の方に対し、個別相談が行われました。

  

  

  

 次回は1月13日(土)です。皆さんを全力で応援させていただきます。

 是非申し込み、御参加いただけることを楽しみにお待ちしています。

 本日はお世話になりました。

 

 

開催されました 未来学び研究授業

地歴公民科の岡田教諭(マイスター)における研究授業・授業公開が行われました。

教育局関係、東京大学、県内の先生方の熱心な視線と参観の下、「政治経済:国民所得と経済成長の講義が、生徒のグループ活動をメインに行われました。

   

  

メイン課題として

 

 〇国の豊かさを基準として考えられるものを、挙げてみよう。

 〇あなたにとって豊かな国はどんな国ですか。

 

各グループで話し合い、考えたものを付箋紙に起こして、重要度の高低で貼り出してみました。

若者らしい発想があふれ、参観者の皆さんも納得されていました。

これからは総探も含め、是非外部と連携しながら、学んだことを外部発信(アウトプット)できる能力が必要です。自ら考えているだけでなく、伝えること、意見を言うことで、知識定着が何倍にもなるのです。

3年生のこの時期になっても、斜に構えたり協調性の無い生徒が皆無なのも、本校がいかに優れた生徒集団の集まりかということを知ることのできた時間でした。

 

 

校長より

ps:

ご心配をおかけしましたが、体調も戻りつつあります。今後も相変わらずのご協力とご支援を賜りたく存じます。保護者、受検生の皆様方、様々な場面で上尾高校にいらしていただき、学校に対して忌憚のないご意見を頂ければと願っております。体調管理に留意し、折り返し地点から徐々にペースを上げていきたいと考えております。 

 

 

共に創りあげていこう 未来に向けて

令和5年度第2学期始業式校長講話

 

 みなさんこんにちは。

  暑い夏を乗り越えながら、皆さんとまた巡り合えた喜びは格別です。大過なく皆さんがまたここに参集していただけたことを本当にありがたく思います。二学期は多くの学校行事があります。クラス、団体、部活動の枠を超えながら、素晴らしい発表の場としてほしいと思います。

 今年度は、わがままを言って、同窓会にもお願いをしながら、上尾高校応援タオルマフラーを復活、作成をしました。教頭先生にお願いをして作ったのですが、文化祭の場で販売しますので、是非皆さん、またはご家族、お知り合いを含め、購入いただければ幸いです。手に取りながら上尾高校を心底応援していこうではありませんか。この夏の慶應義塾高校の応援、活躍の現実を目の当たりにして、皆さんはどのようにとらえましたか。野球のスタイルやありかたを考えること以上に、応援、母校愛という部分から感じ取れる何かがあったように感じます。

 また、同窓会にもお願いをして、資金を調達してもらいました。多くのOBや、OGの皆さんにご協力いただきながら、ホームカミングデイを成功すべく、同窓会を実施しながら、多くの卒業生の皆様に、ご来場賜りたく、準備していこうと考えています。

 皆さんも、伝統ある上尾高校のいずみ沸く母校への忠誠心を忘れることなく、卒業後も愛校心を持ちながら、生活して行こうではありませんか。

 三年生同様、私もこの三月で卒業となります。

 皆が集まり、皆で語り合い、皆でつくりあげる学校行事に、多くの方々が関心を持ち、互いに参画していることを忘れずに、この学期を過ごしてください。

校長より【第1学期終業式】

 

子を持つ親の思いとは 

 7月15日(土)、16日(日)と、さいたまスーパーアリーナにて4年ぶりに進学フェアが開催され、大盛況のもと幕を閉じました。3部構成で入場制限を設けながらも、多くの来場者があり、活気のあるイベントであったと感じました。上尾高校のブースも切れ間なく受検生とその親の姿が見受けられました。かかわっていただいた方々には厚くお礼申しあげます。

 もし自分が入試を経験する時期にこのようなイベントがあったら、親と一緒に会場に行ったであろうかと考えたら、自分の時代ではありえなかっただろうなと思いました。別に煙たがることでもなく、行動をともにしたくないと思うことでもなく。あのころ、自分のことは自分でやるということが当たり前であったように思えます。親の考えも一緒でした。保護者とブースを訪れる風景や、行動を共にする姿を見ると、真剣にお子さんの進む道を考え、後押しする気持ちが十分に伝わってきました。子を持つ親の気持ちとはまさにこのようなことなのではないのかもしれません。親の気持ちをしっかり受け止めながら成長する。過保護という概念は捨てて、成長期に甘えることも必要なのかなと強く感じました。 

 こんな私も一度だけ大きくありがたかった、親からの愛情を感じたことがありました。高校入試の発表の日、合格番号のボードを確認する道すがら、前方から歩いてくるスーツ姿の男性を見て、父親であることを確信しました。なんと父親は満面の笑みを浮かべ、ピースサインを出していました。「合格?」とすれ違いざまに聞きましたが、頷いたまま仕事に向かいました。普段ちっとも自分に向き合うこともなく、勉強しないことに腹を立て、怒鳴られてばかりいた父親が心配し、朝早くに受検校に来ていたとは、一緒にいた友人は笑っていましたが、妙にその時は恥ずかしい気持ちはなく、ありがたい気持ちでいっぱいでした。晩に家に帰り、感謝の気持ちと今後の決意を述べた事を覚えています。そんな父親も、四年前に他界しました。毎日仏壇にお茶を供えるのが日課です。なんでもう少し話し合えたり、怒られたりしてもらえなかったのか、今思えば、後悔ばかりです。 

 さて、「親からの厳しい愛」といえば真っ先に思い浮かぶのが、「獅子はわが子を千尋の谷に落とす」ということわざが思い浮かびます。子供が自立すべき時期がくると、母親が子に餌を与えず、または運ばないで自立を促す厳しい愛情行動に出るのは、ライオンから小鳥まで、例外がないようです。 

 これまで子ライオンに愛情をたっぷり注いで育てていた母ライオンが、子離れの時期になると、手の平を返した態度で子ライオンを追い払うシーンを撮った番組を見たことがあります。映画「キタキツネ物語」にも同様のシーンがあります。優しかった母ギツネが子ギツネを自立させる時期と判断すると、態度を急変させて子ギツネを追い払います。 

 母親の急変した態度の理由がわからない子供は激しく追いすがり、厳しい自然環境の中で子供の生きる唯一の道は突き放すことだと知る母親の子への牙は、時には死闘です。いつ親が食われるかわからない弱肉強食の世界で、子供が自分で狩りができなければ生きていけないと知っているのは親側だけなのです。このように厳しくしつけながらも、子の自主性を尊重し、生徒個で生活していく、自活する術を磨くという経験も成人前に持ち得ていく必要な力であると考えます。 

 人間社会ではここまで露骨なことはないと思いますが、いつの日か一度このように親離れする時が来ると思います。しかし自活することは全て親離れする事ではありません。生活の援助やアドバイスを聴きながら、将来的には親の面倒をしっかり見てあげることも必要です。

 いつまでたっても親は親、子は子であり、老いてきた自分と親を重ね合わせ、自分の人生を顧みる日がやってきます。私自身がまさにその時期に差し掛かっています。 

 進路を決める時期、向学心に燃え塾に通う時期、気候に合わせ、羽根を伸ばす時期、趣味に没頭する時期、恋愛の時期、まさにこの夏が自分を変える、変えてくれる、チャレンジする時期です。是非親に甘えられる部分は甘えながらも、将来的に恩返しができるよう、精一杯努力し、自活する力をつけながら、学校生活を悔いなき者とするよう、努力してみてはいかがでしょうか?

 「孝行する時に親はなし」、後悔する前にきちんと自分に向き合い、自己の成長を親御さんと共に喜べる、そんな学校生活を送っていただければと思います。

彩の国進学フェア終了

多くの受検生、保護者の皆様方におかれましては、上尾高校のブースにお越しいただき本当にありがとうございました。この後は、学校独自の説明会やオープンスクール、文化祭などの行事も実施することになります。是非上尾高校に足を運んでいただき、生徒の生き生きとした態様を確認していただければ幸いに存じます。

  

暑さ厳しくますます夏本番になりますが、お体に御留意され、学習に集中していただければと思います。上尾高校で皆さんの元気な姿を拝見したく、御来校を心待ちにしています。

校長

学校評価懇話会開催

13日(火)に学校評議員会の後学校評価懇話会を開催しました。

規制明けの学校生活について、生徒主体に発言をもらいながら、評議員の皆様から意見をいただきました。学校行事に対する意気込みや、全定、課程の垣根を超えた共同行事の開催実現など、前向きな意見や発想を聴くことができました。

  

  

次回は3学期に行い、年間の評価をいただきたく存じます。

よろしくお願いいたします。

授業公開(在校生保護者、中学生)・学校説明会

13日(土)に授業公開、学校説明会を実施しました。午後はPTA総会及び進路状況説明会と盛りだくさんな一日となりました。

特に、今年度からこの時期に行おうと企画した説明会(3会場)は、大盛況でとても満足していただきました。

今後の生徒募集活動にも御協力いただけるようお願い申しあげます。

  

  

令和5年度第66回入学式校長式辞

 式辞

 

 春一番はいつ頃吹いたのであろうか。外套やマフラーが不要になったのはいつであったのか。国際的社会情勢の変化とともに、あまりにも世の中の流れが早く、その波にのまれそうになっている今日この頃です。

 入学式前後はとかく気候の変動が激しく、厳しさを教えてくれる様相を呈しています。しかしそれが過ぎ去ると穏やかな季節となります。春本番、桜の開花がとても早かった学年末、春季休業でしたが、晴れの舞台をいち早く準備してくれた季節の風物詩に感謝せずにはいられません。自然の摂理には従いながらも、共存しながら学校生活をスタートさせていきたいものです。

 

 ただいま入学を許可されました三六九名の新入生の皆さん、上尾高校への入学誠におめでとうございます。また、ご列席いただいた保護者の皆様におかれましても、長い受検生活を終え、ほっと一安心。感慨深くこの日を迎えられたと思います。重ねましてご子息、ご子女のご入学に対して、お祝いの言葉を述べさせていただきたいと思います。

 本日は、来賓としてPTA会長様、PTA副会長様をお迎えいたしました。新入生の皆さんに対して後ほどご祝辞を賜りたく存じます。どうぞよろしくお願いいたします。教職員共々晴れの舞台に対し、前途を祝していければと願っております。

 

 上尾高校は伝統校です。地域の方々の熱い思いに応えるべく、校訓「文武不岐・自主自律」を真正面から受け止め体現できる。伝統の重みを感じながら、この学び舎の中で、夢を描き、夢を語り、自己実現を目指してください。

 

 本日の始業式で、論語の一説からこのような言葉を在校生諸君に送りました。

 

       知者は惑(まど)わず  

       仁者は憂(うれ)えず  

       勇者は懼(おそ)れず

 

 知者とはいろいろなことを知っている人です。ただそれは単なる知識を兼ね備えているだけではありません。今まさにある国会議員が自己の知識をひけらかし、暴言をはいたりして、国政の場を荒らしています。人としてどうあるべきかということも理解しているのが知者です。利己的すぎる知識で論破しているだけでは、組織全体に迷惑をかけるものです。知者とは自信を持って行動できる人でぶれない、迷いのない人なのです。

 

 仁者は思いやりの気持ちや誠実さを兼ね備えている人です。自分が壁にぶつかったり、困難な状況にある時などは、人にやさしく接することはとても難しいものです。しかしそれができるのが仁者です。自己犠牲のもと、他社との共生を心がけて、寄り添う気持ちを持っている人です。まさに懐が深くおおらかな心の持ち主なのでしょう。人々に安心感を与えられる人です。

                        

 勇者はどんな時でも決断力と実行力を発揮できる人です。正しいことはわかっているが、決断することに対して臆病になることは多いものです。しかし迷わずに実行できる力を持っているのが勇者です。実効性に裏付けられた、勇敢な姿勢です。本来的に組織をまとめ上げる人物に求められているのは、この勇者の姿勢です。重大事項への対応と、判断、曲げない意思など。リーダーとして持ち合わせるべき姿なのでしょう。是非皆さんもこのような資質を持ち合わせ、将来的なグローバル社会を牽引する指導者になってください。基盤、基礎を造るのが上尾高校です。

 

 日々の授業の中で、基礎知識の充実、興味関心のあることへのあくなき探求心をもって、知者に近づいていくことの努力を重ねてください。また、学級活動や特別活動、総合的な探究の時間、多くのコミュニケーション活動を通じて仁者である公共的資質を養っていただきたい。また、部活動など、自己の鍛錬の場で自己の意思を強固なものとして、校訓を体現できる強い、屈強な自分の立ち位置を築きあげてください。

 

 上尾高校は、そのような皆さんの純粋かつ前向きな姿勢、一歩踏み出す勇気を後押ししてくれます。皆さんも、先輩たちが築いてくれた歴史と伝統、実績を継承しながら、明るい未来に向け充実した高校生活をスタートさせてください。

 まずはしっかり地に足をつけ、方向性を定めたならば自己の進む道を全力で歩んでほしいと思います。

 

                              令和五年四月十日

                                埼玉県立上尾高等学校 校長 嶋村 秀樹

究極の主権者教育がコレだ

「総合的な探究の時間」ごはん選挙って?

   

2年生の総探ですが、今晩食べたいごはん(おかず、メイン)は何か?とても楽しい企画です。

教員チームのメニューもありました。

なぜその説明や注釈に人々は見入り、票が伸びるのだろうか?選挙権も目前に、究極なる主権者教育ですね。

政治家もYoutubeにて情報発信する時代(私もよく観ています)。徐々にではありますが、政治自体も身近に感じられるようになりました。

古典的ですが、紙掲示はスペースを使いますが、目に留まりやすいものです。生徒も食い入る様に観ていました。今夜のごはんはなんだろうか?

