校長室だより
授業観察が始まりました!
今年度から全日・定時併せ100名近い先生方(非常勤を含む)の授業を観察することとなり、予定を前倒しし、この時期から授業観察をスタートさせました。
本日は3限の美術室にお邪魔して、2年4・5組の美術Ⅱ(版画制作)を観察させていただきました。
原画をトレーシングペーパーにうつし、木版にカーボンを敷きながら謄写しています。皆オリジナリティーある原画を用意して、実際に版画が完成するのが楽しみな授業でした。
中間試験後も継続して観察に励みたいと思います。
公開授業② 関心の高さがわかりました!
4限に保護者の方々をお招きして公開授業が行われました。
多くの保護者の皆様が、関心をもって多くの授業を参観していました。
本校特有の、互いに応援しあい、励ましあいながら能力を高めていく姿勢が随所に現れ、
観ていてすがすがしい気持ちにさせてくれます。
このような機会を今後も多く設定し、開かれた学校づくりに尽力していきたいと思います。
受付人数:
公開授業 176名 PTA総会 163名 進路状況説明会 380名
公開授業① 税務署・税理士会からの講義!
良い天気に恵まれました。本日はタイトルのとおり、学校が行われております。
4限の公開授業を前に...
商業科3年生に上尾税務署の副署長中村様より、御講義をいただきました。
昨年も3名の卒業生が、税務大学校でお世話になっています。関東甲信越の国税局管内では
上尾高校の卒業生は、研修の中でも成績が優秀で、期待されている学校の一つであるという
ことです。
さらに今年も、野球部甲子園組のOBであり税理士、越川先生に御来校いただき、エールを
送っていただきました。越川先生は、甲子園でファースト、3番バッターとして活躍された
方です。
配布レジュメにもありましたが、商業科で学んでいるアドバンテージを是非将来のキャリア
に役立てていただきたいということでした。B/SやP/L、有価証券報告書等を基に、今後
は会社の成長度合いなどを中心に、見る眼を養っていただきたいということ。また、税務職
員への誘いとして、明るい職場にようこそというお言葉も併せていただきました。
本日はありがとうございました。
今後もよき連携を、お願いいたします。
希望がある!
朝夕と日中の寒暖差が激しい日が続いています。校舎やグランドからは生徒の元気な声が響いています。
そうです、希望をもって生活しよう。学校の代表として各部活動の精鋭たちが毎日しのぎを削っています。
答えは一つではありません。みんなの気持ち、「強くなりたい」「上手くなりたい」「理解したい」「成長
したい」 様々な思いが答えになってはね返ってくる。答えは一つではありません。希望がある限り、完全
燃焼できます。
なぜなら私たちは上尾高校生だからです。
高みを目指そう。上尾高校、我らが母校。
修了式
本日修了式を終えました。希望実現に向けて努力できる新年度となることを願っています。
以下の話をしましたので、御確認ください。
校内のWifiネットワークの整備が終わり、先生方が何度もテストし、このような形で修了式を行えるようになりました。先日も性教育講演会を体育館から柔剣道場にライブ配信しました。授業でも予習や復習に役立つ動画配信なども行われています。だんだん学習環境が充実し嬉しく思います。
本校は対象になりませんでしたが、日本全国の高校生にアンケート調査をした結果があります。「あなたは自分の自由な時間がどのくらいあれば勉強しますか」というものです。みなさんは、どうでしょうか。「1時間?」「2時間?」「30分?」。この調査は学習成果が上がっているグループとそうでないグループに分けて統計処理をしています。学習成果が上がっていないグループは「4時間」と答えています。定期考査の前に時間があるから、ちょっと勉強するか・・、でしょうか。学習成果が上がっている高校生は「10分」と答えています。通学やちょっとした合間に、さっと頭を切り替えてちょっとずつ勉強するのですね。皆さんはどうでしょうか。その積み重ねが、気が付いたら追いつくことができない差になるのですね。学習と部活動の両立に悩む生徒が多いのも知っています。部活動も盛んな本校では、隙間時間をうまく使うことが大切になります。文武不岐賞をもらった生徒も、そうかもしれません。部活動の盛んな上高、学習と部活の両立で悩む上高生にとって、突破口になるのではないでしょうか。昨日の先輩方の話にも出てきていましたよね。よし、と思ったら実践してください。できるかなぁ、なんて思わずにまずやってみよう。明日からなんて考えていたら何もできるようになりませんよ。
