校長室だより

校長室だより

「個から組織(輪)へ」(自信の裏付けとは)

達成された偉業「個から組織へ」

 令和4年度第3学期始業式 校長より

 

 皆さんおはようございます。令和5年の幕開けです。元旦から清々しい日々が続き、最高のお正月になったのではと、拝察します。早いもので令和の元号を感じてから早5年目、皆さんはお正月の願掛けにいったいどのような気持ちで臨み、どのような祈りや願いを掲げたのでしょうか。

 私はずばり、「充実した日常生活」をテーマに、健康と、皆さんの幸せを初詣にてお祈りさせていただきました。生活が充実しなければ、仕事も学業もおろそかになりがちです。日々の生活を規則正しく送ること。日々の行動全般や、それに伴い健康でいられる自分に対し、殆どがルーチンワークになるかもしれませんが、粛々と年度末まで業務を遂行していきます。

 

 さて、ここ3年間、年始にお話しすることはおおよそ同じになってしまいました。昨年は繋ぐということをテーマにお話をさせていただきました。歴史文化や自己技術・技能の継承を、自分の成長と照らし合わせ、後輩に託していく、そんな3学期であってもらいたいという旨のお話をしたと思います。

 

 学生駅伝3冠(出雲・全日本・箱根)、箱根駅伝を制した駒澤大学が成し遂げた偉業です。とてつもない偉業であると思います。個のスポーツにおいては、自己の鍛錬で成し遂げられることの大きさは、無限に拡張するものだと思います。自らの肉体や精神を可能なまでに研ぎ澄ませて、飽くなき目標に向け突き進むこと。探究心や努力が実を結ぶことによって、個々の能力をさらに伸張させていくものであると思います。

 

 しかし団体競技全般においては、決して個の力だけでは成し得ることのできない現実が多々生じます。先ずは有能な選手の確保、年間のレースを見越した総合的な計画と練習、練磨、トレーニング。こうした個々の力を10ものピースにあてはめ、一つでもかけた力にならぬよう、戦術を組む能力。まさに個から輪へ、ゆるぎないチーム力から成し得られる結果そのものだと思います。

 個の能力を信じ、連覇を達成する自信を植え付けた選手の力は計り知れないものです。

 

 事をなし遂げることというのは自らの大きな財産になります。受験に臨む3年生、世代交代した各部活動も、長くつらい冬を超え、また新たな試練を自分に与えること。資格試験や、自己に課した目標を達成すべく、令和5年を乗り切っていただければと思います。

 

 すべての行動や活動は組織があってこそ成立します。我々が施す個に応じた指導はもとより、上尾高校という強い絆のなかで、一歩ずつでもいい、1秒を削り出し自己の成果を後輩に、またこれから入学してくる受検生に対して繋ぐ気持ちを持ってください。組織が成長し、社会に認められるには、皆さんの能力や資質が必要です。皆さんなしでは激変する社会や難局に立ち向かえません。

 

 年頭に、大いなる飛躍を期待しながら、今年も皆さんの活躍を応援することができる喜びをかみしめながら、残り少なくなってきた教員生活の中で、職責を遂行していきたいと考えています。

 

校長 嶋村 秀樹

早いもので卯年の年男 2学期終業式 校長より

 

令和4年度第2学期末終業式 式辞

 

 

 早いもので今年も終わろうとしています。一年の計は元旦にありと言います。今年できなかったことや、継続していきたい事柄などがありましたら、年頭初詣の際に、声に出しながら心に刻んでいただければと思います。新たな気持ちを明確に示すことは、気持ちの良いことですし、この後の1年を過ごす上でも大きな違いがあると思います。

 来年の干支は卯です。私は年男になります。干支は十二支といい、ひとまとまりとなっています。現代は10進数を多用することは多いですが、12という数字が生活の多くの場面で使われていることは注目できることです。干支、星座、音楽の音律、度量衡、ダースやグロス、円の角度、時計など数えたらきりがありません。元来月の満ち欠けが年に12回あることに由来しているそうです。先ほど申しましたが、公務員の定年年齢は60歳、干支の12×5です。たかが12年を5周しただけですが、お達しとして、君は第二の人生に向かえという指令が来るわけです。

 人生100年、少し前は80年、50年等と言われてきました。長生きになったものです。定年延長もささやかれている中ですが、これからの人生も充実して生活できればと考えています。こうして皆さんとお話しできるのも残り数回なのか否か?年男として最後まで職務を全うできればと、考えています。

 これからの長い人生を有意義に過ごすにはどうしたらいいのでしょうか。時間は待っていません。光陰矢の如し。以下の漢詩を紹介します。

 

