校長室だより

彩の国ビブリオバトル2019

 10月26日(土)彩の国すこやかプラザで「彩の国ビブリオバトル2019」が開催され、本校からも3年生が参加しました。県内の公立・私立高校の33名が参加し、6ブロックに分かれた予選を経て、各ブロックのチャンプが決勝戦でグランドチャンプを目指しました。

 5分間「おすすめ本」をひたすら紹介。その後2分間聴衆の質問に答えます。この本読んでみたら、きっといいよ。と聴衆をその気にさせることができるかどうか、思わず「読みたい」と思わせることができるかどうか。それを伝えることができるかどうかが問われました。

 本校生徒は「宇宙兄弟」を紹介。「宇宙兄弟」は、子どもの頃に、UFO(らしきもの)を目撃した南波兄弟が、月面を目指すことを誓いJAXAに通うようになる、そこから始まる物語です。

 思わず「心のノート」に刻みたくなるキャラクターたちの言葉の数々を紹介するとともにこの本の面白さを伝えました。特に宇宙船の中で「死ぬ覚悟なんていらねえぞ 必要なのは“生きる覚悟”だ」という言葉に心を打たれたと話していました。

 残念ながら本校生徒は決勝には進めませんでしたが、「伝えることの難しさ」を実感したようです。

 そういえば、「失敗を知って乗り越えたモノなら それはいいモノだ」なんて言う言葉もありましたね。自分の夢を妨害するのは、怠惰な自分という思いを「俺の敵はだいたい俺です」と表現したところや、「まずは音を出して 音を出さなきゃ音楽は始まらないのよ」なんていう言葉も、どこかにあったような気がします。

 

 前向きに挑戦したことは、それがたとえ不発に終わっても、そこには必ず収穫がある。その収穫は他でもない自分自身の心の中にあるはずだ。と私は思います。頑張れ上高生。

 

 スピーチについては、4月本校で行われた「新入生歓迎会」を思い出します。真面目な本校生は、わずか数十秒のスピーチも「間違ってはいけない」という意識が先行し、誰もが下を向き原稿を読んでいました。「そんなことでは思いは伝わらない、原稿を見ないで話しなさい」と言いいました。あれから半年。ビブリオに出場したこの生徒だけでなく、多くの生徒が原稿を見ずに数分のスピーチをするようになりました。時に言葉を忘れ、しばし立ちすくむこともありますが、多くの生徒が見せる「やろうと意識し努力する姿」に校長として生徒の成長を感じ、嬉しく思います。まだまだポテンシャルのある生徒たちです。能力が開花し伸びるよう私たち教職員も頑張ります。