身近なものから「コツコツ」と学習して、立派な18歳成人になってください。

「個から組織(輪)へ」(自信の裏付けとは)

達成された偉業「個から組織へ」

 令和4年度第3学期始業式 校長より

 

 皆さんおはようございます。令和5年の幕開けです。元旦から清々しい日々が続き、最高のお正月になったのではと、拝察します。早いもので令和の元号を感じてから早5年目、皆さんはお正月の願掛けにいったいどのような気持ちで臨み、どのような祈りや願いを掲げたのでしょうか。

 私はずばり、「充実した日常生活」をテーマに、健康と、皆さんの幸せを初詣にてお祈りさせていただきました。生活が充実しなければ、仕事も学業もおろそかになりがちです。日々の生活を規則正しく送ること。日々の行動全般や、それに伴い健康でいられる自分に対し、殆どがルーチンワークになるかもしれませんが、粛々と年度末まで業務を遂行していきます。

 

 さて、ここ3年間、年始にお話しすることはおおよそ同じになってしまいました。昨年は繋ぐということをテーマにお話をさせていただきました。歴史文化や自己技術・技能の継承を、自分の成長と照らし合わせ、後輩に託していく、そんな3学期であってもらいたいという旨のお話をしたと思います。

 

 学生駅伝3冠(出雲・全日本・箱根)、箱根駅伝を制した駒澤大学が成し遂げた偉業です。とてつもない偉業であると思います。個のスポーツにおいては、自己の鍛錬で成し遂げられることの大きさは、無限に拡張するものだと思います。自らの肉体や精神を可能なまでに研ぎ澄ませて、飽くなき目標に向け突き進むこと。探究心や努力が実を結ぶことによって、個々の能力をさらに伸張させていくものであると思います。

 

 しかし団体競技全般においては、決して個の力だけでは成し得ることのできない現実が多々生じます。先ずは有能な選手の確保、年間のレースを見越した総合的な計画と練習、練磨、トレーニング。こうした個々の力を10ものピースにあてはめ、一つでもかけた力にならぬよう、戦術を組む能力。まさに個から輪へ、ゆるぎないチーム力から成し得られる結果そのものだと思います。

 個の能力を信じ、連覇を達成する自信を植え付けた選手の力は計り知れないものです。

 

 事をなし遂げることというのは自らの大きな財産になります。受験に臨む3年生、世代交代した各部活動も、長くつらい冬を超え、また新たな試練を自分に与えること。資格試験や、自己に課した目標を達成すべく、令和5年を乗り切っていただければと思います。

 

 すべての行動や活動は組織があってこそ成立します。我々が施す個に応じた指導はもとより、上尾高校という強い絆のなかで、一歩ずつでもいい、1秒を削り出し自己の成果を後輩に、またこれから入学してくる受検生に対して繋ぐ気持ちを持ってください。組織が成長し、社会に認められるには、皆さんの能力や資質が必要です。皆さんなしでは激変する社会や難局に立ち向かえません。

 

 年頭に、大いなる飛躍を期待しながら、今年も皆さんの活躍を応援することができる喜びをかみしめながら、残り少なくなってきた教員生活の中で、職責を遂行していきたいと考えています。

 

校長 嶋村 秀樹

早いもので卯年の年男 2学期終業式 校長より

 

令和4年度第2学期末終業式 式辞

 

 

 早いもので今年も終わろうとしています。一年の計は元旦にありと言います。今年できなかったことや、継続していきたい事柄などがありましたら、年頭初詣の際に、声に出しながら心に刻んでいただければと思います。新たな気持ちを明確に示すことは、気持ちの良いことですし、この後の1年を過ごす上でも大きな違いがあると思います。

 来年の干支は卯です。私は年男になります。干支は十二支といい、ひとまとまりとなっています。現代は10進数を多用することは多いですが、12という数字が生活の多くの場面で使われていることは注目できることです。干支、星座、音楽の音律、度量衡、ダースやグロス、円の角度、時計など数えたらきりがありません。元来月の満ち欠けが年に12回あることに由来しているそうです。先ほど申しましたが、公務員の定年年齢は60歳、干支の12×5です。たかが12年を5周しただけですが、お達しとして、君は第二の人生に向かえという指令が来るわけです。

 人生100年、少し前は80年、50年等と言われてきました。長生きになったものです。定年延長もささやかれている中ですが、これからの人生も充実して生活できればと考えています。こうして皆さんとお話しできるのも残り数回なのか否か?年男として最後まで職務を全うできればと、考えています。

 これからの長い人生を有意義に過ごすにはどうしたらいいのでしょうか。時間は待っていません。光陰矢の如し。以下の漢詩を紹介します。

 

 「偶成(ぐうせい)」  朱熹(しゅき)

          朱子学とは、南宋の朱熹によって構築された儒教の新しい学問体系である。

 

 少年(しょうねん)老(お)い易(やす)く学(がく)成(な)り難(がた)し

 一寸(いっすん)の光陰(こういん)軽(かろ)んずべからず

 いまだ覚(さ)めず池塘春草(ちとうしゅんそう)の夢(ゆめ)

 階前(かいぜん)の梧葉(ごよう)すでに秋声(しゅうせい)

 

  偶 成たまたまできた詩

  少 年若者 「少」は若い

  光 陰光と影 「光」は昼・「陰」は夜 時間

  池 塘池の堤

  階 前きざはしの前 「階(きざはし)」は堂に上る階段

  梧 葉青桐の葉

 

【現代語訳】

 若年層の人間が年老いていくのはあっという間であるが、学問がものになるのはたいへんに難しいことなのである。

 だから、わずかな時間も惜しんで一生懸命に勉強すべきなのだ。

 春に池のほとりに草がゆらぐのを見ながらうつらうつらと夢を見ていたかと思うと、

 庭先のアオギリ(落葉広葉樹)はもう秋の気配を帯びている。

 

 今が学をおさめるには待ったなしの時です。闇雲に学問に向き合えというわけでもなし、かといって受験はあるし。私は就職だし、学問などは、と考える人もいるでしょう。しかし、受験はあくまでも自らの指針を決める一つの手段であり、進学後の学びによってさらに自己に磨きがかかるのです。また、他人同士との交わり、様々なバックボーンを持つ全国から集まる異年齢の人々と、交わり、苦楽を共にする。そんな関係性も学びの一つなのではないかと思います。

 

 私は、年齢を重ねてきてふと思うことがあります。

  教養のないことがいかに恥ずかしいことか。

  若いうちになぜもっと学問に対して探究できなかったのか。

  なぜ多くの趣味を持てなかったのか。

  家族や友人との時間をもっと多く持てなかったのか。

 

 多くの学びの姿が、きっと皆さんの成長を後押ししてくれるはずです。様々なことに関心を持てるよう、年始(冒頭)にしっかりとした目標を掲げましょう。

 

 お互いにまだまだ成長できるはずです。そうです、集中して物事に向き合えるにはあまりにも時間は少ない。そう考えながら、まとめの時期である3学期を迎えましょう。

中堅学年としての誇り

SDGsへの取り組みと、修学旅行の事前学習等について、2F渡り廊下に掲示されました。

行ったことや調べたこと、感じたことなど、声を出し皆に伝えていくことこそ大切な学びの形です。多くの来校者に向け、これからも情報を発信し続けてください。

  

企業とさらなる連携を図り、社会構造の根幹を学ぶ意識を持って欲しいと思います。

  

広島、関西方面へのアプローチ。平和学習への真摯な取り組みに注目です。

 

探究心を社会に還元する心意気とは

SDGs企業説明会が、2学年「総合的な探究の時間」主体にて行われました。

上尾市にゆかりのある11の事業所様に来校いただきました。ありがとうございました。

探究活動は、生徒自身が将来を見据える礎になる活動です。そこには普通科、専門学科の壁はありません。今回の聞き取り活動を基盤にし、企業とのさらなる連携と、事業所間の異業種としての交流が生まれることを信じ、壮大なプロジェクトが始まったと感じた一日でした。

参加事業所のHPにリンクが貼られる日も近いと感じております。ご期待ください。

筝曲部の発表です

コミュニティーセンターにて発表があり、仕事を抜け出し(休日)、現地へ。

老若男女上尾市に集う皆様が、発表する崇高の場に、本校生徒も参加していました。

演目は「石筍」、地下空洞に年月をかけながら成長する鍾乳石をイメージしているとのことです。

音色とともに、私自身が一体感に、感動しました。

 

授業観察をはじめました

早いもので、自己評価に関する授業観察の季節になってまいりました。

「〇〇はじめました」ってなにやら季節柄、唄に合わせて出てくる言葉のようですが、何よりも生き生きとした生徒の様子を観られることは、楽しいものです。視聴覚教材やPC等を多用しながら、工夫した授業展開がなされています。

定期考査前ということで、実技,実験等を中心に観察しました。

  

 3年理系化学は【アゾ染料の合成】の実験です。強力な染料ができました。

  

 2年音楽は男女3部に分け合唱です。ドイツ語も披露され、複合的な知識に拍手です。

令和4年度第2学始業式校長式辞より

令和4年度第2学期始業式校長式辞

                                 

 夏季休業も終了し、本日から非常に長いスパンの2学期が開始となります。多くの学校行事を過ごしやすい気候の中で行うことで、皆さんの成長を垣間見ることができる季節です。学びの場として、机上の理論では達成できない充実感が得られることでしょう。皆で協力し「自主的」かつ「利他的」(後ほど出る)に、コロナを言い訳に殻に閉じこもらない学校生活が送れるよう、本日から準備を整えていただきたいと考えています。

 

 大きな事故もなく、このように全員が一同に会し決意を新たにしながら、目標を達成すべく勉学や学校行事に励むことができることは、私自身このうえない幸せと感じています。

 

 さて私事となりますが、夏季休業中の8月後半に全国高等学校PTA連合会の研修旅行にて、石川県(能登半島、金沢近辺)に出向きました。埼玉県団の一員として、約百数十名の皆さんと3日間寝食、行動を共にしました。(県団以外にも多くの埼玉県PTAの参加がありました)

 

 今回の行程中、私はまざまざと、「求心力」というパワーを感じました。「求心力」を持つ(人為的、個々の努力だけでは無理)ことの大切さを、この研修旅行の中で、ある学校のPの方から教えていただいたような気がします。ちなみに、その方は上尾ブロック(上尾、桶川、伊奈)の高等学校で役員をやられています。私も教頭時代に知り合い、6・7年前から引き続き親交を深め、多々お世話になっている方です。とてもパワフルな魅力的な女性です。

 

ここはお名前は隠し、以下Yさんと申しておきます。

・Yさんの傍には必ず誰かがいます(それも他校の方です)

・Yさんのその日の行動は常に皆の話題に上ります

・Yさんの行動に引き寄せられることが多々あります(行く先々で)

・Yさんは決して出しゃばりません(私が私がということは決してありません)

・Yさんの名前は埼玉県団の全員が知っています(驚くべし誰に聞いても)

・Yさんは情に厚いのです(以前本校会長の弔事に真摯に対応下さいました)

・Yさんの行動は迅速かつ丁寧です(写真をとれば即配布)

・Yさんは自分の誕生日会を旅行解散日までに設定、多くの方の出席を確実なものとしました。無論私も、腕をつかまれ、いの一番に誘われましたが...

 

 「求心力」とは、周囲の人々を惹きつけて、その人を中心に行動を起こしていくことのできる力を意味しています。対義語は、「遠心力」です。力のかかる方向を考えればわかりますね。

 

 また、今回の全国大会の講中で、「利己的と利他的」の話がありました。「利己的」とは、よく自分勝手のように思われがちですが、成長過程においては利己的にならざるを得ないことは多々あります。「利他的」とは、自己犠牲を省みず他者のために尽くす姿が想像されます。まさにこの「利他的」な発想は、「求心力」のある人間が確立される前提のように、私は思いますが如何でしょうか。

 

 コロナ禍の中、リモートやデジタルツールを多様化する生活が増えてきています。便利なことが学校生活を大きく変えていく、学びを継続させる要因として定着することは、大きな価値があることとして捉えます。しかしながら、「求心力」を持つこと、「利他的」な行動をすることなど、繋がりが希薄になる現世では達成できないことなのかも知れません。繋がりの中で意見をぶつける。疑問に思うことを問いかける。「求心力」のある人間として成長できることは、対人間同士の関わりがすべてと捉えます。

 

 2学期は、大いに他者との触れ合いの中で、自己の感性を豊かにしていただきたい。他者に対し敬意を持て接する中で、「利他的」な行動がとれることで、「求心力」を自分のものにできることを確信する。そんな繋がりを、ささやかではありますが、実践してもらいたいと切に願っております。

 本日から皆さんの活躍に期待するとともに、自らの成長を共に確認していければこのうえない喜びです。年齢を重ねた私自身もまた一つ精神的に成長できるよう頑張ります。

 今しかない、今しかできないことは多く存在します。

 力を結集して学校の発展のため、実践に移していきましょう。

 

令和4年9月1日 

校長 嶋村 秀樹 

大規模改修終了に近づいております

夏季休業中の改修工事も終了に近づいております。

工事関係者の皆様には厚くお礼申し上げます。9月当初には間に合わない部分もあるかとは思いますが、

引越しを含め、チームで対応できればと考えています。力を結集していきましょう。

 

  

 HR教室は床、杉板が新調     職員室はラストスパート

  

 お迎えする玄関も綺麗に     応接、校長室はカーペットが

 

新しい施設は最初の管理が大切です。

皆さんでしっかりと守っていき、伝統を後世に繋いでいきましょう。

大規模改修工事(2) 順調に進行中です!

旧事務室と校長室の壁が取り壊され、新たに広い事務室になるようです。

今まで全定併置校の中で、最極狭の施設であったことは、今となっては懐かしい限りです。

旧職員室も、校長室、応接室、進路室に分割され、完成が楽しみです。

  

荷物昇降のため囲いが      事務室の壁はOPENに

  

2階へ行く階段も強化      奥が校長室、手前が応接、右奥が進路室

 

※今日は幾分涼しい一日となりそうです。外では部活動体験が行われています。

第1回学校説明会開催!(於:上尾市文化センター)

大盛況でした。志を胸に、受検に臨んでいただければ幸いです。

卒業生、生徒が主体となり、魅力を発信してくれました。ありがたいことです。

以降の行事も是非御参加ください。応募方法など、詳しくはHPよりお願いします。

   

   

生き生きとした生徒の態様を感じとっていただけたでしょうか?

これが、我らが誇る上尾高校にしかない上尾高校たる所以なのです。

※校長挨拶部分のスライドを掲載しました。【第1回学説挨拶.PDF】

大規模改修工事 順調に進行中です!

夏季休業中はALLで改修工事が行われています。

ちなみに私は、大会議室の一角を校長室として、事務室の方々と共同で間借りをしています。

  

 仮の住まいです。         旧職員室です。

  

 廊下には実験台の数々が。     壁も見事に空きました。

 

9月1日には荷物の引っ越し作業が終わり、2日から始業式です。

このタイトな日程で、全ての工事を終了させるとは、さすがプロ業者ですね。天晴!

また報告させていただきます。

令和4年度 第1学期終業式 校長式辞より!