 「偶成(ぐうせい)」  朱熹(しゅき)

          朱子学とは、南宋の朱熹によって構築された儒教の新しい学問体系である。

 

 少年(しょうねん)老(お)い易(やす)く学(がく)成(な)り難(がた)し

 一寸(いっすん)の光陰(こういん)軽(かろ)んずべからず

 いまだ覚(さ)めず池塘春草(ちとうしゅんそう)の夢(ゆめ)

 階前(かいぜん)の梧葉(ごよう)すでに秋声(しゅうせい)

 

  偶 成たまたまできた詩

  少 年若者 「少」は若い

  光 陰光と影 「光」は昼・「陰」は夜 時間

  池 塘池の堤

  階 前きざはしの前 「階(きざはし)」は堂に上る階段

  梧 葉青桐の葉

 

【現代語訳】

 若年層の人間が年老いていくのはあっという間であるが、学問がものになるのはたいへんに難しいことなのである。

 だから、わずかな時間も惜しんで一生懸命に勉強すべきなのだ。

 春に池のほとりに草がゆらぐのを見ながらうつらうつらと夢を見ていたかと思うと、

 庭先のアオギリ(落葉広葉樹)はもう秋の気配を帯びている。

 

 今が学をおさめるには待ったなしの時です。闇雲に学問に向き合えというわけでもなし、かといって受験はあるし。私は就職だし、学問などは、と考える人もいるでしょう。しかし、受験はあくまでも自らの指針を決める一つの手段であり、進学後の学びによってさらに自己に磨きがかかるのです。また、他人同士との交わり、様々なバックボーンを持つ全国から集まる異年齢の人々と、交わり、苦楽を共にする。そんな関係性も学びの一つなのではないかと思います。

 

 私は、年齢を重ねてきてふと思うことがあります。

  教養のないことがいかに恥ずかしいことか。

  若いうちになぜもっと学問に対して探究できなかったのか。

  なぜ多くの趣味を持てなかったのか。

  家族や友人との時間をもっと多く持てなかったのか。

 

 多くの学びの姿が、きっと皆さんの成長を後押ししてくれるはずです。様々なことに関心を持てるよう、年始(冒頭)にしっかりとした目標を掲げましょう。

 

 お互いにまだまだ成長できるはずです。そうです、集中して物事に向き合えるにはあまりにも時間は少ない。そう考えながら、まとめの時期である3学期を迎えましょう。

中堅学年としての誇り

SDGsへの取り組みと、修学旅行の事前学習等について、2F渡り廊下に掲示されました。

行ったことや調べたこと、感じたことなど、声を出し皆に伝えていくことこそ大切な学びの形です。多くの来校者に向け、これからも情報を発信し続けてください。

  

企業とさらなる連携を図り、社会構造の根幹を学ぶ意識を持って欲しいと思います。

  

広島、関西方面へのアプローチ。平和学習への真摯な取り組みに注目です。

 

探究心を社会に還元する心意気とは

SDGs企業説明会が、2学年「総合的な探究の時間」主体にて行われました。

上尾市にゆかりのある11の事業所様に来校いただきました。ありがとうございました。

探究活動は、生徒自身が将来を見据える礎になる活動です。そこには普通科、専門学科の壁はありません。今回の聞き取り活動を基盤にし、企業とのさらなる連携と、事業所間の異業種としての交流が生まれることを信じ、壮大なプロジェクトが始まったと感じた一日でした。

参加事業所のHPにリンクが貼られる日も近いと感じております。ご期待ください。

筝曲部の発表です

コミュニティーセンターにて発表があり、仕事を抜け出し(休日)、現地へ。

老若男女上尾市に集う皆様が、発表する崇高の場に、本校生徒も参加していました。

演目は「石筍」、地下空洞に年月をかけながら成長する鍾乳石をイメージしているとのことです。

音色とともに、私自身が一体感に、感動しました。

 

授業観察をはじめました

早いもので、自己評価に関する授業観察の季節になってまいりました。

「〇〇はじめました」ってなにやら季節柄、唄に合わせて出てくる言葉のようですが、何よりも生き生きとした生徒の様子を観られることは、楽しいものです。視聴覚教材やPC等を多用しながら、工夫した授業展開がなされています。

定期考査前ということで、実技,実験等を中心に観察しました。

  

 3年理系化学は【アゾ染料の合成】の実験です。強力な染料ができました。

  

 2年音楽は男女3部に分け合唱です。ドイツ語も披露され、複合的な知識に拍手です。

令和4年度第2学始業式校長式辞より

令和4年度第2学期始業式校長式辞

                                 