先日の競技会では、企画や運営をしてくれた生徒の皆さんのお陰で 多くの生徒の元気な姿を見ることができました。大変うれしく思います。ありがとうございました。
今年一年を振り返ると、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた1年でした。ワクチン接種が終わり、寒い冬を越さなければ、感染がどのようになっていくのか、わからない部分があります。「どのような時に飛沫が飛ぶのか」そのメカニズムを講演会でも説明していただきました。私たちにできることは基本的な感染症予防対策を各自が着実に行うことです。明るい笑顔溢れる上高、これは本校の素晴らしさです。これが続くよう、協力をお願いします。
外では桜の花が満開を迎えようとしています。「桜は入学式の花」というイメージでしたが、年々開花が早まり、何年後かには「卒業式の花」になっているかもしれません。環境の変化は加速度的です。テクノロジーの変化も加速度的です。社会の大きな変革の中で、自分は何を武器に生きていくのか、どう生きていきたいのか、そんなことを考え、自分を変えていくことも大切になってきました。
4月からは新しい学年になります。新しい自分をスタートさせるには絶好の機会です。変わろうとしている友達を、温かく見守り、苦しいときは互いに励ますことができる、この素晴らしい上髙の校風、文化。私は大好きです。そんな学校であり続けたいと思っています。
皆さん元気に4月を迎えましょう。
卒業式
保護者の皆様にご臨席いただくことはできませんでしたが、本日卒業式を行いました。
以下校長式辞です。
桜のつぼみもふくらみ、春の訪れを感じさせる今日の良き日、埼玉県立上尾高等学校第61回卒業証書授与式をみなさんとともに挙行できますことは、私たちにとりましても、この上ない喜びです。卒業おめでとうございます。
今まで『当たり前』と思っていたことも、実は尊いものだと気づかされた一年でした。元気な声も楽器の音もボールを打つ音もしない、しんと静まり返った、主人公のいないこの場所は、学校ではありませんでした。奪われた日常にストレスを感じる日が続きましたが、よく頑張りました。再開しても元気なあいさつは聞こえず、暫くは、すれ違っても会釈をするだけでしたが、次第に元気になっていくみなさんの姿に勇気づけられました。わずか10秒のスピーチでも、書いた原稿を見ながら話をする皆さんは、次第に自分の言葉で説明できるようになりました。授業でも生徒総会でもインターハイのプレゼンでも見せてくれた堂々とした姿は他校の先生方もうらやむほどでした。成長していく皆さんは私たちに、多くの感動と、この学校で働く喜びを与えてくれました。心から感謝します。本当にありがとう。
保護者の皆様、本日はご臨席いただけませんでしたが、3年間ありがとうございました。見守り、励まし、そして心のリフレッシュにたくさんの時間を使っていただきました。たくましく成長した生徒たちを見るたびに、感謝の気持ちでいっぱいになります。お子様たちは私たちの自慢の生徒です。ありがとうございました。
刻々と変化する情報に翻弄される中、「AGE.FES」が生まれました。ゼロから何かを生み出すことの大変さと同時に新しいものを作り出す楽しさを感じたのではないでしょうか。アプリを自由に使いこなし楽しい映像を作り出す力には驚きました。いつもどおりというわけにはいきませんでしたが、それでもクラスTシャツを着て、熱い拍手で応援するみなさんに、負けた相手を拍手でたたえるみなさんに、上高が戻ってきたという嬉しさがこみあげてきました。
今日はあいにくの天気です。高いタワーは「霧」に包まれているかもしれません。そこからは美しい景色を見ることもできません。しかしもっと上に登り「雲」を突き抜ければ、下には見事な「雲海」上には輝く太陽を見ることができます。君たちは、今どこにいるのでしょうか。下から雲を眺めているだけでしょうか。晴れるのを待つだけでなく、自分の力で太陽を感じて欲しい。大海原を吹く風にまかせて航海するのではなく、海図やコンパスで位置を確かめ、目標を定め、自分で帆を張り、力強く進んでください。無事を祈る大切な人に連絡を怠ることがあってはいけませんが、時には魚と戯れ、時にはきらめく夜空の星に心をときめかせ人生を楽しむことも忘れないでください。運命の風に翻弄されてはいけません。一人一人が自分の物語を生きてください。苦難こそ希望への道しるべです。