令和4年度第1学期終業式校長式辞

 

 皆さんおはようございます。先ずは1学期間大きな事故もなく過ごせたことに関してとても嬉しく思います。また、先ほど多くの表彰を行いました。全国の場に進む部活動もあるということで、全てが関係ないと思わず、是非仲間の活躍を楽しみにしていただければと思います。

 夏季休業は成長の期間と位置づけられます。進路に向けた取り組みや、夏季休業中の補習日程に沿った自主的な学びを進めてください。必ずや自分の礎となり、基礎固めができ2学期に向けた大きな前進となることは間違いありません。

 

「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」

 

 人間関係の基本は、愛情をもって接することにあります。しかし、溺愛(かわいいかわいい)であってはなりません。

 

上司と部下の関係でも、師弟関係でも、信念もなく部下や教え子に迎合(げいごう)する上司や指導者は、一見愛情深いように見えますが、結果として部下や弟子をダメにしていきます。これを小善といいます。「小善は大悪に似たり」と言われますが、表面的な愛情は相手を不幸にし、成長自体を妨げます。逆に信念をもって厳しく指導する上司は、非常でけむたいかもしれませんが、長い目で見れば部下を大きく成長させることになります。これが大善です。

 

 真の愛情とは、どうあることが相手にとって本当に良いのかを厳しく見極めることなのです。

 

元日ハム 栗山監督

 手塩にかけ球界を代表する4番打者に育てた中田翔がチームメートへの暴力行為で出場停止処分を受け、無償トレードで巨人に移籍した。果たして中田に対しての善行は小善だったのか、大善だったのか。日本ハム監督退任後も、「俺としては一生懸命(中田と)向き合ってきたつもりなんだけど、こういう結果になって、〝つもり〟でしかなかったんだなと本当に責任を感じている。

 この夏以降多くの場面で多くの先生方や大人と接する機会があると思います。指導される一貫の中で、厳しさを感じることがあるかと思いますが、自分にとって、自分の将来を考えて指導していただいているということを感じていただきたいと思います。また、推薦方式による受験に臨む、就職を含めた面接の練習をしていただく、小論文の指導をしていただく、欠点の補習をしていただく場合も誰のために動いていただいているのということを感じながら、真剣・全力で物事に取り組んでください。大規模改修が行われている中ですが、学校内の環境が悪い分、工夫をしながら学校生活が送れることができれば、より効果の高いものとなると思います。

 

 私も大会議室におりますので、是非大善を受けるためにも訪ねてきていただき、共に進路に向け学習していきましょう。

 

 以上で1学期末の私からのお話を終了します。

学校評価に関する会議が行われました!

6月21日(木)

 授業見学 学校評議員会 学校評価懇話会

 を実施しました。「学校自己評価システムシート」に係る御意見を頂戴しながら、

 後半の懇話会では生徒を交えて、「これからのコロナ禍における学校生活について」

 という題目で活発な意見交換が行えました。生徒からは学校行事の正常化、実施に向

 けた意見が数多く出されました。

  

 他にも学校の課題解決に向けて真摯に受け止め、実行していくという強い決意が表

 明されました。

 1年間どうぞよろしくお願いします。

遠足に行くぞ!

待ちに待った遠足です。

天候が悪い出発時刻でしたが、じきに止むと思われます。

沢山の思い出をつくって、友情を育もうではありませんか。

 全日制

  1学年 : さがみ湖プレジャーフォレスト

  2学年 : 東武動物公園

  3学年 : よみうりランド

 定時制

  全学年ともに : 上野恩賜公園近辺

   

   

 

総探オリ実施しました!

2学年の総合的な探求の時間に関するオリエンテーションを行いました。

講師として

 (独)JICA埼玉デスク 推進員 矢田部 建佑 様

 芝浦工業大学 大宮校舎 SDGs学生委員会 ー綾いと-

の皆様をお招きして、今年度の研究テーマに沿った講義を実施しました。

 今年度は、SDGsを中心に、持続可能な開発目標に照らし合わせた探究を推進していきます。

 外部の方々、上尾市の広聴広報課の方にも御参会いただき、今後の探究活動の大いなる発展を

肌で感じることができました。

  

  

  18歳成人に関しても民法改正、ますます高校生に責任が問われる時代となりました。

 役割を果たせるよう、一つ一つの授業、活動全般に対し、興味関心を抱いてください。

令和4年度 第65回入学式 校長式辞

令和四年度第六十五回入学式 校長式辞

 

式辞

 

 本日はお日柄も良く、また多くの保護者の皆様方に御出席いただき、誠にありがとうございます。感謝申し上げます。只今入学を許可された上尾高校の入学生の皆様方、入学誠におめでとうございます。保護者の皆様方におかれても、感無量、ここまで育てられた御子息、御子女の成長を目の当たりにし、感慨深く思う気持ちを察すると、子を持つ親の気持ちとして、相通じるものがあると、感じざるを得ません。まさに本日の入学式、集う全員の気持ちを察して、ここに喜びと、明日からの高校生活全般に係る期待、希望を感じさせてくれます。

 さて、新入生の皆さんが抱く期待とはどのようなものでしょうか。我々公務員の使命は、期待にこたえ、皆さんの高校生活をより良いものに変えていく力添えをすることだと思います。私学の攻勢を目の当たりに感じている今、座して待つという姿勢では物事は変革していきません。ましてや次世代への教育に追随する大いなる変革に対応できる教育力を身に着ける。力強い学校経営を実現する高等学校でありたいと考えています。

 また、保護者の方々が期待する信頼、信用という部分にも真摯に向き合いながら、公教育ならではの先進的かつ迅速な対応を心掛け、お子様の成長を後押しできればと考えております。

 さて、本日午前中の始業式の中で私は、論語、「子曰く、人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、己(おのれ)の人を知らざるを患(うれ)う」という一説を述べさせていただきました。どんなに自分の実績が顕著であり、自己満足していようとも、他者との共存無くして、また、他者の偉業や功績をたたえられねば、自己の成長は認められないという孔子の教えです。戦いに出向く武士が、敵を知らずして戦術を練ることが出来ましょうか。スポーツの対戦の中で、決戦に挑む相手を知らずして、どのような対策を考察できるでしょうか。相手あっての人生。互いに尊重しあいながら、自己の成長を感じることができる喜びは、高校生活で、なくてはならないものです。多くの友人をつくり、夢を語り合いながら、実現に向けた三年間をおくれるよう、今日から上尾高校生として前向きに生活していっていただきたいものです。

 結びに、本日のスタートを心にとめ、三年後の成長した自分の姿を心に描きながら、ひたすら、ただひたむきに努力する。上尾高校生としての誇りを持ちながら充実した高校生活を送ることができるよう、心よりお祈り申し上げます。校歌にも歌われる、あふれ出る希望は漲る力そのものであり、若い命の泉を潤すものなのです。

 共に、元気に、意気新たに学んでいきましょう。上尾高校は皆の、我らの母校なのです。

 

  令和四年四月八日

第二十四代校長  嶋村 秀樹

 

 

令和4年度 第1学期始業式 校長式辞

令和4年度第1学期始業式校長式辞

 

校長 嶋村 秀樹

 

式辞

 

 新たに令和4年度を迎え、心晴れやかに皆さんの前でお話しできること、心より嬉しく思います。このように対面でお話ができることは、自分にとっても歴史的な事のように思えます。皆さんは年度の変わり目を有意義に過ごされたことと思います。

 春は、別れと出会いの交錯する季節であり、この二つを経験することで、人は大きく成長していけるのだと思います。別れは辛いことですが、新たな仲間と出会える春、この奇跡の巡り合わせを大切にしていただきたいと思います。年始に私から、繋ぐこと、継承することの大切さをお話ししました。先輩から後輩へ、後輩はまた巡り合える新たな出会いの人々へ、襷を繋いでいける一年であってほしいと思います。

 さて、論語の一文にこのような言葉があります。

 

 「子曰く、人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、

                 己(おのれ)の人を知らざるを患(うれ)う。」

 

 孔子曰く、「人が一向に自分を認めてくれないと嘆いてはいけない。 自分こそ他人の良さをわかっていないのではないか、 真価を理解できずにいるのではないかと、そのことを憂いなさい。」

 孔子の謙譲(けんじょう)の精神として知られている有名な論語の一文であります。

 誰でも人に認められたいし、認められれば嬉しいものです。しかし、一生懸命に仕事に打ち込んでいるし、決して人には負けないほど努力しているつもりだが、その割には報われない。そんなときに、つい愚痴をこぼしてしまうのが人情である。

 孔子は、自分の価値や能力を認めて貰いたいのであれば、まずは自分の周囲にいる優れた人物の価値を認めなさいと説いています。

 独りよがりの自分は、他人から見ても成長できぬ要因があります。何故相手の良いところを知り、相手を敬う気持ちを持たないのか?少しでもそのような気持ちになり、そのような行動ができれば、自分に対する評価も違ってくるのに全く惜しい話しであります。といったところでしょうか?

 今から7年ほど前、私が教頭でこの学校に赴任した一年目だったと思います。卒業式を終えた午後に、3年生の男子学生が、受験担当の先生に連れられて私のところに来ました。彼は泣いていました。「私は、第一志望どころか、ほとんどの大学が不合格となり、愕然としています。」「あんなに、努力したのに、全く歯が立たなかった。」「自分としては進みたくない大学に1校合格しただけで、仮面浪人しようと考えている。」「先生はどう思われますか?」と、堰を切ったように話し始めました。その大学名と学部を聞いて、私は、是非進んでもらいたい。大いに学ぶ価値のある大学と判断しましたが、彼は一度もその大学に足を運んだこともない。土地柄も、大学の雰囲気も、授業内容も全く調べていなかったのです。抑えとしてただ受験したのでしょう。私は入学し、勉学に励み、卒業することが最善と応えましたが、そのあとの彼の行動は全く分からずとなっています。もう、進学していれば、卒業し、就職をしている年代ですが、彼の消息は未だ不明です。

 結論、知らないのなら、最初から受験する必要はなかったのです。

 あの時、彼が自分の現状を素直に把握し、相手方に寄り添い、自らの智を傾けられたら、どのように変わっていたのか?自分が追い求める進路に対して真っすぐに立ち向かう事は大切であり、そのような考えもリスペクトしたいと思います。しかし、相手や敵を知ること。スポーツでも同じです。何故、敵情視察や、データ収集が必要なのか?最初から敗戦と思い戦う必要はないのです。勝てないと思っても相手を知ること、相手の行動や、実績を評価することで、己自身の成長が見込まれると思います。

 高等学校に所属することは、他人と共存することです。お互いに利己的な観念を捨て、互いに寄り添いながら、生活していける。そんな高校生活を送ることができれば、後悔や間違いのない3年間であれると思います。

 聞く、問う、語る。当たり前のことを当たり前に行いながら、これから先の1年、2年を有意義に過ごしていただければと思います。

 以上で私からの話を終了したいと思います。互いに、楽しく笑顔あふれる上尾高校生であることを心から期待するとともに、自己の頑張りの中で、結果を残していっていただければ、この上ない喜びです。

 以上で始業式の話しを終了させていただきます。御静聴ありがとうございました。

 

令和3年度 修了式 校長式辞

令和3年度 修了式 校長式辞

 

校長 嶋村 秀樹

 

式辞

 多くの努力や、偉業、皆さんの成長に対して、この上ない賛辞を呈するとともに、次年度以降の活躍に対し、心から称賛の気持ちを捧げていきたいと思います。先ずはこの一年間、本当にお世話になりました。昨年度の今時分においては、前校長先生が、次年度に向けて明るい方針を掲げながらも、注意深く学校生活を送っていこうという、強いメッセージと共に、皆さんの活躍を期待する気持ちが校長式辞として表れていたと思われます。

 私自身は、コロナウイルス全般に関して注視はしていきますが、取り立てて大騒ぎはしたくないと感じていますので、情勢が変わらぬならば、今後はそのようなことを述べることは少なくなるかと思います。

 元お笑い芸人の西野亮廣(にしのあきひろ)さん、コンビ、キンコンで活躍され、現在では絵本作家や映画のプロデュース(えんとつ町のプぺル)をされています。様々な部分で、バッシングを受けたり、事務所を解雇されたりと、さんざんな目にお会いした境遇をお持ちの方ですが、先日近畿大学の卒業式で来賓待遇を受け、こんなことを申しておりました。

 11時台を大切にしましょう。時計の長針と短針は1時間に必ず1回、巡りあってドッキングします。それは必然のように。しかし、11時から12時までは、重なり合うことがないということです。すなわち、当たり前のように物事が進むことも、それが行われない時もある。上手くいかないときもあるが、そのあとには必ず皆さんに有益なことが必ずあるという事なのです。

 むしゃくしゃする、自分は有益でない、必要ないという人材では決してありません。

 是非、人に巡り合わない時、時間を明日への喜びや、糧に感じられるように、時を刻みながら、様々な考えをここで生かしていけるように、おごらず、くさらず、前向きに、学校生活を送っていただければと思います。

 耐える時も大切。自分と向き合いながらできることを一つ一つこなしていくことは大切なことだと思います。

 さて、話はがらりと変わりますが、私の趣味のひとつに、腕時計を収集することがあります。ロレックスやオメガなどの高級品を収集できれば良いのですが、一人の公務員として、財政状態を考えるとそういうわけにもまいりません。今私が着けているのはSEIKO5という、1960年代から70年代にかけて、日本の若者に対し、爆発的にもて流行らせた代物です。

 1.切れないゼンマイ(ダイアフレックス)

 2.耐震装置(ダイアショック)

 3.自動巻き

 4.防水機能

 5.デイ・デイト表示

 このような機能があるので、5と命名されたと思われますが、一番はやはり自動巻きということでしょう。毎日ムーブメントに衝撃を与えて起こす。ワインディングマシーンで常時起動させればよいのですが、起こすこと、合わすことがまた楽しみになります。クオーツや電波全盛ですが、裏スケの機械式を安価に楽しめることも、また楽しいものです。

 11時台を大切に生きること、趣味などで隙間を埋めることも大切ですが、高校生活の中でしかできないものに没頭し、やがて来る正常化した世の中で皆さんが生き生きと活躍できることを心よりお祈りするとともに、新年度に向けて早めの準備に取りかかっていただければ幸いに存じます。

令和3年度 第62回卒業証書授与式 校長式辞

 

令和三年度第六十二回卒業証書授与式

 

 校長 式辞

 

 式辞 時代の流れが大きく変わろうとも、経済の動向や社会情勢に変化が生じようとも、狂気に震える戦火の中でさえも、日本では季節の変化が春を連れてきます。四季折々の趣を感じながら、三年間の就業を終える皆さんに、このよき日に言葉をなげかけることができることは、ほんとうにうれしい限りでございます。

 保護者席より、PTA会長 小宮山 惠介 様 をはじめ、本校の学校運営を支えていただいたPTA本部役員の皆様方が、御臨席いただいたこと、このよき日に、式場全体に、花を添えていただいたことに対し、最大限の感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。

 さて、卒業証書を授与され、ここに晴れやかに卒業を認定されました365名の卒業生の皆さん、御卒業誠におめでとうございます。また、ここまで御子息、御子女の成長を見守りつつも、三年間の中で、幾多の困難に遭遇しながら、共に前を向きながら、歩んでこられた保護者の皆様方に対しましても、本当におめでとうございます、というお言葉を述べさせていただきたいと思います。

 私から巣立っていく皆さんへ、二点ばかりお話をしておきます。先ず第一点目ですが、日本人の良さ、倫理観を持ちつつ、その中に道徳心を持ち合わせながら、今後も活躍くださればと思っております。倫理観・道徳心の基本は、よいものはよい、悪いものは悪い、美しいものは美しいという単純明解なことが多いのですが、奥深い意味がそこにあります。先日閉幕した北京冬季オリンピックの日本選手団、採点競技全般の中で、不可解な判定や規定違反に問われ失格に陥った選手もおりましたが、誰一人審判や運営に関して不服や、異議を申し立てるものはおりませんでした。それ以上に、その判定をバネにして、さらに良い演技を行うなど、まさに武士道や道徳心を糧に倫理観を表してくれました。

