校長室だより
大規模改修終了に近づいております
夏季休業中の改修工事も終了に近づいております。
工事関係者の皆様には厚くお礼申し上げます。9月当初には間に合わない部分もあるかとは思いますが、
引越しを含め、チームで対応できればと考えています。力を結集していきましょう。
HR教室は床、杉板が新調 職員室はラストスパート
お迎えする玄関も綺麗に 応接、校長室はカーペットが
新しい施設は最初の管理が大切です。
皆さんでしっかりと守っていき、伝統を後世に繋いでいきましょう。
大規模改修工事(2) 順調に進行中です!
旧事務室と校長室の壁が取り壊され、新たに広い事務室になるようです。
今まで全定併置校の中で、最極狭の施設であったことは、今となっては懐かしい限りです。
旧職員室も、校長室、応接室、進路室に分割され、完成が楽しみです。
荷物昇降のため囲いが 事務室の壁はOPENに
2階へ行く階段も強化 奥が校長室、手前が応接、右奥が進路室
※今日は幾分涼しい一日となりそうです。外では部活動体験が行われています。
第1回学校説明会開催!(於:上尾市文化センター)
大盛況でした。志を胸に、受検に臨んでいただければ幸いです。
卒業生、生徒が主体となり、魅力を発信してくれました。ありがたいことです。
以降の行事も是非御参加ください。応募方法など、詳しくはHPよりお願いします。
生き生きとした生徒の態様を感じとっていただけたでしょうか?
これが、我らが誇る上尾高校にしかない上尾高校たる所以なのです。
※校長挨拶部分のスライドを掲載しました。【第1回学説挨拶.PDF】
大規模改修工事 順調に進行中です!
夏季休業中はALLで改修工事が行われています。
ちなみに私は、大会議室の一角を校長室として、事務室の方々と共同で間借りをしています。
仮の住まいです。 旧職員室です。
廊下には実験台の数々が。 壁も見事に空きました。
9月1日には荷物の引っ越し作業が終わり、2日から始業式です。
このタイトな日程で、全ての工事を終了させるとは、さすがプロ業者ですね。天晴!
また報告させていただきます。
令和4年度 第1学期終業式 校長式辞より!
令和4年度第1学期終業式校長式辞
皆さんおはようございます。先ずは1学期間大きな事故もなく過ごせたことに関してとても嬉しく思います。また、先ほど多くの表彰を行いました。全国の場に進む部活動もあるということで、全てが関係ないと思わず、是非仲間の活躍を楽しみにしていただければと思います。
夏季休業は成長の期間と位置づけられます。進路に向けた取り組みや、夏季休業中の補習日程に沿った自主的な学びを進めてください。必ずや自分の礎となり、基礎固めができ2学期に向けた大きな前進となることは間違いありません。
「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」
人間関係の基本は、愛情をもって接することにあります。しかし、溺愛(かわいいかわいい)であってはなりません。
上司と部下の関係でも、師弟関係でも、信念もなく部下や教え子に迎合(げいごう)する上司や指導者は、一見愛情深いように見えますが、結果として部下や弟子をダメにしていきます。これを小善といいます。「小善は大悪に似たり」と言われますが、表面的な愛情は相手を不幸にし、成長自体を妨げます。逆に信念をもって厳しく指導する上司は、非常でけむたいかもしれませんが、長い目で見れば部下を大きく成長させることになります。これが大善です。
真の愛情とは、どうあることが相手にとって本当に良いのかを厳しく見極めることなのです。
元日ハム 栗山監督
手塩にかけ球界を代表する4番打者に育てた中田翔がチームメートへの暴力行為で出場停止処分を受け、無償トレードで巨人に移籍した。果たして中田に対しての善行は小善だったのか、大善だったのか。日本ハム監督退任後も、「俺としては一生懸命(中田と)向き合ってきたつもりなんだけど、こういう結果になって、〝つもり〟でしかなかったんだなと本当に責任を感じている。
この夏以降多くの場面で多くの先生方や大人と接する機会があると思います。指導される一貫の中で、厳しさを感じることがあるかと思いますが、自分にとって、自分の将来を考えて指導していただいているということを感じていただきたいと思います。また、推薦方式による受験に臨む、就職を含めた面接の練習をしていただく、小論文の指導をしていただく、欠点の補習をしていただく場合も誰のために動いていただいているのということを感じながら、真剣・全力で物事に取り組んでください。大規模改修が行われている中ですが、学校内の環境が悪い分、工夫をしながら学校生活が送れることができれば、より効果の高いものとなると思います。
私も大会議室におりますので、是非大善を受けるためにも訪ねてきていただき、共に進路に向け学習していきましょう。
以上で1学期末の私からのお話を終了します。
学校評価に関する会議が行われました!