心許し合える仲間に出会い、無我夢中で歩き続けた高校生活も卒業の時を迎えました。元気に駆け回った校庭、笑顔に光る汗、交わした約束、叱られたあの日も、泣いたあの日も、みんな忘れることのできない思い出です。君たちがくれた情熱は、いつまでもこの上尾高校に息づき、後輩へと受け継がれていくことでしょう。さあ新しい世界へ飛び立とう。必死になって、もがいて、生き抜いて、それでも辛い時には、帰ってきなさい、いつでも待っています。上高はいつまでも君たちの母校です。3年間ありがとう。
卒業生の門出を祝い、前途に幸多かれと祈りつつ、式辞といたします。
令和3年3月13日 埼玉県立上尾高等学校長 林 昭雄
大学入学共通テスト問題分析
3年生は大学入学共通テストが終わりました。ホッとする間もなく、二次や私大受験に向け勉強に励んでいることと思います。
先生方は共通テストの問題を各教科で分析しました。20ページになりました。昨年度は教員間で共有しただけでしたが、今年度は8日(月)に2年生に1冊ずつ配布します。1年生にはクラス10冊配布します。不足する場合に備え余分に印刷しました。
学校説明会が予定されていた1月16日、校長室から書いています
外を見れば太陽のぬくもりが溢れ、こんなに穏やかな日に、説明会を中止にしなければならなかった現状を残念に思います。リスク軽減策を行って実施すればできないこともなかったが、もし万が一、感染が拡大してしまったら取り返しのつかないことになる、中学生の将来に大きな影響を及ぼしてしまうと考えると、実施には踏み切れませんでした。
本日、目を輝かせる中学生の皆さんに出会うことは叶いませんでしたが、春に会えることを楽しみにしています。本校のホームページには、たくさんの動画がアップされていますので参考にしてください。また、本日の説明会を中止にさせていただくにあたり作成した動画も、事前申し込みをされた御家庭に送付しておりますので、参考にしてください。
お知りになりたいことがありましたら、遠慮なく御連絡ください。
3学期始業式講話
以下の話をしました。
おはようございます。2週間ぶりに、皆さんの元気な顔を見ることができました。うれしいものですね。しかし、再び「緊急事態宣言」が発出されました。感染力が強いウイルスに変異している場合もあります。警戒が必要です。
「マスク」「手洗い」「換気」をしっかりしてくれているが、「マスクを外す時」が生活の中にはあります。それは飲食をするとき。この時に感染するリスクが高まると言われています。学校では「昼休み」が心配です。「食べているときは話をしない」。これは守ってほしい。部活動でクラスターが発生しているという報道もあります。部活動前後の部室での更衣、部活動帰りに「ファストフード店」や「コンビニのイートイン」などで数人が集まって飲食することが大きなリスクになっています。やらないでください。自宅で友達が大勢集まって、お菓子を食べてジュースを飲んで・・、これもやってはいけない。どのような状況がダメなのか、想像力を働かせてよく考えて行動してください。
体調が悪い場合は、自宅でまず体調回復をはかってください。学校に来たい気持ちはちょっと抑えてほしい。良くなったら、また元気に登校してください。ご家族の体調不良も同じです。たとえ自分が元気でも、ちょっと家で様子を見てください。どうしたらいいか判断に迷うときは学校に電話してください。
3年生は、共通テストから始まる一般入試の時期を迎えます。不安がいっぱいかもしれません。入試は予定どおりに行うと言っています。あとは自分の気持ちの持って行き方です。やるべきことをしっかりやって、落ち着いて臨んでもらいたい。
君たちの考え方、行動次第では、感染拡大を断ち切ることができる。すぐ近くまで感染の波が迫っていても、自分たちのところで断ち切ろう。でも疲れてしまったら、一人で抱えないで、相談しよう。友達でも先生でも、御家族でも。これも約束、守ってください。
2学期の終業式では、君たちに「あきらめたくないもの」はあるのでしょうかと問いかけました。自問自答してくれたでしょうか。今は様々なことに再び制限が加わりました。「あきらめたくない」と思えば、このような時でも、きっと成し遂げられることはあるのだと思っています。
一人ひとりが「あきらめたくない」と思うその心の灯を大事にしながら、友達の想い、互いの心の絆を大事にしながら、3学期を有意義にすごしてください。
本年もよろしくお願いいたします
令和3年がスタートいたしました。生徒の成長を願い一日一日を大切に取り組みます。