 江戸時代、現、福島の地に、会津藩と呼ばれている地域、藩校がありました。下級武士を育てる藩校には、什なる掟があったそうです。その掟の最後には、「ならぬことはならぬものです」と書かれていました。

 人として生きるためには、理屈や言い訳が決して通らない、絶対にやってはいけないことがある。という意味が込められています。どんなに時代が変容しようも、人間として生きていく中で、駄目なものは駄目なのです。自分を戒めるとともに、成長する中で、部下や他人に対し、是非伝えていただきたい言葉です。

 二点目ですが、これからの人生、学びを止めないでいただきたいと思います。学びたいと思う時、それが学びのための大切な時です。就職を選んだ者、一番学ばなければいけない当事者です。日本経済の根底を支える皆さんは、就業のための学びを基に成長していくのです。一般企業人、公務員就職者を含め、いったい誰のために働くのか。個々の利潤を追求するだけではない、グローバルな見地からは、国民全体が生活していく満足度に対し、日々学びを追求していかなくてはならないのです。その先駆者として、就業していくという使命感を基に、今日、巣立っていってください。

 また、上級学校進学者は二年、三年、四年の学びの中で、自らの成長を感じつつも、高度な、先進的な学びを基盤にし、社会貢献に寄与できる人材として、数年後に大きく羽ばたいてほしいと、強く願うところです。

 私の母校の校訓には、禅の教え、行学一如という言葉があります。行う事、即ち学ぶこと。行わなければ学びは始まらない。行動は全て学びに直結するということです。行動は自らが起こさなければいけません。常に待ったなしの状態です。学びの多くが自らを成長させる事と心得ながら、日々充実した生活を送っていただきたいと思います。

 先日まで多くの卒業生が、校長室を訪れ、進路決定に関する報告に来てくれました。努力した結果が花開いた瞬間です。そこからが学びの始まりなのです。今後も学び舎を訪れていただき、私たちと共に学んでいきましょう。

 最後になりますが、お子様の成長を喜び、本日を迎えることができた保護者、御家族の皆様、繰り返しになりますが、本当に御卒業おめでとうございます。月日が流れるのは早いものです。今後ますます、その情景が心に染み入り、振り返ることになるかもしれませんが、そのような気持ちが沸き立つことも、今日が最後になるのかも知れません。是非、お子様との今までの生活をかえりみるとともに、より良い一日となるよう、心ゆくまでお話合いいただければと思います。

 卒業生の皆さん。君たちが残してくれた魂の片鱗を、ひとかけらだけでもいい、是非、上尾高校の若い命の泉に残していっていたければと思います。

 上尾高校は永久に我らの母校、不滅です。

 本日は誠におめでとうございます。

 

 令和四年三月十二日

                       埼玉県立上尾高等学校 第二四代校長

                                   嶋村 秀樹

 

今年度最後の学校説明会!

多くの受検生、保護者の皆様方、御協力いただき感謝申し上げます。

残り40日間、共に栄光に向かって突き進んでいきましょう。先ずは自分を信じて。

皆の頑張りが、全員の力になる。

  

  

野球、チア、吹奏楽、書道、各部活動の精鋭部員が、受検生応援。圧巻でした。

ありがとう。先輩が教職員が、この学び舎で皆を待つ!

 

 

令和3年度第3学期始業式 校長式辞

令和3年度第3学期始業式 校長式辞

 

令和4年1月11日(火)

 

 みなさんおはようございます。

 新しい年を迎え、元気に気持ちも新たにして、邁進していこうとする皆さんの姿を確認することができました。自分自身も襟を正しながら、職務を全うしていきたいと願っています。何よりもこの長期休業中に大きな事故もなく、生徒、教職員が本日登校・出勤できたことに大きな喜びを感じています。本日から通常登校、社会情勢の変化がありますが、しばらく様子を見ながら校務運営を進めていきたいと思います。急変時には、対応が迫られると思いますので、変更することもあると考え、最悪を想定しながら生活していきましょう。

 

 継続することの大切さ。継承とは。継(つなぐ。つづける。あとを引き受ける。うけつぐ。)

 正月は2日から恒例の箱根駅伝を観ることができました。毎年数々のドラマを届けてくれる、正月の風物詩です。母校が出場しているということもあるのですが、襷を繋ぐことの深い意味合いを感じ、伝統と共にテレビの前でしばし応援してしまいました。総10区間、襷を繋ぎながら走り抜く。単純そのものだけに深い趣を感じます。1秒を削り出すために、選手はどれだけの努力をしているのだろう。考えると身震いに近いものを感じざるを得ません。

 

 「継承(けいしょう)」とは「先代の仕事や財産、身分などを受け継ぐこと」を意味する言葉です。「継」が「後を継ぐこと」を、「承」が「前のものを受け継ぐこと」をそれぞれ意味します。

学校の現場に置き換えればどうでしょう。コロナ禍の中でも多くの学びを実践してきた3年生。部活動において多くの活躍をしてきた上級生。3月上旬には入学を許可される新たな仲間が入学してきます。この内容の濃い充実した3学期を整理する期間として位置づけ、是非自分で得たスキルや実績を下級生に継承してください。

 

 

 東大野球部前監督の浜田(はまだ)一志(かずし)氏はネットのコラムで、以下のようなことを申しています。

 野球でも勉強でも希望の進路に進みたいのなら、同じ目標を実現した身近なお手本を作ることです。人間というのはどんなに困難にみえる目標でも、実際に実現した人が身近にいると、自分もできると思うものです。大阪桐蔭がなぜ毎年のように甲子園の優勝候補になるかというと、先輩のプレーを真似して練習すれば優勝できるというのが分かっているから。開成高校からなぜ毎年、東大に100人以上合格するかというと、先輩の勉強法を真似すれば東大に受かるというのが分かっているからです。要するに身近なお手本がたくさんいるということです。野球強豪校も進学校も代々、先輩が後輩のお手本になり影響を与えるという、好循環があります。

 選手・生徒を集める。という基本ベースは必要なものの一理あるなと感じざるを得ません。

 

 在校生は先輩たちのよき伝統を継承しつつ、できる、可能にする、努力するという姿勢を忘れずにこの後の学校生活にリーダーシップを発揮していただきたい。3年生はそして自分たちが築き上げた土台を、後輩たちに伝授し、巣立っていってほしい。先ほどの駅伝の中で現れた新興勢力の大学も、先輩方のより良い見本を見て感じることで、部としての伝統が継承され、出場常連校へと進化していくのではと思います。

 

 年頭に申し上げる私からの切なる思いです。

 まずは3か月間、令和3年度をしっかりと締めくくっていきましょう。

(1,167文字)

 

第2学期終業式 校長挨拶

令和3年度第2学期終業式 校長式辞

 

令和3年12月24日(金)

 

 みなさんおはようございます。

 全校で一同に会し、皆さんと体育館にて終業式ができることを期待しましたが、新種株(オミクロン)の蔓延の危険性を考慮させて、形式を変更させていただきました。また、3年生の一般受験組の健康にも留意し、今回もリモートになったことについて、先ずはおわびするとともに、一刻も早いコロナウイルス感染に関する終息を心から願うばかりです。

 さて、そのような中でも今年度は一歩進んだ学校行事などに関して、実施することができたことは、大きな変化であったかと思います。何よりも校内で、明るく元気のよい生徒の声を聴く機会が増えたことに喜びを感じています。

 先日は、2学年生徒を引率し、関西方面に修学旅行に出かけることができました。何よりも生徒の皆さんの的確な行動と、マナーを守る姿勢から、大成功をおさめることができました。ありがとうございました。私からの気持ち、「感謝する」を体現、実践できたと思います。

 また、秋口には、体育祭も実施でき、皆さんの元気な姿を拝見し、心に自信が湧いてきたような気持がします。「松籟」上尾高校広報誌に様子がまとまって、配布させると思いますので、是非ご家庭で家族でご覧いただければと思います。

 さて、この文字(画一性)の意味はおわかりでしょうか?「画一性(的)」を構成している「画」という漢字には、限る・区切るという意味があり、時間・空間・数量・状態などの範囲を決めることを表しています。つまり「画一的」は、物事の範囲が一つだけで個性や特色がないことをいう意味です。あまり前向きでない、どちらかというとネガティブな言葉になっています。聴くとそのように感じてしまう人が多いのかもしれません。

 先ほど体育祭に関するお話もしましたが、体育祭期間中に車いすバスケ、東京パラ銀メダリストの卒業生、赤石君が本校に2回訪問してくださり、皆さん方にも熱いメッセージを残していってくれました。先日、社会福祉法人詩の「SAI」という広報誌が学校に送られてきました。その中に赤石君の特集がありましたので、彼が語った文章を読ませていただきました。その中の一説にこのようなくだりがありましたので紹介させていただきます。

 

 

 「違いを認め合う」ということ。今大会でのコンセプトの一つが、「多様性と調和」でした。

 車いすバスケの選手は、様々な種類の障害があり、障害の重さも様々です。僕が選手村で出会った、他の競技の選手も、また異なる障害を持っていました。実は僕たち障害者は、「多様性」の中でお互いの違いを認め合い、共に生きるという生活が当たり前になっています。今回の大会は多くの方が競技を見てくださったので、社会全体がこのような「多様性」を受け入れるきっかけとなったのではないでしょうか。

 

 障害という、「多様性」は決して画一的なものではありません。様々な障害の種類を理解し、互いに尊重できる世界が生まれることを、スポーツというパフォーマンスで見せてくれた東京パラリンピックを、1年遅れとはなりましたが、このコロナ禍の中で、観て感じることができたことに、大きな意義を感じました。また、障害者スポーツを行う、志すアスリートの多くが、多面的、多様性を持つ経験を、生活の中で行いながら、成長し結果を残していることを、この記事から感じることができました。

 画一的な考えが、決して悪いわけではありません。むしろ一つの目標に向かい、がむしゃらに努力することの大切さもありかと思います。しかし、人間の器を広げ、引き出しを多く持てることは画一的な考えだけでは実現できません。

 今年は多くの学校推薦型、総合型選抜の大学受験者の模擬面接を、担当させていただきました。その中で強調したのは、何故大学に行くのか?学びの意義は何か?ということです。全国から集まる多くの仲間と語り合う事、馬鹿をやること、羽目を外すこと、専門外のことにチャレンジする事。その4年間を多角的、多面的に、多様性を持ちながら生活できることに、大学に進む意味があるということを私から伝えました。

 画一的な考えだけでは打破できない様々な事柄も、物事を多面的に観ること、判断する事が出来れば、心を広く持ち生活できれば、大きく開眼できると思います。赤石君に多くを学ばせていただきました。この場をお借りしてお礼申し上げるとともに、益々の活躍を祈念いたします。

 

 3学期も元気な姿を私に見せていただければと思います。

 以上で、私からの話しを終了します。                (1,795文字)

主権者教育!

衆院選が近づいてきています。

3年生の2/3が18歳を迎えているということは、当然各党の政策を考察したうえで投票に向かう必要があります。

本日は「政治経済」4クラスで主権者教育が行われました。実際に、政策面の違いなどをグループで話し合ったり、政党のHPにアクセスし、ワークシートにまとめる作業が順調に行われていました。

授業の最後に模擬投票を行い、google上のフォームに注視している政策などを入力し、集計させるというところまで、本日の授業内で終了しました。

早く投票結果や、自己の興味ある政策等、結果を確認したいと思いました。

 

 

メンタルヘルスリテラシー!

自分の思いを他人に伝えて、苦しい思いを話したいけれどなかなかできない。

うまい具合に相手に寄り添い、聞き役として気持ちを汲んであげたい。

相手が出している信号に気付き、救いの手を差し伸べてあげたい。

本校は、メンタルヘルスリテラシーの推進校として、教員、保護者、生徒に向けて情報を発信しています。

中間考査明けから、1学年の各HRにて、養護教諭による授業が展開されています。

悩みなどに対し、真剣に傾聴できる環境があればいいですね。

 

担任と生徒がロールプレイを実演してくれました。

授業観察!【10月25日】

国語は新書の紹介をグループで行い、基礎基本に戻り国語学習の大切さを学びました。給食本やプロ野球の選手にまつわる本など、各自が興味関心のある書物を一生懸命紹介し、資料をまとめていました。

音楽Ⅲは、合奏練習で、私も「アゴゴベル」というラテン音楽に使うベルをたたきながら、「情熱大陸」を演奏させていただきました。素晴らしい面々だったので、中庭演奏会が開催できるようにお願いしておきました。

物凄く邪魔をしてしまった様相です。すいません。

 

 

中間考査本日より開始です!

第2学期中間考査が本日より始まりました。

運動部員の「でかバック」が廊下に出されることが、考査の始まりを意識させてくれます。

   

  

朝方は冷え込みましたが、グラウンドも陽を浴びて心地よい一日になりそうです。

しっかり準備して試験に臨みましょう。

授業観察!【10月15日】

3年生の選択体育、「バスケットボール、バレーボール」です。

指導の中で、基本を時間をかけ徹底したいところですが、コロナ禍の影響でゲームに移行する必要が急務とのことです。

部活動に所属している生徒が、全体を牽引してよい見本を見せている点に感銘を受けました。

各自が自分に課題を課し、解決する姿が美しく感じました。

    

 

3学年の体育ということもあり、自己に与えられる役割を充分に理解し、他者との協力を重視していました。

授業観察!【10月14日】

昨日は肌寒く、今日は夏のような一日でした。

天気が良かったので1限は、1年生普通科女子の「ソフトボール」を観察しました。

ティー打撃等、高度なテクニックにも対応できました。スローイングや守備も難なくこなしておりました。

3限は体育館で、1年生商業科男子の「バレーボール」を観察しました。

〇〇先生ワールドが展開中で絶好調、スパイクも形になっていました。

声出し全開まで自粛(サイレント)ですが、オープンになったら、全校を牽引してください。

  

  

皆でご対応くださり、感謝申し上げます。

授業観察再開!【10月13日】

授業観察を開始しました!

本日は5時間連続で参観させていただきました。「FD」・「家庭基礎」を掲載させていただきます。

お弁当の調理と完成後の写真撮影、試食に至るまで。食への探究心に愛情を感じました。

トートバックの制作の中で、ミシンやアイロンを駆使する姿を拝見しました。

真剣な眼差しで作業を進める姿に、一般教科等の授業以上に、自己の感性へのアプローチを感じました。

   

   

長丁場ですが、頑張ります!

赤石竜我選手 感動をありがとう! 銀メダルおめでとう!

