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【ソフトボール部】新人戦南部地区予選の結果

こんにちは。ソフトボール部顧問の小熊です。

8月20日(火)、22日(木)に戸田道満ソフトボール場で行われた新人戦南部地区予選の結果をご報告します。7月5日(金)浦和東高校で行われた代表者会議の結果、各校顧問の先生方の投票により上尾高校は南部地区第5シードに選出されました。3年生の先輩たちがインターハイ予選で頑張っていた姿が印象に残り、それが評価されて投票して頂いたように感じました。抽選の結果、対戦校は川口北高校と市立浦和高校に決まりました。せっかくシード校に選んで頂いたので、シード権を守れるよう夏休みにしっかりと練習して臨みたいと思いました。

8月20日(火)Aコートの第一試合で川口北高校と対戦しました。やはり新チームになって初めての公式戦だったので1回表に2点先制したものの堅さが見られ、裏の相手の攻撃ではフォアボールやヒットなどで1点をすぐに返されてしまう展開でした。2回表の上尾の攻撃で先頭バッターがフォアボールで出塁した後、盗塁や相手のミスで1点追加点を奪いましたが、その裏にツーアウト満塁のピンチを迎えるなどリズムに乗れませんでした。この回は相手3番バッターをピッチャーゴロ、ホームフォースアウトにして無失点に終わりにすることが出来ました。結果的に11対3で5回コールド勝ちをしましたが、内容的にはあまり良いものではありませんでした。

午後の試合は市立浦和高校とブロック1位をかけての試合になりました。上尾高校の先攻で試合が始まりました。1番バッターは追い込まれボール球を打ちピッチャーゴロでアウトになりましたが、その後相手ピッチャーが制球に苦しみ、エラーやフォアボールがからみ、5点取った後に再び1番バッターに回りました。今度はしっかりと甘いボールを捉えてセンターオーバーの満塁ホームランを打ち9点を初回に取りました。その裏の攻撃でノーアウト2塁3塁のピンチを招きましたが、3番4番5番を三者連続三振に切ってとり、無失点に抑えることが出来ました。その後追加点を取り、結果的に14対3で3回コールド勝ちでブロック1位になることが出来ました。1年生ピッチャーが失点はしましたが、よく投げたと思いました。

8月22日(木)に各ブロックの1位同士で戦う1位トーナメントに出場しました。相手チームはⅮブロック1位の大宮東高校でした。先攻の上尾高校は1番バッターが追い込まれながらもレフト前ヒットで塁に出ると、2番バッターがピッチャーの横にバスターで打球を転がし内野安打となって、いきなり得点が取れそうなチャンスを迎えました。しかし3番バッターも4番バッターも簡単にフライを打ちツーアウトになって、ランナー12塁のままで5番バッターに回りました。あまり流れがよくなかったので、得点は難しいと思っていたのですが、ワンボールワンストライクからの高めのボールを振り抜くと、左中間オーバーのツーベースヒットとなり2点を先制することが出来ました。1回裏の大宮東高校の攻撃を抑えることが出来れば、試合を有利に進められると思ったのですが、ピッチャーが意識し過ぎたのか、相手1番バッターにストライクが入らず、スリーボールワンストライク後のストライクを取りにいったボールをフルスイングされて完璧な当たりのセンターオーバーのスリーベースヒットを打たれてしまいました。ピッチャーはこれに動揺し、2番バッターにフォアボール、3番バッターの時にはワイルドピッチで1点を失い、その後3番バッターもフォアボール、4番バッターのショートゴロでは3塁ランナーをホームでタッチアウトに出来ましたが、その後5番バッターもフォアボール与えた後にヒットを打たれて、合計3点を取られて逆転されてしまいました。完全に流れは相手チームの方へ行ってしまいました。その後上尾はツーベースヒットを打つなどして出塁するものの、走塁ミスもあり得点できませんでした。3回以降は大宮東打線の猛攻を受けて、3回に5点4回に4点取られて結果的に2対12で4回コールド負けをしてしましました。大敗してしまいましたが、この試合は自滅せず練習してきたことを発揮出来ていれば、内容的に互角に戦えたと思える試合だったのでとても残念に思いました。

上尾高校は午後に浦和東高校との5位6位決定戦に回ることになりました。先攻を取った上尾高校でしたが、前の試合の悪い流れが引き続き、1回表の攻撃を三者凡退に抑えられるとその裏の浦和東高校の攻撃は1番バッターにセンター前ヒットを打たれてセンターがゴロの処理をミスしている間に2塁へ進塁された後、2番バッターが送りバントを決めて、ワンアウト3塁で3番バッターに回りました。その3番にはデットボールを与えてしまい、4番バッターで勝負のところで、大宮東高校との試合と同様バッテリーミスで先制点を与えてしまいました。その後4番バッターはイージーなサードゴロでしたが、サードがファーストへ悪送球してしまい2点目を献上してしまいました。後述しますが、この時すでにサードの選手は負傷しており痛みを隠して試合に出ていました。2回表に先頭の4番バッターのフォアボールから送って、7番1年生のDPの選手がレフト前にタイムリーヒットを打ち1点を返しましたが、その裏また同じような展開でフォアボールやヒットが続き3点を取られてしまいました。3回表に1点4回表に1点と追い上げていった4回裏に入ったところで雷鳴が鳴り響き、試合はそこで急遽中止になり、翌日への継続試合となってしまいました。

3対5と2点差を追い上げているゲーム展開ではありましたが、気持ちを切り替えて翌日の試合でも良いと思っていました。しかしキャプテンから帰宅後に連絡が入り、サードを守っていた1年生の選手が大宮東高校との試合の中で強い打球を指に当てていて、何も言わずに我慢してプレーしていたのですが、病院で診察してもらったところ骨折していたということが判明したとのことでした。これにより翌日の試合続行は不可能となってしまいましたので、南部地区専門委員長にやむを得ず棄権する旨をお伝えし了承して頂きました。

体温を超えるような暑い日が続いた夏休みの練習を全員で頑張ってきたので、この浦和東高校との最終戦は、DPFPを駆使して選手全員を先発で試合に出場させていました。日々の練習を頑張っているのに、試合に出てプレー出来ないというのは、何のためにソフトボールをやっているのかわからなくなってしまうと思ったからです。ですので、今回のように1名でもケガ人が出てしまうと棄権になってしまうというリスクは承知の上でした。わかっていたこととはいえ、今回の件は対戦校はもとより、大会の運営をされている高体連の専門委員の方々や準備していた公認審判員の方々には大変申し訳ないことをしてしまったと思っております。

今回の新人戦南部地区予選は第6位という成績でしたが、11月の新人戦県大会では、保護者を含め支えてくれている方々に恩返し出来るように、さらに上位を目指してこれからもチーム一丸となって練習を頑張っていきたいと思います。

 

※大会当日も引退した3年生たちが応援に駆けつけて来てくれました。

試合の様子を写真に撮ってくれていたので掲載することが出来ました。いつもありがとう。