6月21日(木)
授業見学 学校評議員会 学校評価懇話会
を実施しました。「学校自己評価システムシート」に係る御意見を頂戴しながら、
後半の懇話会では生徒を交えて、「これからのコロナ禍における学校生活について」
という題目で活発な意見交換が行えました。生徒からは学校行事の正常化、実施に向
けた意見が数多く出されました。
他にも学校の課題解決に向けて真摯に受け止め、実行していくという強い決意が表
明されました。
1年間どうぞよろしくお願いします。
遠足に行くぞ!
待ちに待った遠足です。
天候が悪い出発時刻でしたが、じきに止むと思われます。
沢山の思い出をつくって、友情を育もうではありませんか。
全日制
1学年 : さがみ湖プレジャーフォレスト
2学年 : 東武動物公園
3学年 : よみうりランド
定時制
全学年ともに : 上野恩賜公園近辺
総探オリ実施しました!
2学年の総合的な探求の時間に関するオリエンテーションを行いました。
講師として
(独)JICA埼玉デスク 推進員 矢田部 建佑 様
芝浦工業大学 大宮校舎 SDGs学生委員会 ー綾いと-
の皆様をお招きして、今年度の研究テーマに沿った講義を実施しました。
今年度は、SDGsを中心に、持続可能な開発目標に照らし合わせた探究を推進していきます。
外部の方々、上尾市の広聴広報課の方にも御参会いただき、今後の探究活動の大いなる発展を
肌で感じることができました。
18歳成人に関しても民法改正、ますます高校生に責任が問われる時代となりました。
役割を果たせるよう、一つ一つの授業、活動全般に対し、興味関心を抱いてください。
令和4年度 第65回入学式 校長式辞
令和四年度第六十五回入学式 校長式辞
式辞
本日はお日柄も良く、また多くの保護者の皆様方に御出席いただき、誠にありがとうございます。感謝申し上げます。只今入学を許可された上尾高校の入学生の皆様方、入学誠におめでとうございます。保護者の皆様方におかれても、感無量、ここまで育てられた御子息、御子女の成長を目の当たりにし、感慨深く思う気持ちを察すると、子を持つ親の気持ちとして、相通じるものがあると、感じざるを得ません。まさに本日の入学式、集う全員の気持ちを察して、ここに喜びと、明日からの高校生活全般に係る期待、希望を感じさせてくれます。
さて、新入生の皆さんが抱く期待とはどのようなものでしょうか。我々公務員の使命は、期待にこたえ、皆さんの高校生活をより良いものに変えていく力添えをすることだと思います。私学の攻勢を目の当たりに感じている今、座して待つという姿勢では物事は変革していきません。ましてや次世代への教育に追随する大いなる変革に対応できる教育力を身に着ける。力強い学校経営を実現する高等学校でありたいと考えています。
また、保護者の方々が期待する信頼、信用という部分にも真摯に向き合いながら、公教育ならではの先進的かつ迅速な対応を心掛け、お子様の成長を後押しできればと考えております。
さて、本日午前中の始業式の中で私は、論語、「子曰く、人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、己(おのれ)の人を知らざるを患(うれ)う」という一説を述べさせていただきました。どんなに自分の実績が顕著であり、自己満足していようとも、他者との共存無くして、また、他者の偉業や功績をたたえられねば、自己の成長は認められないという孔子の教えです。戦いに出向く武士が、敵を知らずして戦術を練ることが出来ましょうか。スポーツの対戦の中で、決戦に挑む相手を知らずして、どのような対策を考察できるでしょうか。相手あっての人生。互いに尊重しあいながら、自己の成長を感じることができる喜びは、高校生活で、なくてはならないものです。多くの友人をつくり、夢を語り合いながら、実現に向けた三年間をおくれるよう、今日から上尾高校生として前向きに生活していっていただきたいものです。
結びに、本日のスタートを心にとめ、三年後の成長した自分の姿を心に描きながら、ひたすら、ただひたむきに努力する。上尾高校生としての誇りを持ちながら充実した高校生活を送ることができるよう、心よりお祈り申し上げます。校歌にも歌われる、あふれ出る希望は漲る力そのものであり、若い命の泉を潤すものなのです。
共に、元気に、意気新たに学んでいきましょう。上尾高校は皆の、我らの母校なのです。