平成30年度の本校卒業生、車いすバスケットボール日本代表 赤石竜我選手(日本体育大学3年 埼玉ライオンズ所属)が、東京2020パラリンピックで、堂々銀メダルを獲得しました。

本校在籍時から海外遠征にてスキルを向上させるなど、将来を嘱望されていた若きスーパースターです。

                        (NHKより)

次期、パリパラリンピックでは中心選手(キャプテンか?)になっていると思います。是非金メダルを目指し、飛躍されることを心より期待しています。

スピード、ディフェンス力、シュート力など、どれをとっても世界レベルでしたね。

おめでとうございました。時間があったら、上尾高校にもいらしてください。後輩共々お待ちしております。

 

google meet を活用したLHR!

   

分散登校中の午後組のLHRです。本校は出席番号の偶数と奇数で、時間割どおり授業を進めております。

午前登校組の自宅とオンラインでつなげ、体育祭の種目決めを行っていました。

なるほど、こういった使い方が出来るんですね。感心...感心

私の高校時代にこんな危機があったなら、どんな対応ができたのであろうか?恐ろしいものです。

10日(金)までは、20名ずつの午前午後分散登校です。オンラインもいいけど、やはりクラス全員での交流が再開できれば、これ幸いですね。

第2学期始業式講話

令和3年度第2学期始業式講話

 

 2学期が始まりましたが、通常登校はまたしてもならず、長引くコロナ禍にため息すら出る日々を、生徒の皆さんも送っていることと思います。私は以前、「明けない夜はない」と申してきましたが、一向に現状が打破できないことに対し、不安な気持ちを隠し切れない現実は、誰の心にももやもやした気持ちが、宿っていることと思います。

 本日は、通り一辺倒のお話をしても面白くありません。そこで、皆さんの先輩である、現東京パラ、車いすバスケ日本代表、赤石竜我君が、高校一年生時代に海外メディアから取材を受けた動画が、ネット上に残っていましたので、こちらをご覧ください。

 ー 動画の視聴 -

 今から約6年前、海外のメディアが本校に取材に来て撮影されたものです。今現在、北門横に赤石君を激励するために、パラ出場の横断幕を後援会、事務部長さんにお願いして掲げさせていただいていますので、ご覧になった生徒さんも多いのではと思います。

 高校進学の際、受け入れ学校の選択に苦慮したことが描かれていました。さいたま市出身の彼が、中学校時代から、バスケットボールをはじめ、必ずや日本代表になり、メダルをとりたいという熱い信念を抱き、上尾高校の受検を志し、合格・入学に至ったことは、ある意味偶然の縁だったのかもしれません。もちろん彼の努力は大いに存在したと思われます。

 我々の生活全般は、人と人とのかかわりの中で生かされているといっても過言ではありません。ましてや現世のコロナ禍の時代に、人と人との縁を感じ取りながら、自己の実績や将来への展望等を実現に導くことは非常に困難ということはわかっています。

 しかしながらそういった偶然の縁を、必然の縁に変えていかないと、彼の今回のような成功へのプロセスには到底発展しないと思われます。そこで必要となるのが、求心という言葉です。直訳すれば中心に向かって近づこうとする力です。求心に力をつければ求心力となります。他人を引きつけ、その人を中心に物事にトライする力ということです。

 互いに求心を持つことで、偶然に発生した縁も、必然に発展するといわれています。

 動画の中でも、お母さんが、「障害を持ってもできることが必ずやある」ということを説いていました。また、彼を必要と考えたクラブチームも同様、互いに求心を持ちながら、出会いを必然的な縁に変えていったのです。

 また、赤石君の、必ずやメダルに到達するという熱い志は、互いの求心を結び付けることにつながり、必然的な縁が生まれ、今回の活躍にむすびついたと思います。動画の中でも繰り返し、「僕の人生」という言葉が出てきました。いわゆる15歳で赤石君は自分の方向性や矛先を決め、突き進む決心(求心)を得たのだと思います。

  次期フランスパラでは、赤石君は23歳。チームの中心となり、活躍してくれると思います。またそうなってもらわないと、我々後輩が熱い思いで応援している意味が薄れてしまいます。是非今後も活躍全般に、ひとときも目が離せなくなりそうです。

  皆さんも、高校生活の中で様々な答えを導き出し、そこから自分の必然性を得るために、新たなステージに飛び込んでいっていただきたい。そこは偶然の出会いが多いところかもしれませんが、あなた自身の価値観を理解し、応援してくれる多くの方々がいることを信じて突き進んで行きましょう。

 最後に、MacやiPhoneの創設者スティーブジョブスの言葉を引用させていただき、私からの講話を終了したいと思います。

  「他人の意見で本当の自分の声を消してはならない」

 「自分の直観を信じる勇気を持ちなさい」

  偶然を必然に変えるためには、自分が思う気持ちや、自己の考えを押し殺してはいけない。必ずや自己の考えに同調する者は生まれるという意味だと思います。

 

  長い2学期共に頑張っていきましょう 以上です。

 

第1学期末校長講話

 

 1学期間生徒の皆さんが、学校の諸行事や授業に真剣に取り組んでくれたことに大変感謝します。昨年度は多くの行事が中止となり最後に何が残ったのかのかと考えるに、多くのものが失われ、皆さんの心の中にぽっかり穴があいてしまったのかもしれません。多くのものを動かしながら、学校を廻していくには非常にリスキーな時代ではあります。今年度は、遠足を皮切りに、横のつながりを強めながら、徐々にではありますが正常化に向けてスタートがきれたことに対して、本当に良かったと思います。

 

 本来であれば、横のつながりに縦のつながり、いわゆる異年齢層との交流、上級生と下級生との交流、他人の考えに同調する姿勢が持てれば、皆さんの成長をもっと後押しできるのではと考えます。皆さんを支援し、希望をかなえてあげたいという教職員の強い気持ちを汲んでいただき、ともに学校生活を今以上に楽しく過ごしていければ幸いに存じます。

 

 これから長い夏休みに入りますが、皆さんが生活の基盤に据えていきたいことは何でしょうか?

 

 6月に皆さんの先輩方が、教育実習に来て、母校の教壇に立ちました。初日の1時間目に私のほうから心構えを申したのですが、その中で論語から引用して、こんな言葉を紹介しました。

 

 「知らざるを知らずと為す、是知るなり」

 知っていることを知っているとし、知らないことは知らないと区別する。それこそが知るということ。知ったかぶりをせず、知らないことは知らないとはっきりさせよ、という教え。実習生にも初心に戻り、知識を増やして成長していただきたいとして紹介したものです。

 

 日々生活していると知らないことが多いことに気づきます。また、電子機器やPC、スマホなどの発達により、頭から離れてしまった知識なども非常に多いことに気付きます。長い夏休みに学習を重ねていく場合、必ずや知らないことにぶち当たることでしょう。しかし、そのままほっておくのではなく、知らないことは純粋に知らないという原点に立ち向かってこそ、知るきっかけの第一歩になるのだということです。友人とのちょっとした会話の中、知ったかぶりになることもあるでしょう。知らないことは恥ではなく、知らないことが知ることの第一歩なのです。

 

 先日のTV、プレバトで、タレントの小島瑠璃子さんが、俳句の難しい季語の意味を純粋に問いただしたことがあり、夏井先生に褒められていました。ここで流してしまえば、誰もその意味を知ることができなかった。よく聞いてくれたと。小島さんはほんとに知らなかったことを純粋に問いただしたことで、解説にも深みが増したような気がしました。

 

 この夏は皆さんの心身の成長を後押ししてくれる40日間です。基礎基本に立ち戻り、まずは知ること、興味関心をもって物事に対すること、様々な知識を吸収しながら、2学期、秋を迎えていきましょう。

 再度言います。知らないことは恥ではない、ましてや一つでも知ることの勇気を持ちましょう。それが書籍でも、受験勉強の中でも、ネットでも構わない。興味関心を持ち、純粋な気持ちで計画的に生活していきましょう。

 

 以上で、1学期末の私からの講話を終了したいと思います。

 

始業前のひと時に奏でる音色!

筝曲部のデモが5〇広場で行われました。

  

紫陽花の咲き始めた中庭(5〇広場)にて、朝のSHRまでのひと時にやすらぎを与えてくださった演奏です。

文化部も多くの活躍の場が提供でき、様々な活躍を目にすることができることは大きな喜びです。

全国の場を目指し、練習に励んでいただければと思います。

5〇(ごうまる)とは 50周年行事関連で整備された中庭を意味します。

前期教育実習開始!

こんにちは、教員志望の先輩方が戻ってまいりました。

  

久しぶりに懐かしい顔と再開できました。卒業生が本日より2、3週間の教育実習を行います。

13名の実習生がそろいました(前期)。早速、校門に集合し、在校生に向け挨拶指導を行っています。

多くを学び、志を明確にできる実習であってほしいと思います。

 実習教科: 国語、地歴、公民、数学、物理、保健体育、美術、商業、情報

若いっていいですね。

元気にいってらっしゃい!

昨日の雨がうそのようです。本日は3学年ともに遠足に行っております。

私はお見送りをさせていただきました。集合状況も最高に良く、何時も上高はストレスを感じません。

  

1年生:相模湖プレジャーフォレスト 2年生:清水国明の森と湖の楽園 3年生:ディズニーリゾート

それぞれ元気いっぱいに出発していきました。親睦を深め、行事の第一弾として成功することを心から

期待しています。

これからも安心・安全に留意しながら教育活動をつづけてまいります!

関東で活躍を 埼玉に上尾高校あり!

朝のSHR前の10分間を使い、関東大会を決めたソフトテニス部男女、陸上競技部の壮行会を行いました。

  

  

朝会後に各HRにてリモートの調整を行い、会は大会議室から発信しました。

ソフトテニス部男女は、個人団体での出場、陸上競技部は3段跳での出場となります。

調整の期間は短く、コロナの影響もあり、活動も工夫しなければならないと思いますが、

精一杯努力して本番に臨んでいただければと思います。

決意表明は原稿も見ずに立派に行えて、私だけが用意したものを朗読しておりました。

また、生徒会長も激励の言葉で華を添えてくれました。ありがとう。

 ソフトテニス部(男子)

  池田、川城、鈴木、田近、尾竹、渡邉、高橋、三友 の選手たち

 ソフトテニス部(女子)

  市ノ川、村上、町田、会田、古城、村田、伊藤、武井 の選手たち

 陸上競技部

  野見山 選手

 

この受難の時期だからこそ、思い切り高みを目指してください!

授業観察が始まりました!

今年度から全日・定時併せ100名近い先生方(非常勤を含む)の授業を観察することとなり、予定を前倒しし、この時期から授業観察をスタートさせました。

  

本日は3限の美術室にお邪魔して、2年4・5組の美術Ⅱ(版画制作)を観察させていただきました。

原画をトレーシングペーパーにうつし、木版にカーボンを敷きながら謄写しています。皆オリジナリティーある原画を用意して、実際に版画が完成するのが楽しみな授業でした。

中間試験後も継続して観察に励みたいと思います。

公開授業② 関心の高さがわかりました!

4限に保護者の方々をお招きして公開授業が行われました。

   

   

多くの保護者の皆様が、関心をもって多くの授業を参観していました。

本校特有の、互いに応援しあい、励ましあいながら能力を高めていく姿勢が随所に現れ、

観ていてすがすがしい気持ちにさせてくれます。

このような機会を今後も多く設定し、開かれた学校づくりに尽力していきたいと思います。

受付人数:

 公開授業 176名   PTA総会 163名   進路状況説明会 380名

公開授業① 税務署・税理士会からの講義!

良い天気に恵まれました。本日はタイトルのとおり、学校が行われております。

4限の公開授業を前に...

商業科3年生に上尾税務署の副署長中村様より、御講義をいただきました。

   

昨年も3名の卒業生が、税務大学校でお世話になっています。関東甲信越の国税局管内では

上尾高校の卒業生は、研修の中でも成績が優秀で、期待されている学校の一つであるという

ことです。

さらに今年も、野球部甲子園組のOBであり税理士、越川先生に御来校いただき、エールを

送っていたきました。越川先生は、甲子園でファースト、3番バッターとして活躍された

方です。

配布レジュメにもありましたが、商業科で学んでいるアドバンテージを是非将来のキャリア

に役立てていただきたいということでした。B/SやP/L、有価証券報告書等を基に、今後

は会社の成長度合いなどを中心に、見る眼を養っていただきたいということ。また、税務職

員への誘いとして、明るい職場にようこそというお言葉も併せていただきました。

本日はありがとうございました。

今後もよき連携を、お願いいたします。

希望がある!

   

朝夕と日中の寒暖差が激しい日が続いています。校舎やグランドからは生徒の元気な声が響いています。

そうです、希望をもって生活しよう。学校の代表として各部活動の精鋭たちが毎日しのぎを削っています。

答えは一つではありません。みんなの気持ち、「強くなりたい」「上手くなりたい」「理解したい」「成長

したい」 様々な思いが答えになってはね返ってくる。答えは一つではありません。希望がある限り、完全

燃焼できます。

なぜなら私たちは上尾高校生だからです。

高みを目指そう。上尾高校、我らが母校。

修了式

本日修了式を終えました。希望実現に向けて努力できる新年度となることを願っています。

以下の話をしましたので、御確認ください。

校内のWifiネットワークの整備が終わり、先生方が何度もテストし、このような形で修了式を行えるようになりました。先日も性教育講演会を体育館から柔剣道場にライブ配信しました。授業でも予習や復習に役立つ動画配信なども行われています。だんだん学習環境が充実し嬉しく思います。

 本校は対象になりませんでしたが、日本全国の高校生にアンケート調査をした結果があります。「あなたは自分の自由な時間がどのくらいあれば勉強しますか」というものです。みなさんは、どうでしょうか。「1時間?」「2時間?」「30分?」。この調査は学習成果が上がっているグループとそうでないグループに分けて統計処理をしています。学習成果が上がっていないグループは「4時間」と答えています。定期考査の前に時間があるから、ちょっと勉強するか・・、でしょうか。学習成果が上がっている高校生は「10分」と答えています。通学やちょっとした合間に、さっと頭を切り替えてちょっとずつ勉強するのですね。皆さんはどうでしょうか。その積み重ねが、気が付いたら追いつくことができない差になるのですね。学習と部活動の両立に悩む生徒が多いのも知っています。部活動も盛んな本校では、隙間時間をうまく使うことが大切になります。文武不岐賞をもらった生徒も、そうかもしれません。部活動の盛んな上高、学習と部活の両立で悩む上高生にとって、突破口になるのではないでしょうか。昨日の先輩方の話にも出てきていましたよね。よし、と思ったら実践してください。できるかなぁ、なんて思わずにまずやってみよう。明日からなんて考えていたら何もできるようになりませんよ。

