校長室だより

OB・OG講演会 国税査察官の仕事とは!?

OB・OG講演会
「税に生きる ~国税査察官として~」
上尾税務署長 木村 智明 様

 
 本校商業科の卒業生で、上尾税務署長の木村智明(のりあき)様にご講演いただいた。木村様は昭和51年(1976年)の卒業後、国税庁に入庁され、今年7月に地元上尾税務署長に就任された。
 これまでのキャリアの中で特に国税査察官いわゆるマルサの仕事に18年間携わり、統括査察官、特別国税調査官、査察総括第一課長など、脱税という犯罪に対して強制捜査権を行使できる立場で戦ってきた、その道のプロである。
 講演の前半では高校時代の思い出と進路選択について語ってくれた。
 木村様は186cmの長身。期待の左腕投手として昭和48年に野球部に入部し1年の春の大会からデビュー戦で完封するなど大活躍、県大会決勝進出の原動力となった。しかし、その後、肘を痛めて、ついには大好きな野球を断念。チームは昭和49年、50年と2年連続、夏の甲子園に出場した。
 絶望の中で進路選択に向き合う状況。塾に通って大学進学を目指して勉強を続けていたところ、自身も国家公務員だった父親から「公務員試験を受けてみたらどうか」と言われ、大学入試の練習という位置づけで受験することにした。高卒で受験可能な公務員の中で最も給与が高い税務公務員を受けたところ合格。親や担任の先生の勧めもあり、この道を歩み始めた。
 入庁して10年が経つころ、映画「マルサの女」が大ヒット。査察官の仕事に魅力を感じ、異動希望を出し続けて平成2年から、その仕事に就いた。

感謝を込めて全校で校歌を斉唱。

 査察官の仕事についてはドラマ仕立ての動画DVDを試聴した。
 全校生徒、教員も一緒に、国の財政の基盤を支える仕事に誇りを持って携わる税務官の姿に触れることができた。
 あわせて、研修環境が充実し女性の就労環境も整っている税務官という進路の選択肢についても詳しい情報を得ることができた。

 講演終了後、木村様からお聞きしたところによると上尾税務署には他にも3人の卒業生がいるという。また近隣の他の税務署長を務めている卒業生もいるそうだ。税務界(業界?)の上高人脈を絶やしてはならない。
 商業科3年生の女子が、今年度実施の採用試験に合格しており、来年4月には埼玉県和光市にある税務大学校に入学する。