令和四年四月八日
第二十四代校長 嶋村 秀樹
令和4年度 第1学期始業式 校長式辞
令和4年度第1学期始業式校長式辞
校長 嶋村 秀樹
式辞
新たに令和4年度を迎え、心晴れやかに皆さんの前でお話しできること、心より嬉しく思います。このように対面でお話ができることは、自分にとっても歴史的な事のように思えます。皆さんは年度の変わり目を有意義に過ごされたことと思います。
春は、別れと出会いの交錯する季節であり、この二つを経験することで、人は大きく成長していけるのだと思います。別れは辛いことですが、新たな仲間と出会える春、この奇跡の巡り合わせを大切にしていただきたいと思います。年始に私から、繋ぐこと、継承することの大切さをお話ししました。先輩から後輩へ、後輩はまた巡り合える新たな出会いの人々へ、襷を繋いでいける一年であってほしいと思います。
さて、論語の一文にこのような言葉があります。
「子曰く、人の己(おのれ)を知らざるを患(うれ)えず、
己(おのれ)の人を知らざるを患(うれ)う。」
孔子曰く、「人が一向に自分を認めてくれないと嘆いてはいけない。 自分こそ他人の良さをわかっていないのではないか、 真価を理解できずにいるのではないかと、そのことを憂いなさい。」
孔子の謙譲(けんじょう)の精神として知られている有名な論語の一文であります。
誰でも人に認められたいし、認められれば嬉しいものです。しかし、一生懸命に仕事に打ち込んでいるし、決して人には負けないほど努力しているつもりだが、その割には報われない。そんなときに、つい愚痴をこぼしてしまうのが人情である。
孔子は、自分の価値や能力を認めて貰いたいのであれば、まずは自分の周囲にいる優れた人物の価値を認めなさいと説いています。
独りよがりの自分は、他人から見ても成長できぬ要因があります。何故相手の良いところを知り、相手を敬う気持ちを持たないのか?少しでもそのような気持ちになり、そのような行動ができれば、自分に対する評価も違ってくるのに全く惜しい話しであります。といったところでしょうか?
今から7年ほど前、私が教頭でこの学校に赴任した一年目だったと思います。卒業式を終えた午後に、3年生の男子学生が、受験担当の先生に連れられて私のところに来ました。彼は泣いていました。「私は、第一志望どころか、ほとんどの大学が不合格となり、愕然としています。」「あんなに、努力したのに、全く歯が立たなかった。」「自分としては進みたくない大学に1校合格しただけで、仮面浪人しようと考えている。」「先生はどう思われますか?」と、堰を切ったように話し始めました。その大学名と学部を聞いて、私は、是非進んでもらいたい。大いに学ぶ価値のある大学と判断しましたが、彼は一度もその大学に足を運んだこともない。土地柄も、大学の雰囲気も、授業内容も全く調べていなかったのです。抑えとしてただ受験したのでしょう。私は入学し、勉学に励み、卒業することが最善と応えましたが、そのあとの彼の行動は全く分からずとなっています。もう、進学していれば、卒業し、就職をしている年代ですが、彼の消息は未だ不明です。
結論、知らないのなら、最初から受験する必要はなかったのです。
あの時、彼が自分の現状を素直に把握し、相手方に寄り添い、自らの智を傾けられたら、どのように変わっていたのか?自分が追い求める進路に対して真っすぐに立ち向かう事は大切であり、そのような考えもリスペクトしたいと思います。しかし、相手や敵を知ること。スポーツでも同じです。何故、敵情視察や、データ収集が必要なのか?最初から敗戦と思い戦う必要はないのです。勝てないと思っても相手を知ること、相手の行動や、実績を評価することで、己自身の成長が見込まれると思います。
高等学校に所属することは、他人と共存することです。お互いに利己的な観念を捨て、互いに寄り添いながら、生活していける。そんな高校生活を送ることができれば、後悔や間違いのない3年間であれると思います。
聞く、問う、語る。当たり前のことを当たり前に行いながら、これから先の1年、2年を有意義に過ごしていただければと思います。
以上で私からの話を終了したいと思います。互いに、楽しく笑顔あふれる上尾高校生であることを心から期待するとともに、自己の頑張りの中で、結果を残していっていただければ、この上ない喜びです。
以上で始業式の話しを終了させていただきます。御静聴ありがとうございました。