日誌

【ワンダーフォーゲル部】全国大会(福岡インターハイ)報告

報告が遅くなりましたが、8月2日~6日にかけて令和6年度全国高等学校総合体育大会登山大会が実施されました。本校からは、A隊(男子)が参加・健闘してきましたので、報告いたします。

 

8月1日
この日は、福岡県への移動日です。羽田空港から福岡空港まで飛行機で行き、監督リーダー会議が行われる「そえだ公民館」に向かいました。会議の後、旅館「ふくせんか」に行き、そこで泊まりました。次の日からいよいよ全国大会。初めての全国大会で緊張しながら休んだ1日でした。

 

 

8月2日
荷物整理の後、そえだ公民館に向かい、開会式に参加しました。その後は幕営地である「英彦山青年の家」へ向かい、そこで知識審査(ペーパーテスト)を実施し、その後テントの設営審査、炊事審査を行いました。選手本人なりには「よくできた」とのことでした。次の日からは、いよいよ登山開始です。

 

8月3日
3:30に起床し、朝食・荷物整理を済ませ、5:30に出発。行程は以下の通りです。
行程:英彦山青年の家……鷹巣原駐車場……上仏来山分岐……しゃくなげ荘跡……雲母坂……銅鳥居……奉幣殿……産霊神社……中岳……北岳……高住神社……英彦山青年の家
大会中、監督隊は、選手とは別行動だったので、限定的にしか写真が撮れませんでしたが、雰囲気でもお伝え出来たらと思います。

途中通った奉幣殿は長い階段を上らなければならず、気温も高い中、メインザックで登るのは過酷でした。奉幣殿自体は、立派な社殿があり、階段には茅の輪がありました。山行途中だったので、選手たちは参拝する時間はありませんでしたが、また機会があるときはゆっくりお参りしてほしいですね。

 

8月4日
前日と同様、3:30に起床、5:30出発です。予定ではメインザック行動だったのですが、気温が高く熱中症の危険性もあったため、急遽サブザック行動になりました。この日の行程は以下の通りです。
行程:英彦山青年の家……高住神社……薬師峠……北岳分岐……ケルンの谷……南岳……材木石……大南神社……三呼峠分岐……奉幣殿……鷹巣原駐車場……英彦山青年の家
荷物も身軽になり、体も登山に慣れてきたため、前日に比べて余裕の表情で山行を楽しんでいました。道のりは前日より長かったですが、アップダウンはそこまで激しくなかったため、監督隊ともども、歩行や景色を楽しめました。ケルンの谷では、たくさんのケルン(石積み)がありました。どんな経緯でこんなにできたんでしょうか。

 

8月5日
山行最終日です。前2日間は、英彦山青年の家に戻りましたが、この日は、宿舎「ふくせんか」に戻る日だったので、幕営地から出発し、斫石峠までの長い道のりを歩きました。
行程:英彦山青年の家……鷹巣原駐車場……奉幣殿……玉屋神社……汐井川渡渉点……深倉分岐……岳滅鬼峠……岳滅鬼岳・岳滅鬼山……三国境……宝珠山……釈迦ヶ岳分岐……斫石峠
深倉分岐からはようやく選手と監督が一緒に行動でき、短い中でしたが、生徒との山行を顧問も楽しみました。その時からは審査の対象ではなかったので、みんなリラックスすることができました。深倉分岐のところではギターを弾く先生、それに合わせて歌う選手、手拍子をいれる多くの人たちがいて、楽しい雰囲気の中、最後の道のりをスタートできました。
ちなみに、岳滅鬼山(がくめきやま)という名前を見て、『鬼滅の刃』の舞台か! と思われるかもしれませんが、実際のところ関係ないのだとか。しかし、岳滅鬼山の看板の後ろには、禰豆子と伊之助が!

 

 

8月6日
朝食を済ませて、閉会式会場へと向かいました。長かったようで、あっという間の1週間でした。事前準備は大変でしたが、終わってみれば良い思い出です。つらくも楽しい大会を過ごさせてもらいました。
また、埼玉県にいるだけでは出会えなかった人々と出会えたことが、何よりの収穫です。選手たちも、友達の輪が広がったようでした。この全国大会がゴール、ということではなく、ここからがスタートです。埼玉に持って帰ってきた今、少しでも人生の糧にできればよいのではないかと思います。暑い中でしたが、お疲れさまでした!
これにて、3年生が全員、引退となりました。いままで応援し、支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。