 先日の競技会では、企画や運営をしてくれた生徒の皆さんのお陰で 多くの生徒の元気な姿を見ることができました。大変うれしく思います。ありがとうございました。

 今年一年を振り返ると、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた1年でした。ワクチン接種が終わり、寒い冬を越さなければ、感染がどのようになっていくのか、わからない部分があります。「どのような時に飛沫が飛ぶのか」そのメカニズムを講演会でも説明していただきました。私たちにできることは基本的な感染症予防対策を各自が着実に行うことです。明るい笑顔溢れる上高、これは本校の素晴らしさです。これが続くよう、協力をお願いします。

  外では桜の花が満開を迎えようとしています。「桜は入学式の花」というイメージでしたが、年々開花が早まり、何年後かには「卒業式の花」になっているかもしれません。環境の変化は加速度的です。テクノロジーの変化も加速度的です。社会の大きな変革の中で、自分は何を武器に生きていくのか、どう生きていきたいのか、そんなことを考え、自分を変えていくことも大切になってきました。

 4月からは新しい学年になります。新しい自分をスタートさせるには絶好の機会です。変わろうとしている友達を、温かく見守り、苦しいときは互いに励ますことができる、この素晴らしい上髙の校風、文化。私は大好きです。そんな学校であり続けたいと思っています。

 皆さん元気に4月を迎えましょう。

卒業式

保護者の皆様にご臨席いただくことはできませんでしたが、本日卒業式を行いました。

以下校長式辞です。

 桜のつぼみもふくらみ、春の訪れを感じさせる今日の良き日、埼玉県立上尾高等学校第61回卒業証書授与式をみなさんとともに挙行できますことは、私たちにとりましても、この上ない喜びです。卒業おめでとうございます。

 今まで『当たり前』と思っていたことも、実は尊いものだと気づかされた一年でした。元気な声も楽器の音もボールを打つ音もしない、しんと静まり返った、主人公のいないこの場所は、学校ではありませんでした。奪われた日常にストレスを感じる日が続きましたが、よく頑張りました。再開しても元気なあいさつは聞こえず、暫くは、すれ違っても会釈をするだけでしたが、次第に元気になっていくみなさんの姿に勇気づけられました。わずか10秒のスピーチでも、書いた原稿を見ながら話をする皆さんは、次第に自分の言葉で説明できるようになりました。授業でも生徒総会でもインターハイのプレゼンでも見せてくれた堂々とした姿は他校の先生方もうらやむほどでした。成長していく皆さんは私たちに、多くの感動と、この学校で働く喜びを与えてくれました。心から感謝します。本当にありがとう。

 保護者の皆様、本日はご臨席いただけませんでしたが、3年間ありがとうございました。見守り、励まし、そして心のリフレッシュにたくさんの時間を使っていただきました。たくましく成長した生徒たちを見るたびに、感謝の気持ちでいっぱいになります。お子様たちは私たちの自慢の生徒です。ありがとうございました。

 刻々と変化する情報に翻弄される中、「AGE.FES」が生まれました。ゼロから何かを生み出すことの大変さと同時に新しいものを作り出す楽しさを感じたのではないでしょうか。アプリを自由に使いこなし楽しい映像を作り出す力には驚きました。いつもどおりというわけにはいきませんでしたが、それでもクラスTシャツを着て、熱い拍手で応援するみなさんに、負けた相手を拍手でたたえるみなさんに、上高が戻ってきたという嬉しさがこみあげてきました。

 今日はあいにくの天気です。高いタワーは「霧」に包まれているかもしれません。そこからは美しい景色を見ることもできません。しかしもっと上に登り「雲」を突き抜ければ、下には見事な「雲海」上には輝く太陽を見ることができます。君たちは、今どこにいるのでしょうか。下から雲を眺めているだけでしょうか。晴れるのを待つだけでなく、自分の力で太陽を感じて欲しい。大海原を吹く風にまかせて航海するのではなく、海図やコンパスで位置を確かめ、目標を定め、自分で帆を張り、力強く進んでください。無事を祈る大切な人に連絡を怠ることがあってはいけませんが、時には魚と戯れ、時にはきらめく夜空の星に心をときめかせ人生を楽しむことも忘れないでください。運命の風に翻弄されてはいけません。一人一人が自分の物語を生きてください。苦難こそ希望への道しるべです。

 心許し合える仲間に出会い、無我夢中で歩き続けた高校生活も卒業の時を迎えました。元気に駆け回った校庭、笑顔に光る汗、交わした約束、叱られたあの日も、泣いたあの日も、みんな忘れることのできない思い出です。君たちがくれた情熱は、いつまでもこの上尾高校に息づき、後輩へと受け継がれていくことでしょう。さあ新しい世界へ飛び立とう。必死になって、もがいて、生き抜いて、それでも辛い時には、帰ってきなさい、いつでも待っています。上高はいつまでも君たちの母校です。3年間ありがとう。

 卒業生の門出を祝い、前途に幸多かれと祈りつつ、式辞といたします。

                         令和3年3月13日 埼玉県立上尾高等学校長 林 昭雄

 

大学入学共通テスト問題分析

 3年生は大学入学共通テストが終わりました。ホッとする間もなく、二次や私大受験に向け勉強に励んでいることと思います。

 先生方は共通テストの問題を各教科で分析しました。20ページになりました。昨年度は教員間で共有しただけでしたが、今年度は8日(月)に2年生に1冊ずつ配布します。1年生にはクラス10冊配布します。不足する場合に備え余分に印刷しました。

 

学校説明会が予定されていた1月16日、校長室から書いています

 外を見れば太陽のぬくもりが溢れ、こんなに穏やかな日に、説明会を中止にしなければならなかった現状を残念に思います。リスク軽減策を行って実施すればできないこともなかったが、もし万が一、感染が拡大してしまったら取り返しのつかないことになる、中学生の将来に大きな影響を及ぼしてしまうと考えると、実施には踏み切れませんでした。

 本日、目を輝かせる中学生の皆さんに出会うことは叶いませんでしたが、春に会えることを楽しみにしています。本校のホームページには、たくさんの動画がアップされていますので参考にしてください。また、本日の説明会を中止にさせていただくにあたり作成した動画も、事前申し込みをされた御家庭に送付しておりますので、参考にしてください。

 お知りになりたいことがありましたら、遠慮なく御連絡ください。 

3学期始業式講話

以下の話をしました。

 おはようございます。2週間ぶりに、皆さんの元気な顔を見ることができました。うれしいものですね。しかし、再び「緊急事態宣言」が発出されました。感染力が強いウイルスに変異している場合もあります。警戒が必要です。

「マスク」「手洗い」「換気」をしっかりしてくれているが、「マスクを外す時」が生活の中にはあります。それは飲食をするとき。この時に感染するリスクが高まると言われています。学校では「昼休み」が心配です。「食べているときは話をしない」。これは守ってほしい。部活動でクラスターが発生しているという報道もあります。部活動前後の部室での更衣、部活動帰りに「ファストフード店」や「コンビニのイートイン」などで数人が集まって飲食することが大きなリスクになっています。やらないでください。自宅で友達が大勢集まって、お菓子を食べてジュースを飲んで・・、これもやってはいけない。どのような状況がダメなのか、想像力を働かせてよく考えて行動してください。

 体調が悪い場合は、自宅でまず体調回復をはかってください。学校に来たい気持ちはちょっと抑えてほしい。良くなったら、また元気に登校してください。ご家族の体調不良も同じです。たとえ自分が元気でも、ちょっと家で様子を見てください。どうしたらいいか判断に迷うときは学校に電話してください。

 3年生は、共通テストから始まる一般入試の時期を迎えます。不安がいっぱいかもしれません。入試は予定どおりに行うと言っています。あとは自分の気持ちの持って行き方です。やるべきことをしっかりやって、落ち着いて臨んでもらいたい。

 君たちの考え方、行動次第では、感染拡大を断ち切ることができる。すぐ近くまで感染の波が迫っていても、自分たちのところで断ち切ろう。でも疲れてしまったら、一人で抱えないで、相談しよう。友達でも先生でも、御家族でも。これも約束、守ってください。

 2学期の終業式では、君たちに「あきらめたくないもの」はあるのでしょうかと問いかけました。自問自答してくれたでしょうか。今は様々なことに再び制限が加わりました。「あきらめたくない」と思えば、このような時でも、きっと成し遂げられることはあるのだと思っています。

 一人ひとりが「あきらめたくない」と思うその心の灯を大事にしながら、友達の想い、互いの心の絆を大事にしながら、3学期を有意義にすごしてください。

 

2年理系zoom補習

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、2年生理系の補習がzoomを使って行われました。

zoom補習は、26日(土)、28日(月)と続きます。

  

       接続確認中                                          数学講義の様子    

   

    数学講義者の画面              化学講義者の画面

 

 

       物理講義の様子              受講の様子

  

 

 

 

2学期終業式講話

以下の話をしました。

 今日もたくさんの表彰がありました。うれしいことです。苦しい中でよく頑張ってきました。でもこの表彰だけではありません、朝早く登校していた生徒、掃除を一生懸命にやってくれた生徒、頑張っている姿は校内いろいろな場所で見ることができました。様々な制限の中での生活、時に前向きになれないこともあったでしょうが、自分の気持ちをコントロールしながらよく頑張ってきたと思います。しかし、新型コロナウイルスの感染者数は今また増加しています。若年者の感染も増えています。再び一人一人が感染防止に注意しなければなりません。みんなで乗り切りましょう。

 さて、君たちは青春というすばらしい時期を過ごしています。うらやましい限りです。歴史に名を残した人の青春時代はどうだったでしょうか、そんなに恵まれていたわけではなかったようです。イギリスの政治家チャーチルは“万年落第生”。ガンジーは目立たない生徒でした。アインシュタインは劣等生。X線の発見者レントゲンは、工業学校を退学しています。級友が起こした事件のぬれぎぬを着せられたのです。では、彼らに共通することは何でしょうか。それは「自分で自分をあきらめなかった」ということです。成績が悪くても、裏切られても、何度失敗しても、病気や経済で苦しみ悩んでも。「あきらめなかった」。

 赤ちゃんの時って、自分で立ち上がろうとしますよね。諦めずに何度でも!そう何度でもです!ヨチヨチしながら歩きます。尻餅ついてもまた立ち上がり、歩きます。当然諦めるなんて知りません、二足歩行するために本能的に何度でも挑むんですね。それがいつの日かできなくなる。知識を得て、諦めることを覚えて、できたらいいなと思っていることも、何となく自分で正当化してやらなくなる。寂しいことだと思います。

 君たちに「あきらめたくないもの」はあるのでしょうか。

 あきらめなければ、苦しんだ分だけ、将来、必ず大きな花が咲くと、私は信じています。「あきらめたくないもの」を追求する青春もかっこいい。

 来年は良い年になることを願っています。

 

3日目 朝

あたり一面雪景色です。午前8時、体調不良はおりません。仕切りのあるテーブルでの朝食でした。

 

2日目夕食 体調不良者なし

松島から南三陸に移動し、ホテルに到着。夕食は、修学旅行では珍しく一人一人の会席膳、向かい合うことなく、みんなが前を向いていただきました。午後7時現在、体調不良者はおりません。

 

 

2日目

午前8時現在、寒いですが晴れています。体調不良者はおりません。今日は松島へ向かいます。 

プロジェクター

やっと設置の順番がまわってきて、各教室にプロジェクターがつきました。

12月5・6日に設置工事が行われ、期末考査が終了した本日、さっそくプロジェクターを使った授業が行われました。

これまでも、予習復習に活用できるよう授業動画を配信してまいりましたが、授業でもICTが使えるようになり

わかりやすい授業やリアルタイムで生徒全員の解答や意見を集約するなど興味関心を喚起する授業が加速されます。

 

アイススケート

市内に埼玉アイスアリーナがある本校では、選択科目「スポーツⅡ」で、アイススケートの授業を行っています。

埼玉アイスアリーナのインストラクターの方々にご指導をいただき、初心者の生徒も滑れるようになっていきます。

自由滑走の時間に、友達同士で教えあったりしながら、バックも片足滑走もできるようになります。

  

ランチタイムのひと時(書道部・吹奏楽部コラボ)

 11月19日(木)昼休み、教室やローカの窓から大勢の生徒が見つめる先には、50広場で演奏する吹奏楽部とその音楽に合わせてパフォーマンスを披露する書道部の姿がありました。大勢の生徒に楽しんでもらう裏には、入念なリハーサルと朝から50広場を清掃する部員たちの姿がありました。

  

 

 

AGE.FES 途中経過

保護者の皆様には申し訳ありませんが、本校生徒だけで実施させていただいています。

「生徒会企画(校舎内)」「体育祭企画(グラウンド)」「文化祭企画(体育館)」の3つの部門で構成され、生徒は学年ごとに、ローテーションします。

校内のあちこちには、手指消毒アルコールや密にならないような制限が掲出されております。

 

 

ただいま休憩時間になりました。1年生は「体育祭企画」「生徒会企画」、2年生は「文化祭企画」「体育祭企画」、3年生は「生徒会企画」「文化祭企画」を終えました。

生徒たちが企画し、それぞれを運営していく力。ストーリーを考え、映像を撮影し編集する力。一生懸命な中にも周囲を気遣う生徒の姿に感激しました。そして、心の健康も回復して欲しいと思います。

 

 

 

 

 

ランチタイムコンサート

  

 

 本日昼休みに中庭(50広場)で吹奏楽部によるランチタイム・コンサートが開かれました。

 演奏者は写真のように間隔をあけながら、そして生徒は通路や教室の窓から、演奏を楽しんでいました。

 心地よい音楽に触れることができた素敵な昼休みになりました。 

 

化学の実験

久しぶりの実験ですが、感染防止に留意しながら実施しなくては

いけません。 実験室の入り口には写真の掲示があります。また

黒板には注意事項が書いてあり、先生が注意を促しています。

 さて、今日は「ベンゼンからニトロベンゼンを合成する」実験です。

 本校の実験は、実験指示書を生徒が読み、理解し、実験パートナーと

仕事を分担したり、指示書通りにできているかなどを互いに確認しあい

ながら進められることも多いのが特徴です。今日は久しぶりの実験だった

ので、私以外にも数人の先生が参観していました。安全や感染防止状況

確認のため養護教諭も様子を見に来てくれました。

 

 久しぶりの実験だったためか、時間を計るのを忘れてしまって「あっ」

という声が数回聞こえましたが、大きな声を出すこともなく、どのグループ

も無事にニトロベンゼンを合成でき、安堵した様子でした。

 実験後の清掃、机等の消毒、手洗いは、以前より入念でした。一人一人

が役割を担い、協力して実験できたことに、生徒たちも嬉しそうでした。

    

 

 

 

 

 

英語の授業

協調学習の授業です。数人で話し合いが行われるため、生徒同士の距離が近くなる教室ではなく、広い視聴覚室で行われました。

 テーマは「Think of the effect of Hospital Art」

 どのようなものが人々の心の癒しとなるのか、ホスピタルアートを描くことにより考えていきます。同時に、英語で会話を行う際に、自分自身の英語が通じないことがある場面では、どのような工夫をすると伝わるのかを考えるとともに、英語で話す際には簡単な英語を使うことも大切であることも感じて欲しいようです。

