今日の上高

2019年3月の記事一覧

笑う 平成最後の修了式

本日をもって平成30年度の教育活動に区切りがつきました。
多くの部活動、トータルマラソン、競技会の表彰があり、校長奨励賞「文武不岐賞」の在校生伝達で幕を閉じました。
表彰に要した時間は40分。日々実績を残してくれて嬉しい限りです。

校長先生から、今回は世阿弥の言葉7段階の人生論『風姿花伝』の第一章から、「一期の境」のお言葉をいただきました。
これは「年来稽古条々」といい、この本来の趣旨は、年齢に応じた稽古の仕方を示すもので、年齢に応じた対処の仕方や、歳を経ていく自らについて、後世に伝えるものですが、教育者として、親として、どのように子ども(若年者)に対応していったら良いのかという観点や、年齢を経ていくことにも言及しており、世阿弥の教育論、人生論としても示唆に富んだ内容となっています。
逆境をどう生きるか。世阿弥は、「たとえ人が笑おうとも、そんなことは気にせず、自分の限界の中でムリをせずに声を出して稽古せよ」と説いています。限界のうちで進歩がない時には、じっと耐えることが必要だ。そこで絶望したり、諦めたりしてしまえば、結局は自分の限界を超えることができなくなる。無理せず稽古を続けることが、次の飛躍へと続くのです。
高校生の年齢と照らし合わせ、まさに転機が訪れていることを感じなければいけません。
4月に元気な顔で新入生を迎えましょう。

進路体験発表会

3月20日 先日卒業した卒業生を呼んで自分の進路実現について話してもらう進路体験発表会を実施しました。
どの会場でもとても良い話がたくさんあり、在校生は刺激をもらうことができました。
発表会後、進路室には進路について調べるため多くの生徒が来ており本当に有意義な会になったのだと思います。

卒業生の皆さん、これから長い人生が続いていきますが、上高での思い出を胸に頑張って下さい。応援してます!!
  

 

 

 
 

しなやかにタフに生きよ~性教育講演会~

『コンドームの達人』として有名な医師、岩室紳也先生をお招きし、『思春期のこころと性~しなやかにタフにこれからを生きるために~』と題し、講演していただきました。岩室先生は、泌尿器科医として患者さんの治療にあたる傍ら、年間100本以上の講演をしていらっしゃいます。「君は男?どうしてそう言える?」「フラれたらどうやってストレスを発散する?」など生徒たちとの軽妙なやりとりを混ぜながら、思春期の今の自分のこころと体にどう向き合い管理していったらよいのか、これからの人生において直面する人生の課題への対処の方法を、ストレートに具体的に教えてくださいました。また、2次元、スマホ・SNSといった現代の若者ならではの生活の現状をふまえた上で、人と話すことの大切さ、現実に周りにいる仲間と集って語ることの大切さを再確認させていただきました。男女のこころと体の違いやエイズ・性感染症の予防、薬物乱用防止など、性のこと生きることをリアルに考えさせてくれる講演でした。マイク1本でさらりと繰り出される岩室ワールドに生徒も教員もすっかりひき込まれたスペシャルな75分間でした。