 夏季休業も終了し、本日から非常に長いスパンの2学期が開始となります。多くの学校行事を過ごしやすい気候の中で行うことで、皆さんの成長を垣間見ることができる季節です。学びの場として、机上の理論では達成できない充実感が得られることでしょう。皆で協力し「自主的」かつ「利他的」(後ほど出る)に、コロナを言い訳に殻に閉じこもらない学校生活が送れるよう、本日から準備を整えていただきたいと考えています。

 

 大きな事故もなく、このように全員が一同に会し決意を新たにしながら、目標を達成すべく勉学や学校行事に励むことができることは、私自身このうえない幸せと感じています。

 

 さて私事となりますが、夏季休業中の8月後半に全国高等学校PTA連合会の研修旅行にて、石川県(能登半島、金沢近辺)に出向きました。埼玉県団の一員として、約百数十名の皆さんと3日間寝食、行動を共にしました。(県団以外にも多くの埼玉県PTAの参加がありました)

 

 今回の行程中、私はまざまざと、「求心力」というパワーを感じました。「求心力」を持つ(人為的、個々の努力だけでは無理)ことの大切さを、この研修旅行の中で、ある学校のPの方から教えていただいたような気がします。ちなみに、その方は上尾ブロック(上尾、桶川、伊奈)の高等学校で役員をやられています。私も教頭時代に知り合い、6・7年前から引き続き親交を深め、多々お世話になっている方です。とてもパワフルな魅力的な女性です。

 

ここはお名前は隠し、以下Yさんと申しておきます。

・Yさんの傍には必ず誰かがいます(それも他校の方です)

・Yさんのその日の行動は常に皆の話題に上ります

・Yさんの行動に引き寄せられることが多々あります(行く先々で)

・Yさんは決して出しゃばりません(私が私がということは決してありません)

・Yさんの名前は埼玉県団の全員が知っています(驚くべし誰に聞いても)

・Yさんは情に厚いのです(以前本校会長の弔事に真摯に対応下さいました)

・Yさんの行動は迅速かつ丁寧です(写真をとれば即配布)

・Yさんは自分の誕生日会を旅行解散日までに設定、多くの方の出席を確実なものとしました。無論私も、腕をつかまれ、いの一番に誘われましたが...

 

 「求心力」とは、周囲の人々を惹きつけて、その人を中心に行動を起こしていくことのできる力を意味しています。対義語は、「遠心力」です。力のかかる方向を考えればわかりますね。

 

 また、今回の全国大会の講中で、「利己的と利他的」の話がありました。「利己的」とは、よく自分勝手のように思われがちですが、成長過程においては利己的にならざるを得ないことは多々あります。「利他的」とは、自己犠牲を省みず他者のために尽くす姿が想像されます。まさにこの「利他的」な発想は、「求心力」のある人間が確立される前提のように、私は思いますが如何でしょうか。

 

 コロナ禍の中、リモートやデジタルツールを多様化する生活が増えてきています。便利なことが学校生活を大きく変えていく、学びを継続させる要因として定着することは、大きな価値があることとして捉えます。しかしながら、「求心力」を持つこと、「利他的」な行動をすることなど、繋がりが希薄になる現世では達成できないことなのかも知れません。繋がりの中で意見をぶつける。疑問に思うことを問いかける。「求心力」のある人間として成長できることは、対人間同士の関わりがすべてと捉えます。

 

 2学期は、大いに他者との触れ合いの中で、自己の感性を豊かにしていただきたい。他者に対し敬意を持て接する中で、「利他的」な行動がとれることで、「求心力」を自分のものにできることを確信する。そんな繋がりを、ささやかではありますが、実践してもらいたいと切に願っております。

 本日から皆さんの活躍に期待するとともに、自らの成長を共に確認していければこのうえない喜びです。年齢を重ねた私自身もまた一つ精神的に成長できるよう頑張ります。

 今しかない、今しかできないことは多く存在します。

 力を結集して学校の発展のため、実践に移していきましょう。

 

令和4年9月1日 

校長 嶋村 秀樹 

大規模改修終了に近づいております

夏季休業中の改修工事も終了に近づいております。

工事関係者の皆様には厚くお礼申し上げます。9月当初には間に合わない部分もあるかとは思いますが、

引越しを含め、チームで対応できればと考えています。力を結集していきましょう。

 

  

 HR教室は床、杉板が新調     職員室はラストスパート

  

 お迎えする玄関も綺麗に     応接、校長室はカーペットが

 

新しい施設は最初の管理が大切です。

皆さんでしっかりと守っていき、伝統を後世に繋いでいきましょう。