 まず、「色、形、患者の心理状態」について書かれた文章を、割り当てに従って一人一人が辞書を引き、考えていきます。(本校1年生は「紙の辞典」を引くことから入ります。)そして、異なるパートについて調べたことを数人で発表し、全体を把握します。最後に、どのような「ホスピタルアート」が効果的であるか、意見交換します。

 簡単でもいいので、英語でディスカッションして欲しかったと担当者は言っていましたが、実際はそうならなかった現実があり、残念でした。

 授業後担当者とは、到達目標に届くように、何をどんな順番で教えればよいか、生徒の活動はどのようなものを、どのようなタイミングで入れればよいか、デザインしてくれるよう話をしました。

 また、英語の先生方が多く参観し、指導法の研究をしてくれたことも大変うれしく思います。

 活動自体は大変興味深く、生徒の取り組みも積極的で、また参観したい授業でした。

 

  

 

 

授業形態が戻りつつあります

9月28日付、県教育委員会から、感染症対策を講じながら「実験・調理実習・歌唱・グループ活動」を行ってよいと通知を受けましたので、本校でも教員の説明が主であった授業から生徒が活動する授業へと実施形態が戻りつつあります。以下はその様子です。

  

      グループ活動の様子                    歌唱

 

 学習する生徒の表情は実に生き生きしていました。

 

 

2学期始業式講話

以下の内容を話しました。今回はあえて結論めいたことはあまり言わず、生徒に考える余地を残しました。

話を聞き終わった生徒は、きっとモヤモヤしていたことでしょう。

自分事としてとらえ、考え、何かにチャレンジして欲しいと思っています。

 

 おはようございます。元気に登校するみなさんに会えたことをうれしく思います。「考えることは成長につながる」とよく言われます。私たちは様々な機会に、いろいろな話を聞きます。抽象的な話、自分の興味関心とは一致しない話。それを自分ごとに置き換えて考えてみたり、具体的な話を自分で抽象化してみることで思考は深まり得られることが多くなります。

 さて、今年は短い夏休みでしたが、その間に様々な部活動の大会がありました。学校再開後の短い期間で力をつけた皆さんの努力を素晴らしいと思います。しかし、チャンピオンになることは難しかった。努力したと思っていても埋めることができなかった差の大きさを味わった人もいるのではないでしょうか。

 野球選手で「イチロー」という選手がいたことは皆さんも知っているでしょう。世界でも10人に満たない「4000本以上のヒットを打った選手」の一人です。4000本を超えたところで受けたインタビューでは「いい結果を生んできたことを誇るつもりはありません。4000本のヒットを打つために8000回以上は悔しい思いをしています。そのことに自分なりに向き合ってきたことが事実です。誇れるとしたら、そこではないかと思います」と話していました。かっこいいですね。『うまくいかない時に解決策を考え、解決の行動を続けてきたこと』に目を向けてほしいと言っているかのようでした。

 「今日8月25日は、東京2020パラリンピック大会が始まる日」でした。最近は「自己の競技力向上にひたむきに努力するアスリートの姿」の報道を目にすることも多くなりました。「できないことをできるように、あるいは自己ベストを出し続けること」は、もしかしたらチャンピオンになることよりも難しいのではないか、とも思えてきます。

 「できないことをできるようにするチャレンジや自己ベストを狙ったチャレンジ」は良くも悪くも結果と向き合うことになり、その時に振り返り、考えることで成長のきっかけになります。

 最近は新型コロナウイルスや様々な自然災害が多く、希望を持ちにくい環境でもあります。酷暑の夏に、9年前に起きた東北大地震を体験した人の話を思い出しました。「希望はそこにあるものでも転がっているものでもなかった。自分で見つけるものだった。見つけた希望に向かってひたすら努力していると、不思議なことに、また新たな希望が浮かんでくる」そんなことを話していました。

 「考えることは成長につながる」とよく言われます。

 有意義な2学期となることを願っています。

 

 

1学期終業式講話

本校は、放送による1学期の終業式で、以下の話をしましたので参考にお読みください。

 

 「おはようございます」 例年にない1学期でした。4月・5月、私たちは、人と人が切り離された状態になっていました。意義深い活動も、気楽な気晴らしも、楽しい集りも、消えていました。私たちの心と体には、不安、フラストレーション、イライラ がたまっていたのだと思います。そして6月、変則的な日課、様々な行事の中止や延期、今までにない、学校生活がスタートしました。それでも、皆さんは自分をコントロールし、乗り越えてくれました。大変な努力だったと思います。感謝します。また、各教室の消毒作業には保健委員の皆さんの力をお借りしました。大変でしたね。ありがとうございました。

 自宅学習も長い間続きました。知識を手に入れる、そのことだけを考えると、その方が効率的な生徒もいたでしょう。しかし、「人としての成長」が学校の大きな目的であるので、そのためには「どこで学ぶのか」より「誰と学ぶのか」が大事だと気付かされました。今は、グループでの活動も、家庭科の実習も、理科の実験も、音楽の授業も思い切ってできませんが、何とか実施できるように考えたいと思っています。

 いくつかの学校で陽性確認者が出ています。部活動・補習・家庭内のリスクを「ゼロ」にすることは難しいですが、「マスク」と「手洗い」「換気」、そして「規則正しい生活習慣」、これが大切です。臨時休校中は、「夜型」の生徒が増えたので、心身の健康を維持するために意図的に朝、グーグルクラスルームを送信することにしました。

 これは夏休みにも継続して行います。朝、起きる。朝食をとる、部活に入っていなくても散歩したりして運動する。自分で計画して勉強する。教科書だけではありません、夏休みしかできないこと、自分の興味関心があることを深く学んでほしい。そして朝の「GCR」をきちんとやって、心身の健康を維持してほしいと思っています。

 最後に、悩みは誰にでもあります。私たちは「悩みがあったら相談してほしい」と言い続けていましたが、もしかしたら、相談できる雰囲気がなかったのかもしれないと反省しています。でも何かあったら相談して欲しいという気持ちに変わりはありません。担任でなくても顧問でなくても、相談できる先生、誰でもいい。もちろん私でも。

 みんなで、危機を乗り越えて、もっともっとつながりがある学校にしていきましょう。では有意義な夏休みを、そして25日に、元気に会いましょう。

期末考査前の1コマ

期末考査前の土曜日、担当の先生に質問し、物理室前のホワイトボードで説明を聞く生徒です。

努力の成果を発揮して欲しいと思います。

 

準備登校が始まりました

 

前日の大掃除に続いて、今朝は教室のドアやスイッチ、机・椅子などの消毒を行いました。

分散しての登校ですが、生徒のいる学校は、やはりいいですね。 午後登校グループも待ってます!

  

   

   

   配布物も、あらかじめ机上に     クラスの半数ずつ登校します

4月24日(金)夕立がありましたが、その後、本校野球場3塁側に虹が現れました。

良いことがきっとある!

 

年度当初に生徒に配布した文書

生徒の皆さんに伝えたいこと  

 元気に登校してくれたことをうれしく思います。新型コロナウイルスの感染防止の注意点は、3月24日・25日に各クラスで配布した資料のとおりです。今一度意識を新たにし、自分自身が感染しないことはもちろんですが、若い世代のみなさんが爆発的感染拡大の引き金にならないように行動してください。行ってはいけない場所、してはいけないことをしっかり考え、上高生として自覚をもってください。登校に不安を感じる生徒もいます。それぞれの考えを尊重しながら、みんなでこの難局を乗り越えて欲しいと思います。

 さて、もう6年も前になるでしょか、ある新聞に、歌手であり音楽プロデューサーである〝つんくさん"の手紙が載っていたのを思い出しました。夢だった「モーニング娘。」のニューヨーク公演が叶いアメリカに到着した矢先、つんくさんには、病院からあることを告げる電話がありました。喉にできたガンの再発、声帯を切除しなければ命の保障がない状況を伝えられたのです。歌手としての絶望感に浸りながら、ライブ当日、メンバーに語りかけた言葉は、「歌えるありがたみを忘れるな」という言葉でした。もうこの声では歌えない。自分もこの街で歌ってみたかった。そんな思いが込められていたのでしょうか。

 高校生の皆さんに対しては「学べるありがたみを忘れるな」という言葉がふさわしいと思います。新型コロナウイルスにより、3月は登校することもできませんでした。これからもしばらくは登校できないかもしれません。世界には発展途上の国を中心に約3億もの未就学児童生徒がいます。実に世界の子ども5人に1人が勉強できずにいます。皆さんは、保護者の方に支えられた「学べるありがたみ」を再認識し、高校生として学ぶことの意義を考えて欲しいと思います。

 学ぶことは、新しいことを知り、出来なかったことが出来るようになることです。それによって社会のルールを覚え、仕事を得ることができます。さらに物事に親しむための知識や技能が得られれば、自分の人生をより豊かにすることができます。これは、いわば自分のための学びです。学びのもう一つの意義は「貢献」できる人材に成長することです。私たちは何かの集団に属し、助けたり助けられたりしています。今皆さんが身につけている服、座っている椅子、使う教材、毎日口にする食材など、ほとんどは自分以外の人が作ってくれたものです。社会で生きる人々は、自分ができることを人のために行っています。世の中の誰かの発明や技術、たくさんの人の苦労が、私たちの生活を豊かにしているのです。社会で生きることとは、自分が出来ることを通して世の中に貢献することです。自分がどのように「貢献」していくのか、常に考えなければいけません。

 学校は、社会に出る準備の場です。「変化と多様性」が今の社会の象徴です。AIなどの技術革新、少子高齢化による社会構造の変化、職業や働き方などの変化に加え、国を超えて人や物や金が行き交うこれからの世界では、価値観や文化の異なる多様な人達と理解し合い協力していかなければなりません。このような社会で生きる皆さんには、他者と関わり合う中で、自分の考えをまとめ、それを表現でき、責任感をもって主体的に行動できるようになって欲しいと思います。そして、他者の尊重、対話を通した協力、社会の課題に対する取り組み、部活動や体験的な学習、様々な行事などを通してたくましく成長してください。上尾高校は社会の中で生きる力を育むことを大切にする学校です。地域の皆様に愛され、文化と伝統が息づく学校です。様々な機会を有効に生かし、「夢」を持ち「努力」し「感動」することを繰り返しながら、「学べるありがたみ」とともに「友と出会えるありがたさ」を感じながら、充実した高校生活を送っていただきたいと願います。 

 

令和元年度修了式 式辞

修了式は実施できませんでしたが、24日・25日のクラス別登校日で生徒に配布した式辞を掲載しますので、お読みください。

 

令和元年度修了式 式辞

 人は、未知のことや見えないものに対して不安や恐怖を感じやすい生き物です。今回の新型コロナウイルスでそのことがはっきり分かりました。2003 年に「SARS」が発生したときも大混乱しました。病原ウイルスがコロナウイルスであることが見つかり、感染経路が明らかになり、患者・病原体との接触の機会を減らせば、感染拡大は防げることが分かってからその不安感は減少していきました。この間数カ月、それ以前は数年・数十年かかった感染症もあったようです。現代の科学は不安が存在する時間を急速に縮めてきました。画期的な進歩です。

 新型コロナウイルスは「飛沫」で感染すること、「密閉空間など換気が悪く、多くの人が密集して過ごし、近い距離で会話や発声が行われる場所」が感染しやすい場所であること、またウイルスを含む飛沫に触れた手で顔を触り呼吸とともに飛沫を吸い込んでしまう場合もあること、手指を介して目・鼻・口などの粘膜から「接触感染」することもわかってきました。「感染リスクが高い場所に行かないこと」、「石鹸で手を洗う、手指をアルコールで消毒する」こと、「共用する物品を消毒する」ことや「換気をする」ことが有効な対策であると情報共有されてきました。どうすればよいのかがわかってきて不安が減少し、行動も活発化しつつあります。

 しかしながら、子どものころには、あらゆる未知のことに近づき、初めて見るもの、珍しいものに好奇心を持ち、触ったりしながら、それがどういうものなのかを探査することで、生活の範囲を広げようとしてきたはずです。すべての生物はこの間に知性を育み、スキルを磨き、環境に適応するために学習するわけです。食べる、身を守るといった「本能的にできる」と思われていることも、最初は何もできないところから、こうした経験をとおして、少しずつできるようになっているのです。これは私たち人間が本来持っている力です。

 「見えないものの実態を明らかにしていくことで不安をやわらげ、新しいことに挑戦して今までなかった力を獲得していく。」「これが自分を成長させるNICEな方法だ!」と思いませんか。学習、進路、部活動、学習と部活動の両立などの「見えないもの」は何だろう、どこを見れば、どこに行けば、誰に聞けば、実態がわかるのだろう。それを解明すれば、君たちが本来持っている未知のものへの好奇心が呼び起されて、自分の未来に向けた新しい挑戦を始められるのではないだろうか。

 

                          県立上尾高等学校長 林 昭雄

 

第60回卒業証書授与式 式辞

保護者の皆さま、在校生が不在でしたが、本日卒業証書授与式を挙行いたしました。

凛としたなかにも、卒業生からは本校への愛着が感じられ、立派な卒業式でした。

式辞を以下に掲載いたします。

 

 保護者の皆様も在校生もいない今日の卒業式となりましたが、この式場は先生方みんなで準備しました。心に残る、良い思い出となってほしいと願っています。

 着任間もないある春の日、電車の中で、座席に座る生徒を見つけました。北上尾ではないのに、鞄の中で何かを探す仕草をしていた生徒は、お年寄りが乗ってくるのと同時に席を立ち、違う車両へと向かいました。さりげなく席を譲る心優しさに上高生らしさを感じた瞬間でした。体育祭大縄跳びの大記録、参考書を手に登校した生徒、自習室で朝も放課後も学習に励む姿、相手を尊重し力の限り戦った部活動、最後まで遅刻が増えなかった皆さん、どれも、みんな上尾高校の誇りです。後輩は、記録を破ろうと日が暮れるまで大繩を跳び続け、英単語を手に登校し、遅刻も減らしました。あきらめないという大きな宝物を残してくれた皆さんに感謝します。

 努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語るとよく言われます。努力しても何日も結果が出ないことがあるかもしれません。その時にどういう自分でいられるか、何を語る自分がいるのか、苦しい時は自分を見つめ直してください。さりげない優しさとともに、どんな時にも懸命になれる皆さんの姿勢は、これからの皆さんを必ず助けてくれます。あきらめない姿勢は必ず何かを生み出します。

 さあ、数々の思い出がつまった上尾高校の校舎と別れ、新たな「先生」や「友」との出会いとともに、皆さん一人ひとりの希望にあふれた新しい扉が開きます。苦しい時には、楽しかった上尾高校での日々を思い出し、いつまでも希望を語れる皆さんでいてください。

 AI社会の到来と言われますが、新型コロナウイルスの解決にAIはその力を発揮できずにいます。物事の解決には蓄積されたデータに人の知恵とアイデアが必要だと改めて考えさせられました。ウイルスの研究やワクチンの開発。見えないものへの恐怖にパニックを起こさない心理の研究。在宅ワークを可能にするITネットワークの構築。オンライン教育プログラムやウイルスの付着を防ぐ商品の開発など、解決できるのは皆さんです。上尾高校で培った粘り強さに豊かな発想をプラスして社会に貢献してください。期待しています。

 桜舞う4月、多くの仲間と出会ってから3年、いつの間にか時は流れ、今日は卒業の日。皆さんが残してくれた思いや情熱、皆さんが示してくれたあきらめない姿勢は後輩にも私たちの心の中にも、いつまでも受け継がれていくことでしょう。一人一人の夢の蕾が、やがて花開くことを願っています。3年間皆さんを見守り、励ましてくれた保護者の皆さまも、本日のご臨席は叶いませんでしたが、同じ気持ちだろうと思います。感謝を忘れないでください。これで最後になるのかと思うと切ない思いでいっぱいですが、この状況が終息し、皆さんがまたどこかで再会してくれることを願い、そして素晴らしい卒業生の門出を祝し、式辞といたします。「卒業おめでとう。」

 

 保護者の皆さま、関係者の皆さま、本日は誠におめでとうございます。本校教育の推進にご理解とご協力を賜りましたことを、この場をお借りして厚くお礼申しあげます。卒業式を迎えたお子様の姿をご覧になり、感激もひとしおのことと存じます。本人たちの努力もさることながら、皆さまに支えられ、励まされ、応援をいただきながらこうして卒業を迎えました。お子さまを通じて生まれましたこのご縁、引き続き、上尾高校の発展のためにお力添えくださいますようお願い申しあげます。

 DVDを制作いたしました。4月中旬ごろまでには各家庭にお送りいたしますのでご覧ください。本日は、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。

 

                令和2年3月14日 埼玉県立上尾高等学校長 林 昭雄

 

倫理の授業

        

            

 

 昨日は、「自分の考えを人に伝える」授業です。自分の興味関心があるテーマについて調べ、レポートを作成し、グループ内で発表するというものでした。この日は1学年の3クラスで行われました。「アプリとスマホの使い方」「環境問題」「食品ロス」「ブラック企業とは」「働くということは」「地球温暖化について」「制服について考える」など、テーマは多岐にわたっていました。

 先生から「伝え方のポイント」や「発表の聞き方」などの説明を聞き、いよいよスタートです。1人5分の説明の後、質問タイム2分。「この間誰もしゃべらない沈黙の時間があってはいけない」と最後の説明があり発表開始!

 資料をつくり、それを見せながら、自分の言葉で説明できた生徒もいました。原稿を読むだけの生徒もいましたが、これから経験を重ねるごとに上手になることと思います。

 発表者をリスペクトするコメントや質問が多く出ていたのが印象的でした。入学して1年がたとうとしていますが、生徒の成長を感じた一日でした。

 

研究授業のとなりの教室

 

 研究授業の隣の教室では「数学」が行われていました。今日は「証明」。先生が説明した後は演習です。解答が出来上がったら教室後方で待つ先生に解答を見てもらいます。合格すると、「まだ未解答の生徒は、その生徒に説明してもらっていい」というルールになっているようです。しばらくすると教室内を歩く生徒がだんだん増えてきました。あちこちで説明する生徒の声がします。
 「全員正解、というわけにはいきませんでしたが、多くの生徒が理解してくれたようです」と授業者は話してくれました。

初任者研究授業

         

               写真1               写真2

         

             写真3             写真4

 

 2月14日(金)今年度本校に着任した初任者の研究授業が行われました(写真1)。「1年間の研修の成果となるよう授業を行うので参観してください」との呼びかけに集まった教員は20人超(写真2)。「イスラーム王朝の変遷」をテーマに行われました。前時にはグループで「イスラーム王朝の変遷についてポスターを作り(写真3)ワールドカフェ方式による発表」をしていました。
 明るく、授業者の発問にもよく反応しているクラスです。教員の説明をプリントやノートにメモする生徒も多い印象がありました。
 授業の終わりは振り返りです。今日の授業で学んだことを自分の言葉で書き記します(写真4)。生徒の表情は、この時が一番真剣でした。50分の授業を頭の中で再生しているようでした。
 終了後、私は授業者と授業について振り返りました。生徒の振り返りの内容について聞いてみると、「イスラームの世界がどのように拡大・分裂していったのかについて記述されていたので、授業の内容を生徒は理解したと思っています」と話してくれました。
 参観者一人一人に感想を聞き、教科で授業を振り返りながら、初任者はもちろんですが他の教員の授業力も向上していくことと思います。

 

北関東総体2020「まが玉づくり」

  

    

 

 北関東総体2020埼玉県実行委員会から協力要請されていた、大会参加選手に贈る手作り記念品「まが玉づくり」を行いました。

 埼玉県高校生活動推進委員の本校生徒が、県立さきたま史跡の博物館で「まが玉づくり」の講習会を受講し、そのノウハウを本校生徒に説明して作成されました。

 削っても削ってもなかなか丸みを帯びない「まが玉」に悪戦苦闘しながらも頑張っておりました。

 

新人大会の途中経過、日商簿記1級合格

各運動部では新人大会が始まっています。

男女バレーボール部が南部地区予選を勝ち抜き県大会へ出場します。

サッカー部も、伊奈学園に2-1で勝利し、南部地区3回戦に進みました。

 

課題意識をもって取り組んでいる日ごろの練習の成果が発揮され、うれしく思います。

 

また、簿記同好会商業科3年生が、「日商簿記1級に合格」し、21日の読売新聞と22日の埼玉新聞に記事が掲載されました。覚悟をもった努力の末に勝ち取った合格、その姿勢に感激しています。

3学期始業式講話

本日の始業式で以下の話をしましたので参考にお読みください。

 今朝は、20分台に北上尾駅に着く電車に乗っている人はわずかだった。意識の変化を感じる。大変すばらしい。続けてほしい。

 今日の終業式は、いつもと少し違う。ハワイからお客様が来ています。「プナホウ高校の生徒16名と先生2名です。後ろを向いて拍手で歓迎しよう!「Welcome !Punahou School! Welcome to Ageo High School I’m glad to meet you. Enjoy Japan and enjoy our school Life」(生徒は拍手)

 さて、終業式では、ノーベル化学賞「吉野彰先生」の話題で人生の「転機」について話をした。「ろうそくの科学」を読んだことが転機だった。何かをしたい、一歩踏み出したい。でもできない。そんな人は多い。今日はその転機を自分のものとするためにどうすればいいか、話をしたい。

 クラウドサービスの会社の一つに「サイボウズ」という会社がある。1997年松山、2DKの一室で創業して23年。今では一部上場、社員500名を超える会社に成長した。そこの青野社長、大阪の大学を卒業し、パナソニックに就職。「それなりに頑張ればなんとかなる」と思って人生を送り会社を立ち上げた。

 「転機」は、仕事で様々な人と会うことで訪れた。様々な人(社長)と話をするうちに「自分より才能のある人などいくらでもいる。自分より努力する人もいくらでもいる。自分より運のいい人もいくらでもいる。頑張ればなんとかなる。などあり得ない。命を懸ける想いで取り組まなければ、ここから先には進めない。「頑張る」のと「命を懸ける」のではレベルが違う」ことを痛感した。「転機」ですよね。

 この日以来、座右の銘は「真剣」。「真剣」という言葉は、本物の刀同士で戦う勝負について「真剣勝負」と表現したことが由来となっている言葉。刀同士で戦っているため、命の危険を冒しても本気で取り組むという意味だと理解したそうだ。果たして自分は真剣だったのだろうか。何度も何度も自分に問いかけた。答えはノー。明確にノーだったそうだ。「自分がこの分野やこの会社について一番詳しいのだから、自分が社長をすれば何とかなるだろう」くらいに軽く思っていたそうです。そして、「とにかくこのサイボウズという組織がよりよい状態になることに全力を尽くそう。1人の経営者として、世の中でどのような評価をされてもかまわない。できることに集中しよう。」って考えた。「本当に大切にしたいことはなにか。大切にしたいことのために、今できることはなにか。」その問いを毎日毎日とにかく繰り返したそうだ。それは「覚悟」と言ってもいいものだった。

「覚悟」と言っても、そんなに簡単に「覚悟」なんてできないって、みんなは言うかもしれない。F1ドライバーで山本左近という人がいる。F1は時速250㎞から300kmの世界。新幹線のスピードを地上すれすれで体感している。怖いなんて言うものではないだろう。F1レーサーでも、レースに出る覚悟がなかなか決まらないときがあるそうだ。自分自身でもそれがわかっているから、本当にもどかしく、苦しいものらしい。そんな時どうするか、この人の場合、それを克服する秘訣は「ご飯」にあるそうだ。心が折れそうなとき、いかに自分を奮い立たせるか、いかに前を向くか。「勝負メシ」を食べていくうちに、「よし、行くぞ」という気持ちになるのだという。イチロー選手も試合前に「カレー」を食べるとか聞いたことがある。一流の人たちは、何かそういうものを持っているのかもしれない。

「転機」が生まれるのは、「慣れ親しんだ場所から出るとき」「新しいことを学ぶとき」「優れた人の話や文章に触れて、自分も真似してみようと思ったとき」。そして、行動に移し「覚悟」によって「限界を何度も越え」新しい自分に出会い、新しい自分を知ることで人生が開ける。

 3年生は、覚悟をもって準備してきた大学入試が、もう少しで始まる。ぜひ力を発揮してほしい。

「覚悟があるかどうか」は「行動に現れる」。「みんなは頑張っている、努力もしている」。それだけでなく、「覚悟をもって頑張る」上高生が多くなることを期待する。

 

 

終業式講話

終業式で以下のような話をしましたのでお読みください。

 

 先日これまでの遅刻者数の報告を受けました。過去数年で最も少ない。一昨年が少なく昨年は増えてしまった。これが限界かと思っていた先生方もいたが、見事に最少記録を更新した。うれしいことです。朝北門に立っていると、手に問題集か英単語の本かわからないが、手に抱えて登校する男子生徒もいる。日に日にそれがボロボロになっていく。これもまたうれしい。成果につながってくれればと思う。

 昨日の芸術鑑賞会では、総合司会の方が「チャンスをつかんでほしい」という話をされていた。今日は人生の「転機」について話をします。先日、ノーベル化学賞を受賞したのは「吉野彰さん」ですよね。表彰式がありました。受賞理由はわかっているかと思いますが、リチウムイオン電池を開発した功績によるものです。リチウム電池は、パソコン、スマホ、電気自動車など、様々なところで使われています。スマートフォンやノートパソコンが手軽に持ち運べるようになったのは、超小型で、繰り返し充電でき、長時間電気を供給できる、この「夢の電池」が登場したからです。リチウムは最もという形容詞が付くかどうか記憶があいましですが、軽い金属で、電気を生み出す反応を起こしやすい。原子の粒が小さいので、電池の電極に使うと小型で高出力の電池ができます。しかし、化学反応を起こしやすいリチウムの性質が災いして、発火や爆発の危険がつきまとい、そのままでは使えませんでした。その壁を打ち破ったのが、吉野さんです。マイナスの電極(負極)に特殊な構造の炭素材料を使うことで安全性を飛躍的に高め、小型化にも成功。だれもが使える電池に変えました。2年生は修学旅行に行くときに、リチウム電池は手荷物でと言われていたので覚えているだろう。

 吉野さんは、水泳が大好きなごく普通の子どもだったそうです。しかし、小学校4年生のときに、担任の先生から『ロウソクの科学』という本を読んでみないかと薦められました。「ロウソクはなぜ芯が必要か」「なぜ炎は黄色いのか」など、「おもしろいなあ」と思いながら読んだのだそうです。その本を入り口に、化学やものづくりに興味を持ったと振り返っています。しかし、中学・高校で一番熱中したのは水泳で、学校のプールでひたすら泳いでいたとも言っています。そんななかでも化学への興味は変わらず持ち続け、理科が得意科目になったこともあり大学は工学部に進み、大学院修了後は旭化成に入って研究職に就きました。

 吉野さんは、このように言っています。「いろいろなことを試し、刺激を受けてください。ボールを蹴る楽しさにひかれ、Jリーガーを目指す人もいるでしょう。私の場合は、それが『ロウソクの科学』でした。もしも失敗が続いたとしても、焦らないでください。ノーベル賞受賞者がそのテーマの研究を始めた年齢は平均37歳。私も33歳のときでした。いくら科学が発展しても、世の中にはわからないことがまだたくさんあります。いつかきっと、「これは!」というテーマが見つかります。それまでは、たくさん失敗をしてください。失敗から学んだ経験が、きっとあなたを成長させ、困難を乗り越える力になりますから。」

 オーストラリアやハーバードへ行って、その報告をしてくれた生徒、来年上尾市でも開催されるインターハイ、その準備の生徒代表として成長している生徒、部活動のコンクールや試合という場を与えられ、ひたむきに努力することで得られる結果、遅刻の減少、自分たちで指示書を読んでやる新しい理科の実験、映像を使った授業、説明や話し合いをする授業、学校行事の企画運営、補習や小論文・面接の練習、その取り組みは熱心です。学校では様々な刺激があります。それを自分で活用することで、みんなの持っている才能が目覚めます。これは「転機」と言ってもいいでしょう。そんなうれしい場面をいくつも見させてもらった。しかし、学校は「転機となるボール」をみんなに投げることやボールを探しだす場面を設定することしかできない。それを見つけ、あるいは受け止めて使うかどうかはみんな次第です。手に取って大事に育てるのか、見て見ぬふりをするのか、握りつぶして初めからなかったものとしてしまうのか。一人一人が自分を知り、自分の力、才能を伸ばすために、自分の手の中にあるボールを全力で活用してほしい。それを願っています。

 3年生はいよいよ受験です。最後は粘った人が希望を叶える。最後まで粘って粘って粘ってほしい。

 

修学旅行最終日(2)

最終日は朝方の曇りから一転晴天になり気温も初夏を思わせるぐらいになりました。

午前中はクラス毎の計画で、下のクラスは宿舎ホテルのビーチに出て、クラス写真などを撮影しました。

担任の先生と相撲を取る生徒もいたようです。また、担任は本日が誕生日、生徒から胴上げされていました。

その後、喜びのあまり海に入ったとか・・・!?

   

                     

 

 

火災にあった「首里城」の様子を見てきました。

「守礼門」を過ぎたところで「立入禁止」となっていました。消防の現場検証が続いているそうです。

城壁沿いにしか歩くことができず、燃えた建物の屋根が少しだけ見えました。

  

 

 首里城の目の前の駐車場もガラガラ。 お土産屋さんにも人はあまりいませんでした。

   

空港への集合状況も時間を守って行動できた。そして定刻から10分程遅れて飛行機は一路羽田へ!